まふゆside
「…っ、そんなの駄目だ、。オレは、スターになる男、天馬司だから、」
「ねえ、天馬くん。」
「、なんだ?」
「自分で自分に呪いをかけてどうするつもりなの?」
「、はっ? 」
「今貴方は自分でかけた呪縛に囚われているの、…私には分かる。私も貴方と同じ。でも、少し考えて、。貴方はスター以前に、人間だって事を。」
「…っ、。」
「いずれ貴方はその呪縛に耐えられなくなって、壊れる。だから、今、休んで。」
「…オレの事を解ってる様な事を言うな!!お前に何が解る?赤の他人のお前が!!オレは、オレは…っ、!…オレと同じだと?巫山戯るな…!」
「天馬くん」
「なんだ?もう、こんな、惨めな姿を誰にも見られたくないんだ、。ほっといてくれないか、?」
「惨めなんかじゃない。ねえ天馬くん。さっきみたいに辛い事、ちゃんと誰かに吐き出した事はある? 」
「…、ない。」
「それだったら、私達に吐き出して。私達は貴方を受け止める。迷惑、かけるなんて想わなくていい。私だって、ニーゴの皆に沢山迷惑掛けた。」
「まふゆ…。」
「ま、散々迷惑掛けられたし、もう慣れてるわ。」
「だから、天馬くん。」
私は天馬くんに手を差し伸べた。
薄暗い空間には一筋の光が射していた。
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