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月夜に愛ふたつ / 第一章

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月夜に愛ふたつ / 第一章

12 - 12話.9月12日,もやもや

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2024年09月12日

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12話.9月12日,もやもや



桃「すッ、好きな人ですか…ッ、?///」


顔を真っ赤にして、あたふたしているさとみさん。


ああ、この反応は…。


黄「いるん、ですね…」


桃「ひぇッ、…うぅ、はい…」


黄「…ッ、」


なんだ、好きな人居たんだ…。


あーあ、聞いといて馬鹿みたい。


誰かも分からないのに、嫉妬するなんて…。



桃「…るぅと、さん?」


黄「えッ、あ…?ど、どうしましたか?」


桃「顔、青白いですよ…?お休みになっては…?」


黄「え、いや、大丈夫ですよ!」



な、なんでこんなに焦ってるの、僕…。


元々さとみさんは、兎だし…。


もう3日ほどで居なくなってしまうのに…。



黄「…ちょっと、気分転換してきます…」


桃「え?ええ、行ってらっしゃい」


戸惑うさとみさんに送られながら、道を歩く。


あぁ、もうどうしよう。


頭がぐるぐるで、今にでも爆発しそうだ。



どんっ



黄「ひゃッ、」


「あ?」


うわ!怖い人…あれ?


橙「るぅちゃんやん!」


黄「ジェルくん!?」



ジェルくんは、ハーフのお兄さん。

関西に住んでたらしく、たどたどしい関西弁ではあるが、めちゃくちゃ面白いのだ。


黄「ジェルくん、おっきいねえ」


橙「わお、センキュー。るぅちゃんもベリーキュートやで」


黄「もぉ、僕はクールなの!」


橙「あっはは!オーケー、オーケー!クール!」


黄「そうですぅ、僕はカッコイイの…」


思いっきり拗ねてみせれば、ニコニコ笑顔で僕の頭を撫でた。


橙「顔、Cryやで…?どうしたんや?」


黄「うぅ、ジェルくん、実は__」



桃「るぅと!!!



ぎゅぅぅ、



黄「ふ゛ぁッ、!?///」




橙「what?!大丈夫か、るぅちゃん!」



黄「え、あ…うん」



…さとみさん、?


なんでここに…?


というか、さっき僕のこと__。


桃「るぅ、とさん…ッ、この男…!」


黄「えっ、ジェルくんのことですか?」


桃「じぇる、くん…?」


黄「僕のお友達ですよ…?」



さっきまで強ばっていたさとみさんの表情が一気に和らぐ。


僕を抱きしめたまま、ジェルくんに謝罪したあと、僕に向き直った。


桃「るぅとさん。いや__るぅと。俺、貴方のことが好きです」


黄「さとみさんが、僕を…?///」


うそ…。そんなことある?


つまり、僕たちは両思いということで…。


…ッ、!?///


桃「…付き合ってくれませんか?」


黄「、は、はぃ…ッ、!よろしくお願いしますッ、///」


ちゅっ




___この日、重大な問題を忘れて愛を誓ったんだ。





橙「付き合うてなかったんか」


紫「ジェルくん?どうしたの、そんな顔して…」


橙「!なーくん…?!な、なんでもあらへんよ!?///」


紫「そう…?」



𝕟𝕖𝕩𝕥▹▸♡100




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