テラーノベル
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〜ラウールside〜
🖤『2人とも大丈夫か?』
🤍『うん。平気。』
🧡『俺もや。雑魚やったしな。さすがに負けへんわ。』
相変わらず街や人々を襲い続けてくる闇と今日も戦う俺たち。
・・・と言っても今は俺たち3人で。
6人ともダークキングが作った巨大なドラゴンと戦ってからまだ目を覚まさない。
もうすぐ1ヶ月になるけどあんなに巨大な怪物を相手にしてたんだから身体はボロボロだし能力も限界以上に使ってしまったんだ・・・
俺たちがバルデスの言葉に惑わされている間に・・・
🤍『・・・また、雑魚だけだったね・・・』
🖤『・・・ああ、そうだな・・・』
🧡『・・・何考えてんねん、奴ら・・・』
🤍『・・・多分だけど時間稼ぎじゃないかな・・・』
🧡『・・・時間稼ぎ?』
バケモノを襲わせてこれ以上戦うことは無意味だと嫌でも分からせているのかもしれない・・・
今の俺たちは心も折れちゃってるから俺たちから諦める事を待ってるんだと思う・・・
なら尚更奴らの手に乗る訳にはいかないんだけど・・・
襲われている間の記憶は無くなるみたいで目を覚まして何事も無かったかのようにいつの通りに過ごしている街の人々・・・
・・・そして満身創痍で病院のベッドの上で眠っている6人・・・
・・・俺たちが闇に消えたらみんな苦しまなくて良いのかな・・・
バルデス『・・・闇が深くなっているな。』
🧡🤍『・・・・・・・・・・・・!』
🖤『・・・バルデス・・・』
バケモノ達を倒した後もぼんやりと街の様子を見ていた俺たちにいつの間にか現れたバルデス。
バルデス『・・・もはやこちらにいる理由はないはずだ。闇に来い。』
🖤『・・・俺たちを闇に支配したらこの世界を襲うのは止めろ。』
バルデス『・・・それはダークキング様次第。だが今更それは不可能だと分かっているだろ。』
🧡『お前らの狙いは俺たちやろ!もう関係のない人たちを巻き込むなや!』
バルデス『・・・我らの目的はあくまでもこの世界を闇で支配し滅ぼす事。これに変わりはない。』
🤍『・・・それなら俺たちを闇で支配しても意味ないんじゃ・・・』
バルデス『・・・ダークキング様は貴様たちに興味を持っておられる。今更逃がしたりはしない。そして以前よりもダークキング様の力が増している故、おそらくはまた闇の下僕として貴様たちを支配されるおつもりだ。』
🤍『・・・俺たちだってまた記憶が戻る可能性だってあるよ。』
バルデス『・・・それはない。今も、そして何度も言っているはずだ。以前のダークキング様の闇の力とは思わない事だ。最強の闇の能力者として生きてゆくのだ。』
🖤『誰もそんな事は望んでない。それにお前たちが手を引かないなら俺たちもただで闇に支配される訳には行かない。』
めめの言葉を聞いて俺たちは刀を構えた。
俺たちが闇に支配されてこのまま手を引くならそれでいい・・・
けど俺たちを闇の能力者として産まれ変わらせてこの世界を闇で支配しようとするなら俺たちだって簡単に折れる訳にはいかない・・・
バルデス『・・・何故分からぬ。力が増した我らに・・・ダークキング様に勝てると本気で思っているのか?』
🧡『・・・なんや・・・これ・・・』
🖤🤍『・・・・・・・・・・・・!!』
バルデスの纏う闇が今まで以上に不気味で強力になっている・・・
バルデスの闇を感じた俺たちの刀を持つ両手が震えて全身に鳥肌が立って刀を構えたまま動けずにいた・・・
バルデス『・・・ダークキング様が完全に復活されるのも時間の問題だ。それに今すぐにでもこの世界を闇で滅ぼせる。その景色を見せた方が良かったか?』
🧡🤍🖤『・・・・・・・・・っ。』
バルデスの力もこれまでとは別人のように強くなってる・・・
🤍🖤🧡『・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・』
息が乱れて立っていられずに地面に座り込む・・・
・・・もう俺たちの力なんて通用しない・・・
バルデス『・・・良い闇だ。やはり貴様たちは闇が似合う。』
バルデスが両手に闇を纏いながら俺たちに近づいて来たけどもう抵抗する気力なんてない俺たちはそのまま闇に消えた・・・
・・・ごめん・・・みんなの気持ちと覚悟を全部裏切っちゃった・・・
俺は意識が途切れる直前に6人に心の中で謝り続けた。
コメント
1件
ああっ、第20話読んだよ…!ラウールside、重かったね…。6人がまだ目覚めない中で3人だけで戦い続けて、しかもバルデスの力が以前より桁違いに強くなってて、もう抵抗する気力すら奪われちゃう描写が辛かった。特に、ラウールが意識を失う直前に「みんなの気持ちと覚悟を全部裏切っちゃった」って謝るシーン、胸が締め付けられたよ…。どんなに頑張っても抗えない力の前で、それでも最後まで仲間を想う気持ちが切なかった。続きが気になる…!
楪羽*yuzuriha*
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琴猫

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