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注意書き
iris
nmnm
死ネタ
𝖼𝗉 水 × 桃
殴り書きです。よく分かんない
桃「あの…お写真撮るの、好きなんですか?」
僕たちの出会いは少し変だった。
水「好きですけど…それがどうか?」
僕がそう返すと、君は慌てふためいて、
桃「あ、っえっと!…その、!!俺、写真撮るの下手なんですけど…!でも写真見るのが好きで!!」
あたふたしている彼は、なんだか可愛らしかった。
水「ふふ、ゆっくりで大丈夫ですよ。」
そんなことを言ったら、君はへにゃりと笑ってから、
桃「っありがとうございます!!」
そう言った。
彼 __ ないちゃんは、写真を見ることは好きだが、写真を撮るのが絶望的に下手だったらしい。
それでも頑張っていたが いつの間にか諦めてしまったそう。
そんな中、僕がカメラを持っているのを見て、これはチャンスだ。と思い 話しかけてみたとのこと。
僕がカメラを持っていなかったら、ないちゃんと仲良くなることがなかったと思うと、少し感慨深いものがある。
桃「ほとけっち!聞いてる?」
水「…あー、ごめんごめん!聞いてなかったや」
少しぼーっとしすぎてたようだ。
桃「もう、ちゃんと聞いててよね」
頬をぷくっと膨らます君を見て、愛らしいな。なんて考える。
水「ごめんってー笑 で、なんて言ってたの?」
桃「えっとね、この子撮って欲しくて!!」
ないちゃんが指した指先には、可愛らしく座っている猫が居た。
水「ん、分かったよー」
僕は返事をしたあと、カメラを手にした。
ぱしゃっ
桃「どんな感じー?」
写真が見えるようにこちらへ寄ってくるないちゃん。
水「こんな感じだよ、どうかな?」
桃「ええ!めっっちゃいい!!猫ちゃんかわいい〜〜!!」
興奮気味に話す君。
桃「いむってほんと写真撮るの上手だよね〜」
水「まあそれだけが取り柄だしね笑」
桃「俺は ほとけっちの取り柄、他にもあると思うけどね」
そんなことをさらっと言ってしまう君。
やっぱりイケメンだなあなんて思う。
水「うわ〜〜イケメン〜〜〜〜っ」
桃「どこがだよ笑」
彼に一発叩かれる。
水「あでッ笑 痛いよないちゃん!」
桃「ごめんごめん笑 早く行こーよ」
水「うん!」
今日はないちゃんの家に遊びに行く。
水「楽しみだなーっないちゃんの家」
桃「何回も来てるじゃん笑」
水「それはそうだけど!!でも楽しみなの!」
桃「そう?うち別になんもないけどね〜」
水「いやいや!めちゃめちゃあるじゃん!!」
桃「えーそうかな?笑」
水「そうそう!」
そんな他愛もない会話を交わす。
ないちゃんと話す時だけは時間の流れが早い。
水「…あ、もうないちゃんの家だ」
水「はやいね〜 ないちゃん」
桃「いむと歩くとほんとに早いな〜」
水「え!それって僕と居るのが楽しいってこと?!」
桃「言い方腹立つけど……ま、そうかもね」
水「ないちゃんが素直……??」
桃「俺も素直になる時くらいありますー」
彼が素直にものを言うなんて珍しい、なんて考えていたら言葉に出ていたようだ。
ないちゃんはぶつぶつ文句を言いながら、家の鍵を開ける。
ガチャ
桃「ん、入っていいよ」
水「はーい!!おっじゃましまーす!!!」
家の中に入ると、ないちゃんの匂いがいっぱいする。
あまーい香水の匂い。
僕はこの匂いが大好きだ。
桃「いむ なんかやりたいこととかある?」
水「ゲームやりたい!!もちろんマリ○でっ」
桃「はいはい わかったよ笑」
──────
───
水「ん〜っ楽しかった!!」
桃「そりゃ良かった」
桃「どうする?今日家泊まる?」
水「うん、泊まろうかな!」
桃「はいよー」
桃「またゲームでもする?」
水「えーやりたいやりたーい!」
──────
───
桃「うぁぁぁ……全敗……ッ」
水「へっへーん!僕強すぎ!!」
桃「クッソ〜、いつか絶対に勝つからな…!!」
水「勝てるもんなら勝ってみなよ!笑」
桃「うざいなコイツ」
桃「……てかもう朝じゃん」
水「嘘、…ほんとじゃん」
水「僕そろそろ帰ろっかな!」
桃「ん、……あー、ちょっとまって」
水「なにー?」
桃「撮って欲しいものがあるんだよね」
水「撮って欲しいもの……?」
桃「うん、ちょっと着いてきて。」
水「はーい」
───
水「ベランダ…」
水「…あ!ここからの風景を撮って欲しいとか!?」
桃「ちがいまーす」
桃「ほんとに一瞬だから見逃さないで欲しいんだけど……っと」
ないちゃんがベランダの手すりに登り始めた。
水「ないちゃん、そこは危ないよ!」
桃「だいじょーぶ」
桃「ほとけっち、見逃さないでね。」
桃「俺の一番美しい瞬間。」
そういった後、ないちゃんは華麗にジャンプした。
水「ッ…!!」
カシャッ
ないちゃんの姿が見えなくなる。
ぐしゃり
水「ッは、ッ…あ、っ」
僕はすかさず写真を見る。
そこには心底楽しそうなないちゃんの笑顔が。
水「ッ…美しい…!」
水「綺麗だよ、ないちゃん!!」
水「まってて ないちゃん。」
水「今、見せてあげるね」
僕はないちゃんの同じように、少し高くジャンプした。