『女々しい』
『キモい』
『男のクセに女みたい』
『ウザイ』
「….」
何回も聞いたその言葉。
もはや呆れてしまう程に。
でも、心に傷は付いてしまう。
少しずつ、少しずつ
どんどん壊れかけていく俺の心。
「こんなんじゃまるで、シッマとロボロみたいやん…」
ピシッミシッ
軋む脆い俺の心。
痛い事は大嫌いなのに
でも、もしかしたら
もしかしたら、皆んな俺を認めてくれるんじゃないか。
そう、期待したことだってあったけど
どれだけ夢を見ても変わることはない。
どうすれば?
どうしたら、みんな俺を認めてくれるん?
俺を見てくれるの?
どうしたら?どうしたら?どうしたら?どうしたら?どうしたら?どうしたら?
『女々しい』
あ、そっか。
皆んなこの女々しい姿が嫌いなのか。
ピシピシピシッ
そうだったんや!
じゃあ、
スッ
ミシッ
「バイバイ、俺」
ジョキンッ
バリンッ
…あ、なんか
楽になった気がする。
もう、痛いことも辛いこともしんどいことも悪口も
もう、感じない。
最高な気分やなぁ…
rb「え…シャオ…..ロン?」
rb「どうしたんや…??その髪……」
「….ちょっとな」
「イメチェン、してみてん」
壊れた心。
捨てた過去の自分には、今の俺はどう写ってる?
「さいっこうに」
無様やで。
「ま、もう聞こえてないか」
その瞳に光が宿ることはない。
コメント
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シャオさん、、、( i꒳ i )