若井にキスされた…んだろう。
きっと事故じゃないはず…。
ゾワゾワしてきた…なぜだか分からない。
傘を差し出したあの日から、
若井がおかしかった。
大 「 若井? 」
僕が呼ぶ声に反応する君。
でも、それはどこか恋をしているようで、僕のことを敵だと思っていないんだ。
でも、味方だって訳でもない。
若 「 元貴。好きだ 」
何を言っているのか分からなかった。
僕は男だ。当然、若井も男。
なのに。好き…??友達としてか…??
バンド仲間として…??どー言うことだ。
いきなりキスまでしといて、君は意味がわからない。
大 「 な、何言ってっ…!! 」
若 「 本気だ。元貴 」
本気…??、本気って何。
頭がおかしくなったの?若井。周りの人が僕らを見てる…
そりゃそうだろうね、おかしい話だもん。
大 「 若井…周りの人達見てるよ… 」
若 「 俺は気にしない。 」
何を馬鹿なこと言ってるんだ。若井。
僕が1番人目を嫌ってるのは若井が知ってるはずだ。なんで…なんでなの。
若井。辞めて……やめてくれ…。
大 「 若井……っ 」
若 「 元貴、出よう 」
僕まだ、休んでたいよ…。
考えさせてよ…若井。頭の整理が出来てないよ。
このままスタジオになんて、行けるわけないじゃないかっ、
わかい、
若井っ。
大 「 若井っ…… 」
若 「 ……? 」
大 「 考えさせて…若井……、 」
…
そう君に告げられた。
君はとても困惑しているんだろう。
無意識に息が上がっているのだ。
ごめん。
急かさせて、
元貴からしたら、俺は元嫌いな人…だからね
俺の事、嫌いなのに…
ごめんな…。
大 「 若井、このままスタジオは…… 」
若 「 あぁ、分かった。じゃ、どこ行く 」
そうだろうね…。
元貴も考える事でいっぱいだろう。
なのに、どこ行くって馬鹿だよね笑。
大 「 映画館… 」
どこかへ惹き込まれそうだった。
おかしな感覚。
キミの声を聞いたが、
変だった。
若 「 ん、わかった。行こっか 」
…
映画館に行くだなんて、
元貴は一体何見るんだろ。
コメディー?恋愛?ホラー?ミステリー?
んー…分からないな。
大 「 これ、見ようぜ 」
青春…か、
元貴にしては珍しいな…
ま、いっか。
ポップコーンや飲み物を買い、チケットも買い終わると 、
上映時間が迫っていた。
元貴が急に
大 「 泣くなよっ?笑 」
とか言うから
若 「 泣かねぇわ笑 」
と、返した。
上映が始まり、飲み物を少し飲む。
大 「 若井。 」
若 「 ん、? 」
分からなかった、
辺りが真っ暗で何も見えなかった。
ただ、唇に何かが触れた気がした。
念の為、元貴に聞いてみた。
若 「 元貴、今キスした? 」
大 「 してないわ笑 」
照れくさそうに言うキミ
そんな言い方したら、
分かっちゃうじゃんか…。
好きだ、元貴。
to be continue… 。
コメント
3件
え、?キスしたの?( ≖ᴗ≖)
👍(︎^ཫ︎^)
うわぁ〜!!めちゃくちゃ好きです♡ 続き楽しみにしてます!!