テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🍍「じゃあ、今日は俺らがこさめ借りてくな。」
なつが悪戯っぽく笑いながら言う。
👑「うん。」
みことは優しく頷いた。
👑「楽しんできて。」
🦈「……え?」
今度はこさめだけでなく、なつまで拍子抜けした顔になる。
🍍「止めねぇの?」
👑「どうして?」
みことは首をかしげた。
👑「こさめちゃんが友達と過ごす時間も、大切な時間だから。」
👑「恋人契約だからって、それを減らしたくない。」
その言葉に、こさめは胸の奥がじんわりと温かくなる。
🦈「……みこちゃん。」
👑「ん?」
🦈「ありがとう。」
👑「お礼を言われることじゃないよ。」
みことは穏やかに微笑んだ。
👑「こさめちゃんが楽しいなら、俺も嬉しい。」
こさめは少し照れくさそうに笑う。
👑「じゃあ、また明日。」
🦈「うん!」
こさめが大きく手を振ると、みことも手を振り返し、そのまま廊下を歩いていった。
その背中が見えなくなるまで見送っていると、
🍍「おーい。」
なつがこさめの肩を軽くつつく。
🍍「見送りすぎ。」
🦈「えっ?」
🍍「もう見えなくなったぞ。」
🦈「あ……。」
こさめは慌てて視線を戻す。
🦈「別に見送ってたわけじゃ……。」
🍍「はいはい。」
なつはにやっと笑った。
🍍「顔、赤い。」
🦈「なつくん!」
🌸「からかうなって。」
らんが苦笑しながら止めに入る。
🌸「でも、ちょっと意外だった。」
🦈「何が?」
こさめが首をかしげる。
🌸「会長。」
らんは歩きながら話し始めた。
🌸「もっと『今日は一緒に帰ろう』って言うタイプかと思ってた。」
🍍「俺も。」
nono.@
1,730
#sxfn
3e1
114
ᜊ_みʓく。ᜊ@物語作成×
14,225
#チア組
莉音
40
なつが頷く。
🍍「恋人契約って聞いた時は、正直ちょっと心配してた。」
🍍「でも全然違うな。」
🦈「うん……。」
こさめも小さく頷いた。
🦈「みこちゃん、いつもこさめのこと考えてくれる。」
🦈「だから……。」
そこで言葉が止まる。
🍍「だから?」
なつが笑いながら聞き返す。
🦈「……何でもない。」
こさめは恥ずかしそうに笑った。
三人は駅前の商店街へ向かった。
夕方の商店街は学生や買い物帰りの人で賑わっている。
🍍「あ、あそこじゃね?」
なつが指差した先には、新しくできたクレープ屋があった。
🦈「わぁ!」
こさめの目がぱっと輝く。
🦈「すごい!」
🌸「結構並んでるね。」
らんが列を見て笑う。
十人ほどが順番を待っていた。
🍍「並ぶ?」
なつが聞く。
🦈「並ぶ!」
こさめは即答する。
🍍「甘いもの好きだもんな。」
🦈「うん!」
列に並びながら、三人は学校であったことや先生の話で盛り上がる。
なつが先生のものまねをすると、こさめは声を上げて笑った。
🦈「なつくん、似てる!」
🍍「だろ?」
🌸「怒られるよ。」
らんも笑いながら肩を揺らす。
やがて順番が回ってきた。
🍍「俺、チョコバナナ。」
🌸「俺はいちご。」
🌸「こさめは?」
🦈「うーん……。」
メニューを見つめながら真剣に悩む。
🦈「全部おいしそう……。」
🍍「早く決めろー。」
なつが笑う。
🦈「迷う!」
🌸「期間限定は?」
らんがメニューを指差した。
🌸「スルメイカ‥?」
🦈「それ!」
こさめは嬉しそうに頷く。
🦈「こさめ、それにする!」
🌸「え‥?」
クレープを受け取り、三人で近くのベンチへ座る。
🦈「いただきます!」
一口食べたこさめは、目を輝かせた。
🦈「おいしい!」
🍍「そんなに?」
なつも自分のクレープを頬張る。
🍍「……うま。」
🦈「でしょ!」
🍍「ほら。」
なつがクレープを差し出す。
🍍「一口やる。」
🦈「いいの?」
🍍「その代わり、こさめのも一口。」
🦈「いいよ!」
交換して食べると、
🦈「これもおいしい!」
こさめは嬉しそうに笑う。
🍍「スルメイカ‥以外にうまい」
🌸「俺のも食べる?」
らんもクレープを差し出した。
🦈「ありがとう!」
三人は笑い合いながら、ゆっくりと帰り道を楽しんだ。
その頃、生徒会室では――。
📢「みこと。」
いるまが椅子にもたれながら口を開く。
📢「今日、一緒に帰んなかったのか。」
👑「うん。」
みことは書類から顔を上げて頷く。
👑「こさめちゃん、なつくんたちと寄り道する約束だったから。」
📢「へぇ。」
いるまは少し驚いたように笑う。
📢「お前なら一緒に帰るって言うかと思った。」
👑「思わないよ。」
みことは穏やかに微笑む。
👑「こさめちゃんには、こさめちゃんの毎日がある。」
👑「俺がそこに入りすぎるのは違うと思う。」
👑「恋人契約だからって、友達との時間まで変えたくないんだ。」
📢「……。」
いるまは数秒黙ったあと、小さく笑った。
📢「お前。」
👑「何?」
📢「そういうとこだぞ。」
👑「え?」
📢「だから好かれる。」
みことは少し照れくさそうに笑う。
👑「そんな大したことじゃないよ。」
📢「いや、大したことだろ。」
いるまは肩をすくめた。
👑「普通は独占したくなる。」
👑「俺は。」
みことは窓の外へ目を向ける。
夕焼けに染まる校庭を見つめながら、小さく笑った。
👑「こさめちゃんが笑ってくれてるなら、それだけで十分なんだ。」
その言葉を聞いていたすちが、優しく微笑む。
🍵「みこちゃんらしいね。」
そして、机の上に積まれた資料へ視線を落とした。
🍵「でも。」
🍵「その笑顔を守るためにも。」
🍵「三日後の審査会は、絶対に負けられないね。」
👑「うん。」
その瞳には強い決意が宿っていた。
コメント
1件
わーー続きほんと気になります…✨️✨️ 待ってます!がんばってください!ᐡᴗ͈ ̫ ᴗ͈ᐡ