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今日はエイプリルフール
彼女にイタズラをしかけたいと思います!
風呂には見知らぬ歯ブラシ
ベットには見知らぬ香水
決定的なのがリビングにある謎のスプーン2つ
そして私の演技力で浮気したって思わせる
もちろんこんなことするのは嫉妬させたいから
最近仕事が忙しいからちょっとしたお茶目を
きっと怒ると思う
そうこう考えてるうちにもう少しで帰ってくる時間だ
「ただいまぁー」
帰ってきた
私の演技力が試される時間だ
「おかえり 」
「なんだよー彼女様が帰ってきたんだよー?」
「少しは玄関で待ってくれないの?」
「ちょっと…手が離せなくて…」
「ふーん、ちょっと顔洗ってくる」
しめしめ、そこには設置した歯ブラシがある
そこから怪しむかな
3分がたった
未だに声がしないけど、気づいていないのかな
「よーし!それじゃ、お菓子でも食うかー!」
「一緒に食べる?」
「今日は…いいや」
いつもは一緒に食うはずだったゼリーも食べたい気持ちをぐっと堪えた
「…そっか!」
「私、そろそろ寝室に行くね 」
「おっけー!」
そこで寝てるふりでもしてるか
そんなことを考えてるうちにゼリーは食い終わったようだ
今日は早いと思った
いつもは一緒に話して笑って
…そっか、今日は私がいないから
胸がぎゅっとなった気がした
気づいたら、すぐにネタバラシしよう
「ん?もう寝ちゃったかあ」
「…こっちは香水…か」
「こんな香水、見たことないんだよなあ 」
「…やっぱり」
ここで起き上がってネタバラシをしよう
でも、上手く起きることが出来なかった
「██ちゃん。うわき、しちゃったの?」
「なんでかなあ、私こんなに頑張ってて、愛してて、」
悪寒というか、寒気というか、そんな感じがした
冷や汗が止まらない
「…あれ?██ちゃん、起きてる」
私はやっと目を開けることが出来た
「ご、ごめん、実は」
「えっと、浮気に対しての言い訳…かな 」
違うの、その
「なんで、なのかな」
なんで、動かないの
膝から崩れ落ちて、やっと、表情を変えることが出来た
「ご、ごめん、エイプリルフールの、つもりで」
膝が冷たい
顔をクシャクシャにしてると思うと、上手く、目を合わせることが出来ない
「…そっか、嘘だったなら良かった」
「でも、さ。」
「人が傷つく嘘をつくことは違うと思うんだよね」
「あ、ごめ、んなさい」
頭がまわらなかった
「どうしても許して欲しい?」
「う、ん」
「そっか、でも私は許すことが難しいからさ」
「お仕置させないとまたやっちゃうかもって思うんだよね」
自分のしたことをきずつけているんだってきづいた
「ベット、いこっか」