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「かみヤン、そんなに俯いてどうしたぜよ」
「ほっといてくれ、土御門……」
俺は普通のとある高校生、上条当麻。
今日も普通の1日…だが俺はなぜか、
不幸中の災難が多すぎる。
それはこの右手と不幸体質のせいだ、
きっとそうだあっ!!
ああ、こんなこと今更考えてももう
仕方ない。そういえば青髪の姿がないな…
トイレか?
「青髪はどうした?さっきまで
ここにいたはずじゃ…」
「ああ、青髪ピアスなら小萌せんせーを
見つけた途端先生に会いに行ってくるー
ってついさっき走っていったにゃー」
「はあ、あいつは本当に先生がすきだな」
“青髪ピアス”は俺らのクラスメイトの事だ。
この世にはもの好きもいるものだな、
青髪はきっとその中のひとりなんだろう。
妙に納得していると、隣にいる土御門元春が
いつものように悪い笑みを浮かべ提案してきた
こいつもなんだかんだいって、
クラスメイトのひとりなんだよな……
「ここで土御門さんからサプライズ!
こんなひねくれたかみヤンのために、
今度の休みの日俺ん家に招待するぜよー」
「は?今更何を言ってるんだかさっぱり…」
「ありがたく思え?なんつったって、
我が妹、土御門舞夏のおもてなし付きだ。」
こいつもこいつで重度のシスコン
だったことを今まですっかり忘れていた。
おもてなしを受けれるのはありがたいが、
招待すると言われてもなにも、
土御門とは家が隣同士で
いつもいつも顔を会わせるだろうに…
「ありがたいお言葉ですが、わたくしなんかがお邪魔してもよろしいんでしょうか」
「急に改まっても無駄だぜかみヤン、
インデックスも連れて
我が家に遊びに来るがいいにゃー」
「へいへい分かったよ。楽しみにしてますよ」
この一言がまさかの出来事の始まりだった。