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大変遅くなりました。
記念品。の「これまで」も「これから」も(若様誕生記念)の続きでございます。
よかったら、前編もごらんください。
💙×💛 BL
「シアワセ」
大丈夫な方だけどうぞ↓
「っあ、はぁ、わかいっ、」
「んー?きもちぃ?」
「っ、ん、きもちいからっ、やめっ」
「やーだ❤︎」
あれから、ケーキを美味しく食べて、あまり飲むなと言われたけれど、粘って粘ってちょっとだけ飲んで。ゲームをした。
結局、あんなに飲むな飲むなと俺に言った涼ちゃん本人が一番酔っ払っている。
「うーん、わかいぃ、おっきくなったねぇ、泣」
「はいはい、」
「すきだよぉ、」
「俺も好きだよ。」
そんなでろでろで抱きつかれると、困るんですけど。かわいいなぁ。おい。
元貴がそんな俺らを呆れたように見つめて、立ち上がった。
「じゃ、そろそろ帰りますか。」
「かえっちゃうのぉ?」
「そりゃ、恋人の甘い夜を邪魔する気はないからね。、、、改めてお誕生日おめでとう、若井。」
優しく微笑んだその顔を見て、少しだけ泣きそうになった。
「最後に、俺からもう一つプレゼント。」
小さな紙袋を置いて、じゃ、あんま無理させてやるなよー、と言いひらひらと手を振って帰っていった。
俺らに気を遣ってくれているところは本当にありがたいけれど、あいつ、掃除もなにもせずに帰っていきやがった。
俺の誕生日なのに。本当にずる賢いんだから。
「わかい?」
そうだ、俺はこのでろでろの酔っ払いをどうにかしなければならない。
「ほら、涼ちゃん、水飲んで。」
「んー」
涼ちゃんが水を飲んでいる間に、元貴の置いていったプレゼントを開く。
「、、、ふっ」
本当に元貴ってやつは。
静かに笑った俺を、涼ちゃんが不思議そうに見上げる。お前の誕生日プレゼント、しっかり使わせてもらうよ。
「ねぇ、涼ちゃん。今日、俺の誕生日だから好きにさせてくれるよね?」
「、、、?いいよ?」
よし、言質はとったからね。後からいやいや言わないでよ。
そこから、涼ちゃんをベットに引き摺り込み、行為をはじめ、冒頭に戻る。
「こんなのっ、きいてないっ、あぅ」
元貴が置いていった袋には、可愛らしい首輪と、猫耳。首輪にはチェーンが付いていて、かなり本格的だ。
「んー?でも涼ちゃん、すっごく似合ってるよ?❤︎」
「んぅ、うるさいっ/、あっ」
いつかは、猫耳と首輪をつけて欲しいと思っていたし、妄想もしていたけれど、想像していた以上に興奮する。ちょっと反抗気味なのも相まって、かなり下半身にくる。
そんな俺は今、ベットの上であぐらを組み首輪のチェーンを握り、目の前で玩具に遊ばれている涼ちゃんを見下ろしている。
「ほんとにっ、へんたいっ、ぁん、ばかっ、」
ちょっとお口が悪いんじゃない?変態なのは自覚してますけど。
「ふーん?俺、バカなの?」
「ばかっ、あほっ、へんたいっ、あ、や、んっ」
「っん!?あぅ、」
チェーンを引っ張り、涼ちゃんの顔を近づける。唇の触れそうな距離で、低い声を意識しながら囁く。
「ねえ、あんまりバカバカ言ってると、お仕置きしちゃうよ?」
「ひぇ、/ごめんっさい、」
あらあら、泣いちゃった。泣き顔なのに、エロいのはなぜなんだろう。
「ふふっ、泣いちゃったの?唆るね〜」
「なぁ、//、へんたいぃっ!?」
玩具の強さを強にする。俺、ちゃんと忠告したけどね?
「んぁっ、まって、つよいぃ、いっちゃ、う」
「いけよ」
「やだっ、わかいのっ、わかいのでっ、いきたいっ、んぅ」
「っ、」
俺は静かに玩具を止め、中から抜きとる。煽るのもほどほどにしていただきたい。
「っん、はあはあ、わ、かいっ?」
コテッと首を傾げ潤んだ瞳でこちらを見上げる涼ちゃんの可愛さに喉がなる。無自覚なのが本当に困る。
頬に手を添え、顎をくすぐると恥ずかしそうに擦り寄ってきた。本物の猫のような仕草に興奮は高まっていく。
そっと押し倒して、服を脱ぎ涼ちゃんの上に跨る。
「ね、もういいよね?」
そっと触れるだけのキスをして、足を持ち上げる。
「っん、」
顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに目を逸らした後、承諾の合図をした。
ぱんっ❤︎ぱんっ❤︎ぐちゅ❤︎
「あっ、んあっ、はっあ」
涼ちゃんの喘ぎ声と肌がぶつかり合う音が部屋に響く。
もうすでに一度達した涼ちゃんは蕩けた顔で、されるがままに揺さぶられている。
「っは、りょうかっ」
「あんっ、っは、ひろとっ、」
「きもちいっ、?」
「っうん、あん、きもちっ、あ」
涼ちゃんは俺の首に手を回して、顔を近づける。頬にかかる吐息が擽ったい。
「ねっ、あ、ちゅ、しよ、」
「んふふ、かわいっ、ちゅ」
深く深く愛を確かめ合うようにキスを繰り返す。
「っは、そろそろいきそっ、」
「っあ、ひろとっ、だいすきっ、」
「っん、俺も愛してる、っあ」
2人で達して、息を整える。数秒見つめ合って、笑い合う。
後片付けをして部屋に戻ると、涼ちゃんがベッドの上でボーッと寝転んでいた。
カーテンから差し込む月明りに照らされた涼ちゃんはどこかへいってしまいそうな儚さをもっていた。
それに少し怖くなって、急いで横に潜り込み、暖かな身体に抱きつく。
「んね、わかい」
涼ちゃんが寝返りをうってこちらを向く。事後のせいか少し声が掠れている。
「、、、どした?」
いつになく無表情な涼ちゃんに、おそるおそる聞き返す。
「おれ、いま、すっごいしあわせ」
そう言って、涼ちゃんは花が咲いたように笑った。その笑顔に胸がきゅっと高鳴る。
「、、、そう」
「ふふっ、なんだか若井の誕生日なのに俺ばっかり幸せもらってるなぁ」
涼ちゃんは俺の胸に顔をうずくめる。
いつもだったら恥ずかしくて涼ちゃんみたいに真っ直ぐに言えないけど、今日くらいなら。許してもらえるかな。
「、、、そんなことないよ。俺は涼ちゃんといるだけで幸せだよ。涼ちゃんが笑うだけで笑顔になれ、、、涼ちゃん?」
とても静かな涼ちゃんを不思議に思って覗き込むと、規則正しい寝息を立てて眠っていた。
その安らかな寝顔に自然と頬が緩む。
自分の愛情を全部伝えるのはまだ先か。涼ちゃんのマイペースさが愛おしくて、少し憎くも感じる。
明日もたくさんキスしてもらおう。幸せに包まれながら眠りについた。
次の日
「「おはようございまーす」」
「あ、2人ともおはよう。、、、どうだった?俺の誕生日プレゼントは?」
「最高でした。元貴様。」
「ふふん、でしょ」
「ん?どゆこと?誕生日プレゼント?」
「あの首輪と耳、元貴がくれたんだよ」
「、、、は!?//」
「喜んでくれたようで良かった良かった」
「な、あ、//も、もとき!!許さないんだから!!」
「うわ、!?」
マネ「どうしたんですかあれ、」
「いつものじゃれあいですよ。さ、今日も元気に!仕事するぞ!」
マネ「は、はあ、」
みぐり。です。なんかめちゃ長くなった。
遅くなったのがあれですが、かなり満足です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。