テラーノベル
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「はぁぁ?!アキが兄って…どゆこと?」
「お前… だから、お前の親と俺の親が再婚すんだよ」
レストランに連れ戻され、散々泣きじゃくった顔の跡を心配されたあと、そんな話を聞かされた。
アキが兄弟ってこと?
「急な話でびっくりだよな…どうかな?」
と、親はおどおどした様子でこちらを伺っている。アキが兄なんて変な感じ…はしないし、また一緒に居れるのは嬉しいから二つ返事でおっけーした。
目の前の食事を黙々と食べているあいだに談笑が進んでいった。へー、とかふーん、とか適当に相槌打ちながら聞いていく。
「あ、あと俺、デンジと二人で住むつもりだから」
このポテトうまー、とか思って食べていると耳を疑うような言葉が聞こえた。
「……え?」
「デンジの高校、俺の家から行った方が近いし、丁度いいだろ」
じゃあそういうことで、と言わんばかりにアキはまた食べ始めた。そこからはトントン拍子で話が進んでいった。
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「なんか、急すぎねぇ?」
翌々日のこと、早速荷物をアキの家に移動させ無事引越しとなった。俺の荷物は少ないし、ベッドやらなにやらは揃っているとのことなので、大して時間はかからなかった。
「別に、今更だろ」
まぁたしかに、前世でも急にチェンソーマンになって公安になってアキの家に転がり込んだから。
お前の部屋はここ、と案内された部屋は綺麗に片付いていて布団とかタンスとか、小さい机とか最低限のものは置かれていた。
「へ〜、なんでも揃ってんじゃん」
「お前がいつ来てもいいようにな」
それって、俺と絶対会えるって思ってたから……?
嬉しさと妙な恥ずかしさを隠すように、リビングに置いていた荷物を移動させていく。
移動させてる時に目に入った、キッチンに几帳面に並べられてるジャムの瓶や、机の上の灰皿とか。部屋の内装も間取りも違うけど、コーヒーとタバコの匂い、整理整頓されてるところに懐かしさを覚え、変わってねぇな、と心はホッとしていた。
一通り整理し終わってふぅ、と一息ついた頃、アキはベランダでタバコを吸っていた。
「そういやアキって今何歳?」
「ちょうど20歳」
俺が部屋から話しかけると、アキはちょいちょいと手招きをした。アキの隣は煙いけど安心する。風になびく髪がきれーだと思った。
アキは携帯用灰皿でタバコの火を消した。すると何やら改まったような真剣な顔でこちらを見つめてくる。
「デンジ、これはもっと早く…前世に言っとくべきだったなってことがあるんだが」
「な、なに?」
「デンジ…お前のことが好きだ」
「……は?そ、それってなに、どーゆうイミ…? 」
「キスしたいとか、そういう意味」
アキが俺のこと好き…?キスしたい……?
「は、ハァ?!な、何言ってんだよ?!早パイのくせに!!!」
「でも、俺がこういう好意をお前に持ってるのが嫌だったら元の家に帰ってもいい」
「なんだよそれ……ズル…」
俺は俺のことが好きなやつが好きだ…でもそれ、男にも通用しちまうのかよ?!
アキ、顔いいし、性格もまぁ好きではあるし、あれ……俺もアキのこと好きだったりすんのか…?
「……か、帰んない…ここに居るよ」
「……デンジもそういう好きだってことでいいんだな?」
「……ん」
アキがいつもしないような、してやったりな顔をしてくる、うざ!!!
「ってか!俺たち兄弟になったんじゃなかったのかよ?!そういう関係にはなっちゃダメなんじゃねーのかよ!」
「いいんだよそんなの、こっち顔向けろ」
俺が拗ねたように顔を背けていると、アキが強引に俺の顔を掴んで、唇に近づけた。
何すんだアキ、と言いかけた口が塞がれる。
「ん、んぅ!?急になに、っ」
アキの薄い唇が当たったと思ったら、唇を舌で舐められ、勝手に口が開いた。躊躇なく舌を入れられ自分の舌を絡ませられるキスをした。
(やべぇこれ…変な気持ちになる……)
ぷは、とようやく唇が離れた。
「今世のファーストキスはこれで良かったか?」
キスの余韻で頭が上手く回らない。顔も身体中も火照って熱くて死にそう…
「昼間っからべろちゅーするなんて、アキのムッツリスケベ!!!」
「なんとでも言え。気持ちよさそうな顔してたけどな」
兄のくせに……アキのくせに!!!
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ps,え…センシティブ判定…???
コメント
6件
わわわ私の口角が天井に…!!続き待ってます✨️
何故!!!こんな神作なのに!!!♡10しか押せないの!!!
うわめっちゃくちゃ好き過ぎるんやけど‼️ アキデンマジで最高過ぎ‼️‼️