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誘われたら誰とでもすると噂のあなたを思っていたから独占欲爆発しちゃってもう乗り込んじゃう大和警部
第1話 - 誘われたら誰とでもすると噂のあなたを思っていたから独占欲爆発しちゃってもう乗り込んじゃう大和警部
39
4,724文字
2026年08月23日
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「なぁこの間どうだったよ?」
「あーマジだったぜ。あいつもう俺のエロ本だよ。最っ高だったわ」
「やばくねぇ?そんなにすげぇのかよ」
くすくすしながら後ろを通る一課の面子を肩越しに見る大和に、上原は背中を押す。エレベーターに乗って舌打ちする彼に、上原は怪訝な顔をした。
「朝からなに苛々してるの?」
「るせぇ!関係ねーだろ…」
「あるわよ!昨日上がるはずだった書類まわらなくてかんちゃんで仕事止まってるんだからね!?」
「あーあー」
と席に着くなり目の前から諸伏が頭を下げる。
「おはようございます」
「おはよう」と上原。
その声にちらと大和は目をやった。
「お、おはようございます…諸伏警部」
と座る諸伏の隣から頭を下げる名前。
「おはようございます」
諸伏も同じようにした。
「昨日はあの…わたし…」
「いえ。それよりからだは大丈夫ですか?」
名前はふわ、と頬を染めて目をそらす。
「は、はい…ありがとうございます」
「よかったです」
名前はまた一礼して席に着いた。
っはー、とため息のような呆れたような感じで煙草をくわえる大和に、諸伏は目をやる。
「何か?」
「何も言ってねぇよ」
「かんちゃんここ禁煙!」
「ちっ」
上原は立ち上がる背中にまた眉をひそめる。
「随分今日機嫌が悪いわね…」
諸伏は言った。
「いつもではないでしょうか」
「あいつだろ?一課の名字!」
前を歩くやつらは制服を着ていて、交通課ーーとさがるふだの方へ歩いていく。
「やべぇんだよそれがさ!まじでエロいからだしててさぁ…顔はあれだろ?童顔で…」
「もうエロ本いらねぇわ!あはは…」
「噂マジだから。俺も誘ってみるわ」
最近どこへ行っても男らはこの話しかしていない気がする。
名前は一課の新卒だが、ある理由から県警中にその名前を知られている。
「…気に入らねぇ」
苛立ちながら喫煙室で煙草をふかす大和に、今朝の諸伏と名前の会話を思い出す。
余計苛立ってきて大和はすぐ煙草をぐしゃぐしゃと潰した。
「ねー名前さん」
と名前の周りにはいつも男らが集まっている。
「昼一緒に行かない?近くにいい店見つけたんだ」
「あ、はい。ぜひ…」
「夜は空いてるの?前行ってたよね?ホテルの地下にある水中バー行きたいってさ…」
「おーい」と周りの男らがふざけるようにそいつに絡む。
「え?覚えててくれたんですか?嬉しいです」
名前はにこっ。と首を傾ける。
「じゃ今夜!仕事終わったら…」
「はい!ではまた…」
「…」
上原は心配そうな横目をしてから、隣の諸伏に囁いた。
「…あなたあの子の噂知ってる?」
「はい」
カタカタとキーを打ちながら諸伏。
「あなた…昨晩一緒だったの?」
「ええ」
タン、とエンターを押すと諸伏は上原を見た。
「相談事を聞いていただけですが」
「…心配なのよ」と上原。
「わたしも女だし…好きな人以外とはそんなことなかなか……頭下げられても無理だし」
「上原刑事はそうかもしれませんが、名字刑事はそうではないかもしれませんよ」
上原はむっとする。
「…なんか理由があるんじゃないかと思って…あの子別に男好きに見えないし。むしろ噂以外なら真面目で勤勉だし…」
「おい上原」
上原は入り口で寄りかかっていた大和にぎょっとした。いつからいた?
「見回りだ。行くぞーー」
上原刑事になりたいーー名前はふたりの背中を見て少し目を潤ませて唇を噛んだ。
あのふたりは幼馴染みだと聞いた。わたしが知らない大和警部のことも知っているんだろうな、と思えば思うほどいつもグラスは止まらなくなる。
ならからだで引き留めるしかないじゃない。
いつも行き着く答えは同じで、名前はわざと男性に誘われたら断らずに噂になるようにした。
そうしたら…一瞬でも興味をもってもらえるかな…なんて。それでもよかったから。
「どうしてくれるの!?」
ばん!と名前は交通課のカウンターに手をつかれ、びくと身を縮めた。
「もっ、申し訳ありません!」
「申し訳ありませんで済んだら今日残業しなくて済むわよ!」
ばっ!と目の前のもうほぼ定年になりそうな女性警官が後ろを見せる。
「あなたが出した書類が間違っていたせいであの段ボールのなかのファイル!総入れ替えになるのよ!あなたも手伝いなさい!」
「で、でもわたしは一課の…」
「使えないわね!この新卒は!」
ばっと手をあげられ、名前はこれからくる痛みにぎゅっと目を閉じた。瞬間ーー後ろからかぶさるようにぱしん!と音がして振り向く。
「新卒が使えねぇのは否定しねぇよ、クソババア…」
「大和警部…!」
「まあ!?あなた今なんて!?セクハラで…」
「今こいつに何しようとした?」
女性警官はぐっと後ろに下がる。
「こいつは一課の俺の部下だーー手なんてあげてみやがれ…生まれてきたこと後悔させてやる…」
ぐっ!と名前は肩を抱かれて横にからだが流れた。
「や、大和警部……」
「ったく」
はあっ!とエレベーター前で大和。
「お前もいちいちクソの話真面目に聞いてんじゃねーよ!」
「でっ、でも!あれはわたしがミスしたから怒ってるのであって…」
「ならごめんなさいで振り向かないで終わりにすりゃいんだよ!余計なことさせんじゃねぇ!」
しん、となり名前は目を潤ませて大和に頭を下げた。
「ごめんなさい…」
ぐしゃぐしゃ!と名前の頭は撫でられ、名前はびっくりして頭を押さえる。
「ぶっ…見たかよ?あのババアの顔…ふはは…写真でも撮りゃよかった…」
名前はそれから、もう1度彼の笑みが見たくてたまらなくなった。
いつものようにぼんやりとベッドの上から、名前は窓に映る自分を見ていた。すり…とシーツを胸元まで引き上げて。
「お待たせ」
後ろから抱き締められて、名前はす、と振り向く。降ってきた唇をそのまま受け入れて目を閉じようとした瞬間ーー
「お、お客様!お待ちください!」
「るせぇ!これが見えねーか!あ!?警察手帳!」
「ですがあのっ!」
ばん!と開いたドアにベッド上のふたりはぎょっとした。逆光だがわかる。
「「大和警部!?」」
「はーっ…手間かけさせやがって。おら」
大和は杖で男のパンツを投げる。女子のように男は慌てて服を着出した。
「な、名前ちゃんまた今度ね!」
「あ…」
手を振りながらばたん!とドアが閉まる。
しん。
名前は目をぱちくり。どうなってるの???
「…おめーも着ろ。服」
「え?」
「いつまでも売女みたいにしてんじゃねーよ!」
「あ、あの…」
「ごちゃごちゃ言ってんな!」
「きゃ…!」
どさり、と名前は押し倒されて唖然とするしかない。
「…そう…扱ってほしいなら…してやるけどよ……」
どく、どく、と心臓の音がする。どちらのものかわからない。
名前はじわりと涙を瞳に溜める。
「…馬鹿なこと言わせんじゃねぇ」
「いい…です」
「あ?」
「大和警部にならっ」
名前がぎゅうと瞳を閉じたら涙がこぼれた。
どんなふうに抱かれても……いい……
「…断る」
「大和警…」
「どこにいんだよ」と半ば怒鳴るように大和は起き上がり座った。
「…好きな女にんなこと泣きながら震えながら言わせて抱く男がよーー…」
「い、いやっ!」
名前は大和の背中に飛び付いた。しゅる…とシーツが落ちる。
「いや!行かないで!ひとりにっ…しないでください…」
「この馬鹿やろっーー…!」
「あっ」
ぱたん。と名前はまた倒れた。
「…紳士に振る舞えば振る舞ったで満足しねぇくせに」
「いいの!や、優しくなんて抱かないで!お願いぃっ…」
名前は大和にしがみついた。
「…どれだけおかしな我慢したと思ってんだよ」
ぎゅう。と抱き締められて名前はまた涙をこぼした。
「え?ごめんなさ…」
ふっ、とキスされて名前はまた目に涙を溜める。
普段から想像できないような優しくて甘い口づけに、名前は息を止めかけた。
だが次の台詞に目を細める。
「でけぇ乳してんな。顔に似合わずよ…」
名前はすっくと起き上がり、大和の足をずっ!とベッド端まで引いた。膝をつきベルトをカチャカチャさせると「おい!よせっ…!」
ずるずると下着ごと引っ張っておろした。
「入るかな…」
「…おいまさか」
名前は大和のそれを胸の間にしまいこみ、にやりとして唾液を垂らした。
「てめ…」
かああ…と赤くなっていく大和が片手で顔を覆う。
「もうくちゅくちゅしてますよ…警部の…可愛い…もうちょっと早くしますね」
名前は上下させる胸元を早く動かす。
「うあっ、くそ…覚えとけ…っ」
「出ますか…?我慢しないでいいですよ…」
「んなもん…」
最初からしてねーよ…
びゅる、びゅる、と何回かに別けて飛んできた精液に、名前は嬉しそうにベッドに倒れこんだ大和を見た。
「出したのにまだかたいです…まだ…出ますよね…?」
「ーーっ!」
名前は思い切り両手を左右から押さえて、片方ずつ擦るように胸を動かした。乳首が当たり、名前も喘いでしまう。
「んあっ…ん…け、いぶ…けいっ」
そのまま起き上がった大和はまた名前に口づける。優しいキス。こんなに興奮してるのに……にゅるり、と舌を淡く絡ませて、名前の髪を後ろに流す。
「はーっ…はぁ…っ」
「出して…くらはい…っ」
数回擦るとまた射精したが、今度は名前が口を開けていた。白く苦く卵白のようなそれを、ごくりと飲み干す。
「はぁ…は」
「んっ」
「どうせお前もグショグショだろ」
「そんなこと…」
名前はベッドに倒され隠すようにするがあっけなく払われた。
いきなり2本も入ってきた指にのけぞる。
「あっ」
「漏らしてんのか」
「えっ!そこはだっ…」
め、で名前は力が抜ける。じゅるじゅると音をたててそこに顔を埋められ、名前はのけぞり続けた。
固くした舌先でれろれろされたらたまらない。
名前はだんだんぼーっとしてきた。
いっちゃいそう……警部…離れて……
「あ、イク…イクイク…出ちゃうよぉ…」
「あ?おい待っーー」
かくかくする名前は派手にがくがくしながら思い切り噴いた。
びしゃっ!とわかりやすい水音と共に、気づけば大和のシャツはそれこそ漏らしたみたいに濡れていた。
「ごめ、にゃ、さ…」
「てめぇ…」
両足を持たれ、大和のそれがびしょびしょのそこに宛がわれる。
「あ、待って…まだイッ…」
言うや否や大和は思い切り奥まで突いた。
名前はまたかくかくする。
「は…おっき……いよぉ…」
「もっと奥までいってやろうか?」
名前は首を振ったが、大和は後ろに寝転がり名前の片足をあげる。
文字通り入ってきたことのない場所まで大和が来て、名前は真っ赤になって揺らされる。
「あ、あぁあ!いいっ…よぅ…ああん…」
前の芽をくりくりとされて名前は頭を振り乱す。
「は!ああ!ああっ!だ、めぇ!また…」
「名前」
はっ、と名前は後ろを向く。またあの口づけ……
「いやぁぁあああっ…」
がくがく揺らされながらまた名前はイッた。
「可愛すぎんだくそやろ…っ」
「…あつ。お前子供体温だな…あっち行けよ…」
「なっ!ひどいです!」
ぴた、とさらに寄る名前。ふわ、と手が頭に乗ったのがわかり名前はさらに満足げになった。
「どうしてくれんだ、あのシャツ」
「ドライヤーかけますからっ!でも」
今は、こうしていてください…
その名前の笑みに、大和もふっと笑った。
「あ」
「なんだよ?」
名前はだんだん笑みを深くし、首を振って胸元に頭を置いた。
「相談事ってなんだったの?言える範囲でいいけど」
上原が諸伏に尋ねる。
「…好きな人がいて」
と諸伏は大和のいないデスクをちらと見る。
「…諸伏警部ならどうしたら気づいてくれますか?でした」
「それで…」
「今の【行動】には気付いていると思いますので…彼が【爆発】する前にやめた方がよいですと。僭越ながら」
たぶん…と諸伏は椅子に寄りかかり天井を見る。
「とんでもないことになると思ったので…ですが恐らく」
雨降って地固まる。
諸伏はふと笑って、またぱちくりする上原をよそに、パソコンを叩き出す。
その出来事が県警中の噂になるまで、あと24時間…。
コメント
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えーもうタイトルからして強烈すぎるんだけど!?!?😭🔥 大和警部の独占欲爆発、マジで最高すぎた…! 名前ちゃんの健気な計算とか、最後の優しいキスのギャップにやられたよ…「出したのにまだかたい」のとこ、頭おかしくなるほどエモかった…! 何度でも読み返す自信ある、続きが気になりすぎて眠れない🥺💕