あの後中也さんが起きてくれた事で僕は太宰さんに殺されずに済んで良かったと思うが一難去って又一難という事だろうか流石の彼も躰に応えたのか芥川が風邪を引いてしまった。このセーフハウスには気の休まるところは無いのだろうか、、、
太宰さんに看病した方が良いのか訊いてみると「私看病出来ないし敦君がやった方が善いんじゃない?私ぃ今日中也が疲れてるし離してくれそうもないからパス〜」と、ニコニコしながら太宰さんが云ってきた太宰さんには中也さんがくっ付いていて眼を擦っているのでなんとな〜く何があったか判るが看病って一体何をしたら善いのだろうか、、、何時もなら中也さんに訊いている所なのだが今日に限って徹夜帰りのデレデレ日(命名、新双黒)だからなぁ、、、いや僕が看病したくないんじゃ無くてね⁉︎寧ろ芥川だったらしたいって言うか、、、もう‼︎何して善いか判ん無い!
でも、太宰さんに云われたらやるしか無いよなぁ、、、
と、いう事で看病する事になったのだが、取り敢えずお粥を作ろうと思ったけど芥川って少食だからこういう時なんか食べるのかな?本当僕と真反対だから判ん無い、、、でも無いよりあった方が善いって聞くし?一応作っとこうかな
先程から敦が何か云いながらキッチンにいる。気配的には敦以外は誰も居ない様だが御二人は気配を消すのが上手いからな、、、如何な物か、、、そんな事を思っているうちに僕は意識を手放した。
お粥が出来たのは善いけど芥川寝てないかな、、、?否、寝てた方が治るの早いと思うけど。一応用意していた無花果と作ったお粥を抱えて畳を歩いて芥川が居るところへ向かう。途中で一寸転んだりしたけど虎の反射神経でお粥は無事だった。こういう時は虎に感謝しておく
芥川の処へ向かうと思った通り寝ていた。少しだけ残念だけど仕方ない。お粥を傍に置いて芥川を見つめているとうとうとしてきて未だ昼なのに僕も寝てしまった。
僕が次に起きたのは夕陽が小窓から入って部屋の一部を照らす5時。何時から寝てしまったか判らないがまぁ善い敦が傍に粥と無花果を置いて寝ている事が問題だ。風邪を引いている患者の隣で寝るとはどういう事だろうか、、、すっかり冷めきってしまった粥を口へ運ぶきっと敦が作ってくれたのだろう僕の好きな味を把握しているとは流石だな
次回、中也が悩む事とは⁉︎
第16話 「_____」
コメント
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ん""ッッ!?ハァもうッッ何でこんなに可愛いのッッ!?!ガチデさぁ、 可愛いぃ~~~~~~~!!!!!!!