tugk
『おくすり』
side__🦊
俺は最近思うことがある。
とやさんが俺の事避けてると思っちゃうんだよな。
相手はそんな風には思ってないんだろうけど、
俺からしたら寸止めだ。
俺はもっと遊んで欲しいし、構ってほしい。
俺こんなにかまってちゃんだったっけ。
まぁ、そんなことは言ってしまえばどうでもいい。
俺はとやさんとずっと一緒にいたいし、
死ぬまで愛し合いたい。
だから、薬飲んじゃうもん。
構ってくれないとやさんが悪い。
俺も人のせいにするのは良くないと思う。
でも、これに関してはしょうがない…よね。
これ飲んだらおかしくなって、
ずっと好きでいられるかな。
片想いでいいから。
…愛し合うってなんだっけ。
あれ。俺、とやさんと付き合ってるよね?
なんで俺はとやさんの事愛してるのに、
とやさんは俺だけじゃないの?
付き合ってるなら俺だけで良くない?
なんで俺だけに染まってくれないの?
俺はとやさんに染まってるのに。
俺は、とやさんのなんなんだろ。
犬でも猫でも…言ってしまえば奴隷でも、
セフレでもっ…なんでもいい。
どんな存在でもいいから一生一緒にいたい。
「これ…のん、だら…あい、しあ…ッ…える?」
「ずっと…ふた、りで…ッ」
「いれ、る?ッ…ひゅッぅ”っ♡」
息がおかしい…。なに…これ。
喉から出ちゃいけない音がする。
「もうっ…ッ…わかんないよ…ッとぉやッ」
「とやさん…ッ」
視界がぼやけて、今何がおきてるかわかんない。
怖くて床に這いつくばって。
「薬…ッ…どこ…?」
「ここッ…っ…どこ…、ッ」
どこにいるかすらもわかんなくて。
「ただいま。」
微かに音が聞こえる。雑音なのか。
声なのか音なのか、わかんない。
なんなの?怖いよ…。助けて…。
俺は…ただ、とやさんに愛されたいだけなのに。
「…あれ?がっくーん?…がくくん!?」
「どうしたの!?」
誰かの手の体温が伝わる気がした。
あぁ…これがとやさんだったらいいのに。
とやさんだったらどれだけ幸せなことか。
「あ…ぅッ…とや、さん?…ひゅ~ッ…」
俺、とやさんに心配されてる?
嬉しい。
いつもはほっといてるのに
今日は遊んでくれるのかな。
「そうだよ。」
俺ののぞみが、叶った。
「ほら、おいで。ごめんね。ほっといて。」
「…ッ、とやしゃん、っ♡」
このぬくもり。
いつぶりだろう。
とやさんからしか感じられないぬくもり。
このぬけもりが大好き。
「やっばぃ、俺…ッ」
ほんとにおかしくなっちゃった…ッ
薬…ッ…飲んだっけ…っ
怖い。飲みたい。どうしよう。
「どうしちゃったのがくくん。」
「…とやしゃ…ッん…俺、ッ♡」
「おかしくなっちゃったッかも…っ♡」
「いいよ。おかしくなっても。ずっと一緒にいようね、♡♡」
「ねぇ、がくくん、僕に…堕ちてくれたの?」
「ッ…わっ、かっ…んない…ッ…♡♡」
「でも…っ…とやしゃんといれれば」
「もう…い…ッぃ…かもッ、♡」
これで俺、とやさんと…ッ
ずっと一緒にいれる…ッッ♡♡
「そっか、♡♡」
「いっぱい愛し合おうね?、♡♡」
っ…おれ、…とやさんに愛してもらえる?…ッ♡♡
「うん…ッ♡♡♡」
「とやさんっ、おれのこといっぱい愛してくれる?…ッ」
「当たり前だよ、♡」
俺、めちゃくちゃ幸せ者じゃん、♡
とやさん…ッ
俺だけのとやさんで、
とやさんだけの俺。
嬉しい。
数日後
「ほら、がくくん。これ、飲んで?」
あの日からずっと飲まさせるこれ。
まずくてまずくてしょうがない。
これを飲むと頭がふわふわして、
それから記憶がなくて、
それから起きたらまた開発されて。
俺、壊れちゃうよ…。
「はい…。」
やだ…怖い。
また、またっ。
殴られちゃう…。
「言う事聞けないの?」
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。許して。
「僕、そんな風に育てたつもりないけど。」
「ぁ、ぅ、ごめんなさい…。」
「言う事聞くから!」
「殴んないでっ…」
「ふーん、早く飲んどけよ。」
バタンと勢い良くドアを閉め、部屋から出て行ってしまった。
「ひゅーッひゅぅ”…ッッこわいぃ…ッ」
でていった瞬間、安心で目からは
大粒の涙が零れ落ちる。
「おれ…また…っ…」
「おかしくなっちゃう…ッ」
まただ。
また、喉から出ちゃいけない音がする。
俺、死ぬのかな。
死後もとやさんと居れるのかな。
殴られてもそんなこと考えちゃう俺は
もうおかしくなってるのかな。
「もう…わかっ…んないよ…ッ」
「こわれちゃ…った…ッッ」
「ひゅーッ…ひゅっ…ぅ”♡」
視界がまたぼやける。
side__⚔
ほんっと可愛い。
怖くて泣き出して、
僕のことをこんなに必要としてくれる。
僕がいないとなんにもできない。
こんな状態にしたかったんだよ…!
あ〜♡愛してる愛してる。
そうやって愛でたい。
でも、そうやって愛でたら僕が
おかしくなっちゃう。
僕ががくくんを必要としちゃう。
だから、こうやって脅して、
僕と一緒にいるっていうことを
教え込まなきゃいけない。
教え込んだら僕もがくくんもずっと幸せでいれる。
は〜、ほんと可愛い。
開発されるの嫌なはずなのに
時間が経てば経つほど快楽に溺れて、
僕を必要として。
トぶまでヤってくれる。
こんな人間を欲してたんだよ…!!
ほんとに嬉しい。
しかも可愛くて、Mだし、かまってちゃんだし、
欲しがりだし。愛おしくてしょうがない。
はぁ…ほんとに可愛い。
でも、あの日、本当は…、
…薬なんて飲んでないのに、一人で自分を責めて
一人でおかしくなった。
僕もおかしくなってるからいいけどな。
これが共依存、ってヤツなのか。
お互いにおかしくなって、
お互いに愛せるなら、
そんなに幸せなことはないか。
はぁ〜…可愛い。
見られてることなんて知らずに。
いつも吐いてるとこ見てるのに。
嗚咽してるとこだって、
がくくんのすべてを見てる。
なんでかって、?
そりゃあ、脅すための材料にするんだよ。
脅したら言う事聞いてくれるなら、
脅したほうがいいじゃん。
効率がいい。
そして、一番のメリットは泣き顔を
見せてくれること。
涙目とかじゃなくて、
目から大粒の涙を零しながら謝ってる姿。
可愛いと思わない?
そんで、詰まりながら謝って、
「なんでもするから!」
って言って開発されての繰り返し。
僕と自分自身に狂わされたから、
自分で自分を苦しめてる、なんて
気づけるわけないんだよ。
そんな風に追い詰められた人間を
動物のように扱えれる。
なんていう幸せだろうか。
僕からしたらメリットしかない。
いや、がくくんもメリットしかないか。
仮に嫌な部分があっても、
僕が画像を見せたり、
ちょっと低い声で喋るだけで、
体がびくってして、恐怖を感じて、
涙目になって、最終的には
目から大粒の涙を流して、
結果的には自分から快楽を求める。
はぁ〜、なんでこんなに可愛いかなぁ。
side__🦊
「ひゅー…ひゅぅ”…ッ…っ…ぉ”ッ」
「ぁぅ”…ひゅッ…ッ」
はぁ…。
息がおかしい…。
息ができないっ…。
上手く息が吸えなくて、喘いでるみたいになる。
でも、とやさんにこうやって開発されて、
それが愛でられてる、
開発が愛情表現だと思うと、
とてつもなく嬉しくて、
何されても、とやさんなら、
信じれちゃう。
というかなんというか。
後、もっともっと俺の事を、壊して欲しい。
ずっと一緒にいて、とやさんがいないと俺は
だめだめになっちゃうぐらい。
今もそうだけど、もっと壊して。
とやさんがいないと息も吸えなくて、
頭も体も、俺という存在が、
とやさんだけを欲して、
もうそれ以外考えられないようにして。
あの毎日飲まされる薬だって、
とやさんからの不器用な愛情表現だと
思えば1日に何杯でも、飲める。
あ、とやさんの足音だ。
今日も吐いちゃったし、お仕置きかなぁ。
でも、吐いたり、お仕置きでおしがまとか
させられても、とやさんとする、
性行為は気持ちよくて、今日も朝からずっと
おしっこ我慢してる。
あの勢い良く出す感覚。
あれが始めてヤったときから気持ちよくて。
今日はなにしてくれるかな。
バタンと急に部屋に入ってきてびっくりした。
「ぅゎぁっ…」
「ただいま、飲んだ?」
「ひゅ…ッ…ごめんなさい…」
「はいちゃ…ッ…いました…ッ…っ…」
「ふーん、それで?なんかしてくれんの?」
「なんでもっ…する…ッから…ひゅッ」
「ゆうして…っ…ッ」
「はい、じゃあついてきて」
「はい…ッ」
これから、穴に常時挿れられているローターを
起動され、その、衝撃を我慢しながらハイハイで
お仕置き部屋に行きます。
いっつも脳みそ溶けてさ。
でも、勝手にイっちゃった
レベルあげてくれるの。
これも…ちょっとした愛情表現…
なのかな。
とやさんが俺をどうしたいのか
わかんない。
でも、俺…とやさんがいないと生きてけない。
だって、大好きだし、
毎日毎日、欠かさず、
俺とシてくれて、お仕置きだっていうけど
俺からしたら嬉しくて、
ずっとシてたいぐらい。
とやさんに脅されても、それが愛情表現、
と思うと、めちゃくちゃ嬉しくて、
とやさんが俺の事を愛してくれてるから
毎日シてくれるんだと思えば、
お仕置きも俺にとってはご褒美みたいで。
…なんか…おかしくなっちゃったのかな。
どんなけ辛いことでもとやさんの為だと思えば
なんでもできちゃうかも。
吐くことだって俺にとっては快楽だし、
もっともっと苦しめて欲しい。
とまで思ってしまう。
俺にとってもとやさんにめちゃめちゃ
嬉しいことだと思う。
わかんないけど。
とやさんは俺の事どうしたいのか、
どう思ってるのかわかんない。
でも、俺からしたら全部全部嬉しくてさ。
あ、お仕置き部屋についたみたい。
次回、『お仕置き?』
見てくれてありがと〜!
そしてなんと今回、4000字超!!
コメント
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今日も最高でした……😭✨4000文字!?100文字位でしたよ!? Sっ気強い剣持……剣持からの愛を求める伏見……これがてぇてぇですね…