テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「行ってきます」
私はその場にひとつの言葉をおいて、1歩踏み出した。肌に触れる空気が、まるでちっちゃなたくさんの刃みたいだった。
(今日はとっても寒い日だ)
そう感じながら1歩また1歩と歩きだし、スキップになっていた。この前のティータイム楽しかったなとか、結局🐍くんにあげ忘れてた!とか考えてた。そんな時、ふとクリスマスを思い出した。丁度、よく行く雑貨屋さんの前だったから、立ち止まって、入ってみた。
店内は、いつも通り静かで、暖かい雰囲気がとてもお気に入りの場所だった。クリスマスということで、私はいつも頑張ってるみんなのサンタさんになろうと思った。ちょっとありきたりすぎるかもしれないけど、みんなの喜ぶ顔を想像しながら早速選び始めた。
「えっと、まずは🌂さん!」
この前お世話になったしな。と考えつつ、探し始めた時、ふと目に止まったブローチがあった。紅、碧、翡翠の3つの色でできた綺麗な蝶の形をしたものだった。
「綺麗。」
私は迷わず、これに決めた。彼女と同じ綺麗を感じたからだった。
そうやって🌂さん、🐱さん、🐟くん、🕷さん、💄さんと決めていった。残るは後1人。
「🐍くん、、、何プレゼントするのがいいんだろう、?」
悩みながら、お店の中をぐるぐるとしていたら若いカップルの会話が聞こえた。
「🍮ってさ!アクセサリーとか興味ある?」
「あるにはあるけど、、急にどうした?」
「いやね〜?この前撮影で私が表紙だった雑誌あんじゃん?そこの後半のページで[男性用アクセサリー]のコーナーがあってさ〜」
「また今度🍮の誕生日じゃん?どうせだったら身につけられるものがいいかなって!」
2人が通り過ぎてった後、“身につけられるものがいい”という言葉が耳に残った。
(🐍くんも、喜んでくれるかな、)
そう思った時、淡い桃色の薔薇のピンを見つけた。“タイピン”と言うらしい。ネクタイにつけるものだと書いてあった。それを見た私は、すぐに手にとった。
「🐍くんみたいな優しい色」
思わず声が出た。最後に納得のいく物が見つけられ、ルンルンでお会計をした。
帰り道、ふわふわとしていて、暖かい。そんな風に感じた。やっぱり🐍くんのことを考えてるときは不思議な気分になる。