ライト「アレイってなんでお化けなんだ?」
なぜかとっさに聞いてしまった…気を悪くさせたらどうしよう。
アレイ「聞く?僕の昔話」
アレイはお化けだから心が読みにくい。でもアレイの目は笑いながらも少しさみしそうだった。
アレイ「僕ねぇ、生きてた頃はフツーの女学生だったんだ・・・・
今日も教室はうるさいほど賑やかだった。新しい文具を見せ合うもの。新しいゲソ型を見せ合うもの
アレイ「Aちゃん、ゲソ型変えたんだ!可愛いね♪」
僕は小さい頃から可愛いものに目がなかった。
女の子なんだし普通でしょ?
A「ありがとう」
なのになんで?嘘なし、心から可愛いと思ってる。お世辞なんかじゃない。
なんでみんな苦笑いなんだろう?
ある日聞いてしまった・・・・
B子「アレイってヤツなんかウザくね?w」
A「あーわかる?絶対テキトーに褒めてるだけじゃんってねw」
C「自分が一番かわいいからって私達のことバカにしてるんだよ。マジでキモいわww」
アレイ「・・・・・・」
僕は徹底的に嫌われていた。
違うよ?そんなつもりじゃない・・・・
目の辺りが熱くなって、涙がこぼれ落ちそうになった。
今日、B子の家でみんなとUNOをやった。
そしたらこんな事を言いだした、
B子「負けたやつは罰ゲームねw」
A「いいじゃんw」
C「やろやろ〜」
嫌な予感がした。しかもみんな僕のことを嫌ってることが頭をよぎった
予想は的中。僕のターンの前には四枚取りしか来ない。
しょうもな・・・・
もちろん僕が負けた。
B子「じゃ、アレイは罰として、〇〇区域にある廃墟で心霊写真取ってきてw」
アレイ「わかった・・・」
今日の夜、僕は懐中電灯とカメラを持たされて、廃墟へと向かった。
お化けなんかいるわけ無いじゃん。そう思っていると
フッ
懐中電灯の電池が切れた。B子のせいか・・・
僕は仕方なく近くに転がっていたランタンにマッチで火を灯してそれを使うことにした。
古くて小さい廃墟、なんでこんな事させられてんだろ馬鹿みたいそう思ったとき
床に落ちてたコンセントに足を引っ掛けて転んでしまった
その時、振動で大きな棚が倒れてきた。挟まったのはスネあたりまでくらいなのに全く動けない。
しかも持っていたランタンが転がっていきベッドのシーツみたいなものに着火した。
その後のことはほとんどど覚えていない
気づいたときには廃墟の火は消えていて僕は棒立ちしているだけだった。
床に落ちてる僕のイカホが残り僅かな充電を振り絞ってニュースを映し出していた。
行方不明の女学生、映し出された女の子の写真は・・・・僕だった。
インタビュー的なものでB子などがでてきた。
B子「私は特になんにも知りませんが
大好きな親友だったのでとても悲しいです。はやく、生きて見つかるといいです。」
B子の話が終わると同時にイカホの電池も切れた。
B子の嘘泣きのあのセリフが憎くて憎くて仕方がなかった。
僕のこと嫌ってるくせに。
それから何年もたった気がした。肝試しに来たやつを驚かせたり。
B子なんかが来たら呪い殺すつもりだった。
でも来なかった。僕には未練がある本当の親友がほしい
しかも未練を果たせないとこの廃墟に縛り付けられっぱなし。
心霊スポットとも有名になったこの廃墟。何回もくるヒトと仲良くなろうとした。
でもみんな怖がって逃げてしまう。
そんなときに君、ライトがきたんだ。
ライト「へぇえええ・・・じゃアレイは俺よりも年上?」
自分でもソコッ?!って突っ込みたくなるほどの意見だった
アレイ「そういうことになるねw」
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コメント
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(( ˙꒳˙ ))ファァァァァこれはとてもすんげぇ話ですわ… 過去が過去すぎる…(?)
エイネ「よし、ソイツらもやる…」