この作品はいかがでしたか?
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※ちょっとグロ表現あるかもです
|ぐちゃとかの音とかじゃないです
|苦手な方はUターンで
玲奈
「改めて言うと、長いけど」
________
小学生の時だった。
私は、ずっと泣き虫だったの
些細な出来事にも泣いてしまうくらい
だから、いつも心配されてる
けど、苦ではなかった
その時は…ね。
あの出来事が起こるまでは
玲奈(小3)
「母さん!今日公園行こうよ!」
母さん
「いいわね!」
私に、父さんは居なかった
居なかったというよりは
小学1年生のときに
病気で死んじゃった
勿論、大泣きしたよ
母さん
「さ!遊びましょう!」
玲奈
「うん!」
公園で遊んで
シャークん(小3)
「あ、玲奈〜!」
玲奈
「あ!しゃけ!」
母さん
「あら!翔君じゃない!」
シャークん
「こんにちは」
シャークん
「玲奈!遊ぼうぜ!」
玲奈
「OK〜!」
貴方とも、遊んで
帰る途中…帰り道でのことだね
貴方も知ってるでしょう?
母さん
「!2人共!逃げて!」
玲奈
「ぇ…?」
翔
「?」
そうだよ。
貴方の後遺症とも関係ある
事故のことよ
私と貴方は
離れていたから、”大怪我”で済んだ
母さんは、大怪我どころでは済んでない
死に至るくらいに
怪我してた
貴方も見たでしょ?
母さんの、腕が轢き潰されて
頭からは血が流れてて
息すらしてないように見えた
母さんの瀕死状態を
勿論、近くに居た人の通報のおかげで
私達は病院に搬送された
私達は、無事になんとかなった
私は左の腕に後遺症
貴方は右腕に後遺症
母さんは
間に合わなかった
いや…
既に死んでた
だから、思った
自分が、泣いていたりすると
皆を不幸にしたりするの
他の人達を、心配させたり
傷付けたりするの
それは嘘だろって言うかもだけど
本当よ
実際に、泣いた日に
友達が、怪我していたから
逆に笑ってる日には
怪我する子なんて居ないの
だから、母さんが死んだ日も
貴方の後遺症も
私が、少し泣いたから
怪我したんだよ
公園で、転けて泣いてたでしょ?
だから、笑うために
貴方とも離れて
遠くの学校に来て
ずっと、笑って
ずーっと、笑って
泣かないようにして
いるんだよ
________
玲奈
「…もういいでしょ?」
玲奈
「理由はこれ」
玲奈
「もう、関わらないで」
シャークん
「…」
玲奈
「…なn」
玲奈
「…ぇ?」
シャークん
「…深く考えすぎ」
シャークん
「そんな事言ったら、俺だって悪い」
シャークん
「俺が、玲奈を泣かせたりしてる」
シャークん
「そんなに深く考えすぎたら」
シャークん
「ほとんどの人が、他の人を不幸にしてる」
シャークん
「そうなる」
シャークん
「…確かに、俺らの後遺症も」
シャークん
「お前の母さんも」
シャークん
「他のやつの怪我も」
シャークん
「確かにお前が泣いてる日に不幸になってる」
シャークん
「けど、それは」
シャークん
「たまたまだろ?」
シャークん
「深く考えすぎ」
玲奈
「…私が泣くと、絶対…誰かが不幸になる…」
玲奈
「だから…笑ってなきゃ…ッ」
シャークん
「笑わなくてもいいだろ」
シャークん
「だって、泣いてたら幸せになる方もある」
シャークん
「泣き出して、泣き終わって」
シャークん
「そしたら、自分がスッキリして」
シャークん
「安定して」
シャークん
「それが、泣くってもんだろ」
シャークん
「不幸はたまたま」
シャークん
「お前も深く考えすぎなんだよ」
玲奈
「…泣いてたら、誰かが…必ず」
玲奈
「不幸に…」
シャークん
「じゃあ、なんで俺は」
シャークん
「生きてるんだよ」
玲奈
「…え?」
シャークん
「不幸っていうもんは」
シャークん
「人生なんだから、どこにでもあるだろ」
シャークん
「それに、俺が不幸になってるなら」
シャークん
「俺、死んでるはずだ」
シャークん
「けど、死んでない」
玲奈
「けど…後遺症…」
シャークん
「後遺症はどうでもいい」
シャークん
「腕に痣ができるくらい」
シャークん
「不幸とは思わん」
シャークん
「てか、俺は怪我なんか日常茶飯事」
シャークん
「…まぁ、ちょっとデカい怪我だったけど」
シャークん
「俺は気にしてない」
シャークん
「…お前の母さんが亡くなったのは」
シャークん
「車が、ちゃんと見てないから」
シャークん
「てか、お前が泣いたら」
シャークん
「必ず誰かが不幸になるわけじゃない」
シャークん
「実際に、なってねぇから」
玲奈
「…?いや…泣いたら…必ず起こってたし…」
シャークん
「俺の誕生日」
シャークん
「お前は泣いてたけど」
シャークん
「何も起こってねぇじゃん」
玲奈
「ぁ…」
シャークん
「…お前は深く考えすぎだ」
シャークん
「少しは」
シャークん
「勇気を持てよ」
玲奈
「…」
シャークん
「…泣きたいなら、泣けよ」
シャークん
「誰も、不幸にならない」
玲奈
「やめ、てよ…w」
シャークん
「…誰も、追い詰めない」
玲奈
「だ、から…w」
シャークん
「…泣いて、いいよ」
玲奈
「ッ…」
玲奈
「…ヒッグ」
玲奈
「うぅっ…あぅ…ヒッグ」
玲奈
「どうして…そこまで優しいの…ヒッグ」
玲奈
「ズビッ…ヒッグ…」
玲奈
「あれ…涙が…止まらない…wヒッグ」
玲奈
「おかしいなぁ…ヒッグ」
玲奈
「どうして…こんなに出るんだろ…ヒッグ」
シャークん
「…ずっと、溜め込んでたんじゃない?」
シャークん
「今のうちに、全部吐き出せよ」
玲奈
「ッ〜!」
玲奈
「うわぁぁぁん!(泣)」
玲奈
「ヒッグ…うぅ…あぁぁ…ヒッグ」
________
シャークん
「…落ち着いた?」
玲奈
「うん…ズビッ」
シャークん
「…何かあったら言えよ」
シャークん
「あいことば、ずっと仲良し。だろ?」
玲奈
「し”ゃ”け”ぇ”〜!ヒッグ」
シャークん
「相変わらず泣き虫だな…w」
玲奈
「言わなぐでいい…ズビッ」
シャークん
「…皆に言える?」
玲奈
「…多分」
シャークん
「まぁ、自分のタイミングでいいんだぞ」
シャークん
「今すぐとは誰も言わないし」
玲奈
「…うん」
シャークん
「…俺は応援してる」
玲奈
「ありがと…ズビッ」
シャークん
「じゃあ、帰ろうぜ」
玲奈
「けど…しゃけの友達…」
シャークん
「事前に言ってある」
シャークん
「ほら、帰ろうぜ」
玲奈
「!うん…!」
________
玲奈
「けど…どうしてここの学校に…?」
玲奈
「転校前の学校でも良かったんじゃ…」
シャークん
「規則破りまくったら退学された」
玲奈
「えぇ!?」
玲奈
「だ、大丈夫なの…?(泣)」
シャークん
「あーっ!大丈夫だから!」
玲奈
「よかったぁ…」
シャークん
「そんで、せっかくなら」
シャークん
「どこの学校行きたいかって」
シャークん
「皆で話し合ってた」
シャークん
「正直、どこでも良かったけど」
シャークん
「前に、お前の親戚が」
シャークん
「お前がここらへんに引っ越すとかの話聞いて」
シャークん
「校則軽い学校選んで」
シャークん
「ここに来たってわけ…」
玲奈
「…なんか、ごめん」
シャークん
「いや、俺が言っただけだし」
シャークん
「大丈夫だぞ」
玲奈
「…そっかw」
シャークん
「…かわい(ボソッ」
玲奈
「え?なんか言った…?」
シャークん
「え?ううん。なんにも」
玲奈
「そっか〜…」
玲奈
「じゃあ、私こっちだから…」
シャークん
「…明日、頑張れよ」
玲奈
「うん…!」
玲奈
「また明日…!」
シャークん
「おう…w」
________
Nakamu
「あ、しゃけおかえり〜」
Broooock
「おっせw」
きりやん
「皆もう宿題終わってるぞ〜w」
スマイル
「あ、おかえり」
きんとき
「…どう?気持ち伝えれた?」
シャークん
「伝えれた」
きんとき
「それはよかった」
Nakamu
「伝えた内容…告白?」
Broooock
「えぇ〜?ほんとぉ〜?」
シャークん
「どうしたらそうなる()」
きんとき
「まぁ、よかったじゃん」
スマイル
「なにが…?」
きりやん
「お前には関係ない話だ」
スマイル
「そっか()」
シャークん
「何のゲームしてるの?」
Nakamu
「マイクラ〜」
Broooock
「やろうぜぇ〜?」
シャークん
「宿題終わってからならいいぞ」
Broooock
「早く終わらせてきてぇ〜」
シャークん
「すぐには無理…w」
きんとき
「俺教えようか?」
きんとき
「理科以外」
シャークん
「理科今日ないだろ…」
きんとき
「あったら困るから←」
シャークん
「じゃあ、教えてもらいます…」
きんとき
「ツンツン」
シャークん
「?」
きんとき
「玲奈っていう子、好きなんでしょ?w(ボソッ」
シャークん
「…はぁっ!?」
シャークん
「ちょ、なんで急に…」
きんとき
「いやぁ〜しゃけがそこまでさ」
きんとき
「女の子の為にするの、おかしいなぁって」
シャークん
「そんなに?」
きんとき
「そんなに」
きんとき
「…んで、どうなの!好きなの!」
シャークん
「そりゃ…幼馴染だし…」
きんとき
「…それ恋愛で言ってる?」
シャークん
「は、はぁっ!?//」
きんとき
「恋愛かどうかだよ〜w」
きんとき
「それ友情の方でしょ?」
シャークん
「…(図星」
きんとき
「んで、どうなの」
シャークん
「…あぁ…もう」
シャークん
「急に変なこと言うなよぉ…//」
きんとき
「www」
きんとき
「結局、恋愛の方でも好きなんだねw」
シャークん
「そうだよ…」
きんとき
「やっぱり〜」
きんとき
「女の子の為にするの、やっぱりおかしいもん」
シャークん
「…どうしてそんな勘がいいんだよ」
きんとき
「知らん←」
シャークん
「そうか←」
きんとき
「んま!俺は応援してるぜ!」
シャークん
「半分面白がってるだろぉ…//」
きんとき
「お前わかりやすいんだよなぁ〜w」
シャークん
「うそぉ…//」
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