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こんにちは!莉蘭(リラ)です!
どの小説からでも読んでいただけるように、エピソードの初めには自己紹介をつけています。
ぼちぼち小説書いてみたいと思います。
初心者ですのでうまくはないと思いますし主題がはっきりしてないこともしばしば……
となると思いますが、温かい目で見守っていただけるとありがたいです!
私生活がとても忙しく土日でもほぼ投稿できないので、長期休みに主に投稿します。
たまに小説とかではなくあるあるとかネタ寄りなことも投稿しますよ!
よろしくお願いします!
(ユーザー名はとあるARPGのキャラに由来してます)
それでは本編どうぞ!!
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暇だなあ。
私は「おやすみ」のスタンプが並ぶチャットアプリを閉じた。明日から私は高校生になる。それが楽しみすぎて、眠れなかったので友達と話していた。みんな寝てしまったから、やることが見当たらない。今日は曇っているから星も見えないし、読みたい本もない。スマホのギガがなくなるから、動画を見ることも控えている。
空白の数分を過ごした後、私は本棚に手を伸ばした。そこには受験の時に使った過去問集、説明会でもらった資料が並んでいる。私はその中から、学校説明のパンフレットを取りだした。そこには教育方針や行事計画、合格実績が並び、裏表紙にはアクセスと部活が載っていた。
「あ……これ」
入りたいと思っていた、部活があった。楽しそうにお菓子を作っている、製菓部だ。
「これだよね、この高校に入ろうとしたのは」
私は部活目的で入っていたのだった。充実した生活を送るには、勉強が苦手な私にとって部活は不可欠なものだった。しかも自分が好きな『お菓子作り』が学校でできるなんて、と思いこの学校を受験した。
目的ができると、意味のない時間を過ごすより少し意味合いがあるように思えた。元気に登校できるよう、電気を消してベッドで寝た。
そして翌朝。太陽の光がレースカーテンから差し込んでくる。昨日設定したアラームはまだ鳴っていない。だが一刻も早く学校に行きたかった。アラームをキャンセルして、家族を起こさないようにそっと朝食を作り、食べ、制服に着替えて学校へ向かった。道端で中学校時代の友達と再開し、立ち話を楽しみながら向かった。
立派な銀色の校門にはまだ鍵がかかっていた。人も少なかった。私は鍵が開くのを待ちながら、スマホをいじっていた。
「あ、美紗紀(みさき)! やっほー」
黒髪のおかっぱの女子高生が声をかけてきた。彼女は私の小学校時代からの親友、望美だ。お互いの両親同士も接点が多く、家同士仲良くしていた。
「望美! どの高校行くのかと思ってたから、安心したよ!」
「ごめんね。合格してすぐ、親が海外旅行に連れて行ってくれて。美紗紀の電話番号知らなかったから、なかなか連絡とれなかったの」
「大丈夫! 会えてよかったよ」
他愛もない会話を楽しんでいると、いつの間にか時間が過ぎ校門が開いていた。
「よし、私たちも入ろうか」
「うん!」
___第一話 蒼き星々