テラーノベル
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ベルギア:「ん…ぁ。」
まだ部屋は暗い。風が窓を叩くように強く吹く。今日は天気が悪そうだ。
もしかしたら今日は遊べないかもな_
なんて思いながら…外を眺める。
コンコンコン…
ベリアン:「おはようございます。ベルギア様。もう起きてらっしゃったんですね。」
ベルギア:「おはよう。ベリアン。」
ベリアン:「主様…」
ベルギア:「ほら、前にミヤジ先生が話してたから…ミヤジ先生も、ラトくんやフルーレくんから勝手に貰ったけど…」
ベリアン:「全然。私達執事もとても嬉しいですよ。ありがとうございます。」
ベルギア:「へへ…」
ベリアン:「早速本題なのですが…」
「新しい仲間を紹介させて頂きますね」
ベルギア:「新しい…人、…」
ベレン:「はじめまして。俺の名前はベレン・クライアンと申します。よければベレンって呼んでね。よろしくね。」
???:「…。」
ベレン:「こらシロ。主様の前だよ?睨むような仕草してないで、挨拶しないと。」
シロ:「…シロだ。同胞を取り戻すために悪魔執事となった。それまでの間だろうが頼む。」
ベレン:「まぁまぁ、そんなこと言わずに…ということで俺たちは別邸の2階に住ませてもらっているんだ。改めてよろしくね。」
ベルギア:「ベレンさん、シロさん、よろしくお願いします。…ぁ、ベレン…シロ。」
なんだか照れくさくて顔が熱い。でもベレンが喜んだような笑顔と、シロの照れているであろう横目にしている姿を眺めるとつい笑ってしまう。
ベリアン:「こんな調子ならきっとすぐに打ち解けられることでしょう。」
ベレン:「ほんと良かったよ。主様がとても素敵な人で。俺も接しやすいな。」
シロ:「おい、いくぞ。」
ベレン:「おっと。もうそんな時間か。それでは主様、俺たちはここらへんで失礼します。改めてこれからよろしくお願いしますね。」
ベルギア:「うん。よろしくね。」
ベリアン:「改めてベルギア様、おはようございます。今日の調子はいかがですか?」
ベルギア:「まあまあかな。ちょっと天候が悪くて少し頭が痛いくらい。」
ベリアン:「偏頭痛ですかね?ルカスさんに頼んで頭痛薬を貰いましょうか。」
ベルギア:「うん。お願い。」
ベリアン:「わかりました。それではまた私か他の執事がお伺いします。」
本音が伝えられるって楽だな…
ー数時間後ー
今日はほとんど自室のベッドの中。
頭痛いし、なんか動く気分じゃない。
コンコンコン…
フルーレ:「失礼します!」
ベルギア:「フルーレくんだ」
何か荷物が多そうだな。
フルーレ:「はい、ルカスさんに頼まれてお薬を持ってきました。一緒に水も。」
ベルギア:「わ、ありがとう。助かるよ。」
フルーレ:「主様の力になれたのなら俺は幸せです!しっかり休んで治してくださいね」
ベルギア:「うん。ありがとう」
フルーレ:「あと一緒に新しい服を作ってみたんです。本当は今すぐ着せてみてみたいですが、今日はゆっくり休んでほしいのでやめておきます。だから、また次元気になったら着てみてください!」
ベルギア:「わかった。頑張って治すね。」
フルーレ:「はい!楽しみにしてます!一応これからはあまり執事の皆は来室されないと思いますが夜になったら何回か来ると思います。もし何かあれば遠慮なく呼んでください。」
ベルギア:「わかった。ありがとう。フルーレも頑張ってね。」
フルーレ:「はい!それでは俺はここらで御暇させていただきますね。失礼します。」
服を持っていきたかったから手の上がいっぱいだったのか…大変だなぁ。
いつも通りルカスさんの薬はかなり苦い。
だけど…
やっぱり気遣ってくれる執事の皆が大好きだ。
あとがき
誠におまたせしました…!!
毎話数の度一文目これな気がする…
日が経つに連れていつの間にかかなり多忙になっていって大変ですね…🥲
できる限り頑張りますので長らくお待ちいただけたらなと思います!
それではまた次の話にて会いましょう♪
コメント
2件
どの作品も大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています