「僕はニキ、イケメンだよ」
「はいどうもーまちこーりーたーです!」
「こんにちは、しろせんせーです」
「今回の企画はー個人情報大暴露してみよーう」
「いえぇぇぇい」
「全部ピー音になるけど大丈夫そ?」
「え、ピー音かけないよ?」
「俺今日帰るわ」
「早ww」
「まだまだ夜はこれからだぜボビー!」
「今昼間やからな」
「まあまあ、今回は女性がいますから」
「TikTok界の姫がいらっしゃるからな!」
「え、私?」
「じゃんじゃん個人情報聞いていきたいと思います!!」
「私に?」
「ふぅーーーー⤴︎⤴︎」
「今から餌食になるの私?」
「では第一問!今好きピいますか!?」
「いないよ!!」
「聞きましたかボビー!?」
「これワンチャンあるな」
「ワンチャンねぇよ!」
「まちこり俺と付き合…」
「抜け駆けは狡いぞボビー!!」
「私1人で捌けない量のボケ持って来んなww」
「第二問!好きなタイプは!?」
「聞かれてるよせんせー」
「俺!?」
「ボビーの番」
「そりゃまぁ胸がデカi」
「聞きました!?奥さん、ボビーさんは結局胸しか見てないんですって!」
「ひどい話よね〜」
「ボビーの視聴者さんもこんなやつより僕のこと推したらどう?」
「どさくさに紛れて俺のファン取ろうとすんな!」
「www」
「第三問!ニキくんは昨日なにしてたんですか?」
「昨日?俺はねー、真面目に動画編集してファンのみんなからのDM見て幸せな気持ちで寝たよ?」
「この世に及んで好感度上げようとすんな」
「お風呂にはちゃんと入ったの?」
「え、え、そ、そりゃあもちろん、…」
「まちこりさんこいつなんか臭くね?」
「それどっちの意味で?」
「いやどっちもよ。やっぱニキお前風呂入ってないやろ」
「いやいやいや、だって王子ですよ!!」
「乗り切ろうとすんなww」
「僕王子ですよ!!?」
「出来ることとできないことあるんよ」
「えー、第4問!」
「逃げたww」
「今までの彼氏の人数は?」
「言わないよ!」
「そこを何とか!!」
「ピー音かけてくれんの?」
「か、か、かけるヨォ?」
「わかりやすく嘘つくなしww」
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「てか実際のとこ好きなやつマジでいないの?」
「いない〜」
「歴代彼氏の人数は?」
「3人、かな…?」
「ふむふむ」
「ふむふむって何だよ。てか2人は?」
「俺はもうモテモテだったからさー、君たちは食べた食パンの枚数を数えたことないだろ?それと一緒」
「何やこいつだる」
「せんせーは?」
「俺はー、…」
「まちこりさんやめたげてwwコイツ何人かと付き合ってるけど最初の彼女が忘れられないんだってww」
「おいニキ!!!」
「そうなの!!?」
「それベラベラ言うなよ」
そう言うせんせーの声が割と本気の声でヒヤリとする。
「誰にでも言わないよ。まちこさんは口硬そうだし、長い付き合いになるかもだから」
「お前今口説いとんの?」
「違うわww」
「てかせんせー最初の恋人忘れられないの?」
「かわいいよねww高校生の頃の彼女なんだって」
「かわいー!!ピュアじゃん〜」
「はいはい!!お時間ですよー!」
「今度また撮影しません?別のメンバーとかも入れて」
「別のメンバーってニキくんのチャンネルで出てくる愉快な仲間たち?」
「俺の下僕ね」
「お前そんなんやから友達おらんのやろ?」
「…」
「なんも言えんくなっとるやん」
「俺…忙しいから…一旦抜けるわ」
「逃げとる」
「オマエラ…ノロッテヤル…」
「え、本当に抜けた?」
「ご機嫌損ねたっぽいなww」
「大丈夫なの?」
「あいつ実際に今日用事あるっぽかったしあの程度じゃ怒らんから気にせんでええよ」
「りょーかいー」
「…俺のことまだ怖い?」
「まだ覚えてたの?今はほとんど怖くないかな。思ってたよりかわいい一面も今日知ったし」
「マジあいつ許さん…」
「その話で思い出したんだけど、私も高校生のときに初めて付き合ったの」
「何年の時?」
「高2かなー」
「まちこちゃん?」
「はい?」
「俺もですww」
「えー!やっぱ高2で一回やらかすよね!」
「めっちゃわかるwwってあー!」
突然画面越しからの奇声。
「どうした…?」
「雨降っとる!洗濯物干しっぱなしなんよ」
「マジで!?早く取り込め!!」
「まちこちゃんとの話が楽しすぎて雨にも気が付かなかったわ…」
「せんせーの所の雨が強くなりますように」
「待って!ガチで強くなったww流石に取り込んでくるわ」
「早くいけよー」
打てば響く会話のキャッチボールに心が弾む。
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「取り込んできたわ。俺がいなくて寂しかったやろ?」
「…寂しかった」
「…え?」
「なんちゃって!!騙されたー?」
「おーいー!!俺今本気で外出る準備しとったんやけど」
「なんかさ、せんせーと話してると結構安心できるかも」
「奇遇やな。籍入れよか?」
「致しませーん」
「ドラマの名ゼリフ使うなやwwでも俺もまちこちゃんと話してると安心するわ」
「照れる〜」
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「はぁ〜」
久しぶりにこんなに長く話した。最初こそ緊張したけど話してみると楽しくて、相手も話してると安心すると言ってくれて嬉しい。
「明日も話したいな…なんちゃってー…」
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「飯作るかー」
今日は彼女と食べる日ではないので自分で自分に喝を入れる。
それにしても、先ほどからどこか引っかかる違和感。
「んんん?」
まちこさんと話してできた違和感。
『でも俺もまちこちゃんと話してると安心するわ』
『照れる〜』
『喜び方が野球部男子』
『無邪気でかわいい?照れる〜』
「あれか…」
何となく声が似てるなとは思っていたが、性格も似ている気がする。
極め付けは「まちこりーた」と「まちこ」
「よく似とるなぁ」
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せんせーは『照れる〜』の言い方が全く一緒だったなと思ってます。
途中の「致しません」でせんせーが「ドラマの名ゼリフ」みたいな事言ってたと思うんですけど私が最近Abemaで見まくってるドクターXのことです
コメント
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このお話めちゃくちゃ好きなんですけど、もう続き出ない感じですかね?? だとしたら少し悲しいです…