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らい
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1. 配信中の「違和感」
いつものドズル社メンバーとのマルチプレイ中。おらふくんは、自分の中に嫌な熱がこもっているのを感じていた。
(……まずい、ヒート(発情期)の周期、ずれてる……?)
抑制剤は飲んでいるはずなのに、おんりーさんのキャラクターが近くに来るたびに、心臓の音がうるさくなる。
2. 鋭すぎるアルファの直感
ゲーム内ではいつも通り冷静な実況を続けるおんりーさん。しかし、彼はわずかな音の変化でおらふくんの異変に気づく。
「おらふくん、今の操作ミス、珍しいね。……少し、休んだほうがいいんじゃない?」
配信上の気遣いに見えて、その声はどこか強引な「アルファ」の響きを帯びていた。
3. 二人きりの通話、暴かれる本能
配信が終わり、メンバーが退出して二人きりになった瞬間、おんりーさんの声が変わる。
おんりー:「おらふくん、マイク切ってないでしょ。……全部漏れてるよ、呼吸が」
おらふくん:「っ、……おん、りー……。ごめん、なんか、今日……おかしくて……」
おんりー:「……だろうね。画面越しでも、おらふくんが今どんなに甘い匂いさせてるか、想像つくよ」
おらふくんは、自分の腕を抱きしめて震えることしかできない。おんりーさんの低く、落ち着いた声を聞くだけで、奥の方が疼いてしまう。
おんりー:「今すぐそこに行きたいけど……それしたら、僕もおらふくんを離せなくなる。……どうする? 助けてほしい?」
おらふくん:「……っ、きて、……おんりー、はやく……っ!」
羞恥心よりも本能が勝り、涙目で助けを求めてしまうおらふくん。
その声を聴いたおんりーさんの口角が、冷徹なアルファのそれとして、わずかに上がる音がした。
おらふくんの家の前。
ヒートの熱に浮かされ、おらふくんは鍵を閉めるのも忘れてベッドに倒れ込んでいた。
漏れ出る甘いフェロモンが部屋を満たし、意識が朦朧とする中、玄関のドアが開く音が響く。
「……っ、おん、りー……?」
やって来たのは、配信で約束した通りのおんりーさんだった。
けれど、部屋に入ってきた瞬間の彼は、いつもの「仲間の実況者」ではない。
空気を震わせるような、威圧的なアルファの香りを纏っている。
おらふくんは本能的な恐怖と、それ以上の期待で身体を震わせ、這うようにしてクローゼットの隅へ逃げ込んだ。
狭い暗闇の中で息を殺すが、重く、確かな足音がゆっくりと近づいてくる。
パサッ、とクローゼットの扉が開けられた。
「……見ーつけた」
逆光の中に立つおんりーさんの瞳が、暗闇で獣のように鋭く光る。
「ひっ、……あ、……ぁ……」
「そんなに震えて……。僕の匂い、そんなに怖い? それとも、欲しくてたまらないの?」
おんりーさんは逃げ場を塞ぐようにして、おらふくんの両手首を片手で軽々と押さえつけた。
抗おうとする力など、アルファの前では無意味。おんりーさんの顔が首筋に近づき、熱い吐息が皮膚を撫でる。
「や、だ……。おんりー、おかしく、なってる……っ」
「おかしくさせたのは、おらふくんでしょ。……こんなに無防備な匂い撒き散らして」
おんりーさんの指先が、おらふくんのうなじにある、まだ誰にも汚されていない「項」をなぞる。
そこはオメガにとって最も敏感で、最も守らなければならない場所。
「……他の誰かに見つかる前に、僕の物だって分からせてあげる」
「あ、あかん、……噛んだら、つがいに……っ!」
「いいよ。おらふくんが一生、僕以外に反応できなくなればいいんだから」
逃げようと身を捩るおらふくんの肩を、おんりーさんは容赦なく押し付け、鋭い牙をその柔らかな皮膚に立てた。
「っあ!!……ぁ……っ!!」
鋭い痛みのあと、おんりーさんの圧倒的なフェロモンが、直接身体の奥深くまで流れ込んでくる。
おらふくんの瞳から涙が溢れ、同時に、抗えない悦びで身体の力が完全に抜けてしまった。
首筋に刻まれた、深く、消えないマーキング。
おんりーさんは満足そうにその傷跡を舌でなぞり、耳元で低く囁いた。
「これで、もう逃げられないね……おらふくん」
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