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🧡side
部活の練習中。
体育館の窓から見える、1本の花の木。
その木陰には、1人の男の子が座っている。
ぱしゃ
そして、今日も俺はその子の写真を撮っている。
🧡 )「っ……」
🖤 )「また撮ってる。」(頭叩
🧡 )「いったぁぁぁ!!何もぉ…!」
💜 )「んー?何してんのー?」
💙 )「あ、お前また撮ってんの ?」
🧡 )「だって綺麗やもん。」
💚 )「まぁ綺麗だけどさ。毎日撮って飽きないの?」
🧡 )「飽きひん!!風景って毎日毎日変わっていくもんやで〜?」
🤍 )「ふーんすごいね〜康二くん。」
💛 )「その集中力をダンスでも活かして欲しいけど。」
🧡 )「ぎくぎく!!」
💛 )「ほら!練習再開するよ!!」
⛄️ )「はーい!!」
)「んふふ、かわいいな…」
💛 )「よし、今日はここまで。」
🧡 )「しょっぴー!ここどうやったけ?!」
💙 )「は?お前さっき照に一緒のこと聞いてたじゃんか。」
そう言って少し拗ねた感じな顔をしてくるしょっぴー。
🧡 )「お願い教えてや!!」
俺はしょっぴーに抱きついた。
🧡 )「教えてくれるまで返さへんから!!!!」
💙 )「わかった!!わかったから離せっ!!」
🧡 )「阿部ちゃん!!ここ教えて!!」
💚 )「えっと、ここはね。」
🧡 )「ラウー!!!」
🤍 )「はいはい。笑」
💜 )「あと何人に聞いたら覚えるんだか。」(呆
❤️ )「…あははっ、笑」
💜 )「じゃ俺お先に〜」
❤️ )「俺も、康二に捕まる前に帰ろっかな。」
🧡 )「ふぅ…ありがとう!ラウ!!」
🤍 )「いいよぉーじゃあ、俺は帰るね!」
🧡 )「バイバイ〜!」
あれ、もうみんな居らへん。
帰るの早いな…みんな。
🧡 )「あ!!」
俺は、ステージの端でめめが座っているのを見つけた。
🧡 )「めぇめぇ〜!!」
🖤 )「はいはい自主練ね。」
🧡 )「ありがと!!」
めめは、ツンツンなくせにいつも最後まで残ってくれる。
ちゃっかり、俺のこと好きなんやろうな〜笑
🖤 )「1.2.3.4.5.6.7.8.!」
🧡 )「ぁぁ!!また振りとんだぁぁ!!」
🖤 )「はい、もう1回。」
🧡 )「いや、ちょっと休憩!!」
🖤 )「はぁ…もう、そんなんじゃ全然終わんないよ?」
🧡 )「ちょっとだけ!!」
🖤 )「ちょっとだよ…?」
俺は体育館のステージを降りて、ドアを開けて外の空気を大きく吸った。
🧡 )「…」
🖤 )「涼しむフリして、またあの子見てるんでしょ。」
🧡 )「あ、バレてもうた?」
🖤 )「そんなに好きなら話しかければいいのに。」
🧡 )「いや、だって誰かわからへんし気まずいし……」
🖤 )「行こ。」
🧡 )「え、ちょっとめめ?!」
そう言って靴箱に向かうめめ。
なんで急に…
🖤 )「あの!!君!!」
)「……え、」
🧡 )「ねぇやめとこうって、!」(小声
🖤 )「君です。」
)「俺、?」
🖤 )「はい!」
🖤 )「名前、なんて言うんですか?」
🩷 )「……佐久間大介。」
佐久間……大介………
🖤 )「こいつ、向井康二って言うんです!」
🧡 )「ぇ、!ちょっと!!めめ!?」
🩷 )「向井康二くん…ね。君、いつも俺の事撮ってるでしょ。」
🧡 )「あ、えっと…ごめんなさい…不快でしたか、?」
🩷 )「ううん。全然。カメラとか、よく分からないけど。楽しい?」
🧡 )「うん!楽しいで!!」
🖤 )「LINE交換しなよ、」(小声
🧡 )「あ、えーと!LINE…!交換せーへん、?」
🩷 )「LINE…?」
🩷 )「ごめん、俺そういうの詳しくないから分からない。」
🧡 )「あ、えっと… 」
気まずっ…!!!!
どうしよう。趣味が合わへん…!
🧡 )「あ、いっつも持ってるその本ってなんの本なん?!」
🩷)「これ、?」
🩷 )「これは、ただの少女漫画。」
🧡 )「少女……漫画……」
わからん…少女漫画分からへん………!!
🧡 )「んじゃ!!さよなら!!!」
俺は走って逃げ出した。
🖤 )「あ、!ちょっ!康二!!!」
🩷 )「……可愛い子。」
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