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貴大は再び敦子に質問する
貴大:こんな質問したくないんだけどさ…
敦子:良いですよ?全然
貴大:ん〜…何があったの?
敦子:実はですね…
そして、敦子の口から過去の話が語られる
敦子:家帰ってきたら家自体が無くて…
貴大:えぇ…?
敦子:で、家前にこんな物があったんです
そう言って敦子は1枚の紙切れを出す
貴大:何…?これ…
敦子:督促状です
貴大:督促状って…
貴大:まさかとは思うけど…借金…?
敦子:それです
貴大:なるほど〜…
敦子:はい…
貴大:あっちゃんって兄弟いる?
敦子:妹がいます
貴大:妹か〜…
貴大:妹はどうしたの?
敦子:私にも分かんないんです…
貴大:そうか〜…
敦子:あの…貴大さん…
貴大:ん?
敦子:こんな事絶対に言ったらダメだって事は分かってるんですけど…
少し恐縮する敦子
貴大:どうした?
敦子:お金…貸してくれませんか…?
貴大:お金?
敦子:泊まるところもあるので…
貴大:…あっちゃん
敦子:はい?
貴大:あっちゃんさえ良かったらさ、俺ん家に暮らさない?
敦子:えっ…?
貴大:あ、いや…別にいやらしい意味じゃないよ?こんな夜中に追い出す方がアレだし…
敦子:良いんですか?
貴大:あっちゃんが決める事だから
敦子:…住ませてください
貴大:え?
敦子:貴大さんのお家に住ませてください
貴大:ほんとに良いの?
敦子:今頼れるの貴大さんだけなので…
貴大:じゃあ…よろしく
そう言って貴大は手を差し出す
敦子:…?
貴大:ほら、これから一緒に暮らす訳だから
敦子:ですよね…笑 お願いします
貴大:こちらこそよろしく
2人は握手を交わした