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それから俺と梅先輩はまこち街へ戻って来た。
皐月『…、じゃあ家帰るんで…、また学校で…』
梅宮「…、おう、また学校でな…」
そう話す梅先輩は何処か寂しそうに見えたけどきっと気の所為だろう…。
モヤモヤしながらマンションに着くと部屋の前に桜が居た。
皐月『桜!?何してんだよ、風邪引くぞ!?』
桜「…、お前に逢いに来たんだよ…」
そう言いながら顔を真っ赤にする桜
皐月(相変わらず可愛い行動するし、頼れる奴なのに放っとけないんだよな…)
皐月『ほら、冷えるから中入りん』
桜「??入っていいってことか?」
皐月『ぁあ、方言出ちまったな、じゃんだらりんが俺の地方の方言、食べりん、入りんって言われたら食べなさい、入りなさいって意味、ごめんなぁ、中々ぬけなくて…』
桜「…、そっか、俺嫌われてないんだな。」
皐月『??何で桜を嫌うんだ?俺、なんかしちゃった?』
桜はじっと黙ったままで俺は困惑しかしない…。
皐月『取り敢えず、家入ってよ、風邪引かれたら困るが』
玄関を開けてリビングまで通してソファに座らせた…、桜は何も言わないまま…。
皐月(俺桜になにかしちまったんか!?あんな思い詰めて…、もしかして…、やっぱり俺の事嫌いになったんか…、桜に嫌われる…?)
そう思うと冷や汗が止まらなくなってキッチンに座り込むように腰を下ろした…。
皐月(桜に何したんだろう、俺はあんだけ桜に対して色々話したのに、嫌われたらもう…)
そう考えてたら
桜「皐月!?どうした!?体調悪かったのか?」
皐月『…、桜、捨てないで、嫌いにならないで…、俺、やっと分かったんだ、桜が居ないと俺はここでは生きていけない…、梅先輩は忙しい人だから話だって聞いてもらえるか分からない…、皆大事なんだ…だから、負担掛けさせたくない…、俺の事はもう、要らない?』
自分でも何を言ってるか分からない、でも桜に負担を掛けさせてるのはわかる…、感情が上手く出来ない、捨てられる?やっと話せる仲になったのに?俺がいい加減だったから?だから桜はあんな思い詰めて待ってた??やだ、捨てないでくれ…
桜「おいっ!こっち向け!!」
皐月『…』
ボンヤリと桜の方に目を向けると真剣な顔で俺にこう言った。
桜「皐月の部屋の前で待ってたのは、お前が変な奴らと街の外に行った情報が入ったから…、そしたら梅宮が行くって聞かなくて…、不安だったんだよ…、お前が無事に帰ってくるかどうか、梅宮に取られるんじゃないかって…」
皐月『??話が見えないんだけども…まぁ、街の外に行ったのはごめん、でも梅先輩は助けてくれただけだ!何も無い』
桜「何も無くてもアイツの心はわかんないだろ…、それに蘇芳からも告白されたんだろ?」
皐月『…ッ、なんで知って…』
桜「はは、カマ掛けたんだけどやっぱりそうか」
皐月『…、桜はこのままじゃ嫌なのか?友達じゃあ、嫌なの?』
桜「…、俺にも分からねぇ、こんな感情初めてでッ、ただ、お前を誰かの横に居させたくない……、俺の隣で笑ってて欲しい」
皐月『…、そうか、桜の気持ちは有難いよ、もうちょっと時間欲しい、答え、見つけたいから』
桜「…、分かった、今日ら帰る」
帰る支度をしてる桜に俺は咄嗟に
皐月『泊まれば?』
桜「は?」
皐月『いや、だって外寒いしッ!風邪引いたら悪いだろ!?』
桜「……、なら泊まる、でも何するか知らねーからな」
拝啓クソみたいなお父さん、お母さん、もしかしたら俺の処女が無くなるかもしれないです。許して下さい、ただ一言言うときっと合意でしょう…。
それから俺が先に風呂に入って後から桜が風呂に入った。
桜が風呂に入ってる間俺は不審者かのようにキョロキョロしたり歩き回ったりした…、だって初めてが桜なんでしょ!?何するかわかんないって言われたら…、うん、調べよう。教えてgo○gle先生。
調べた俺は酷く後悔した、あんな事すんのか!!?
でも桜にさせる訳にはいかない…俺が、しなくちゃ…