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新幹線とバスに乗って旅館に行く…筈だったんだけど
烏間「ある方のご好意で予約した旅館をキャンセルしてある屋敷に泊まる事になった
くれぐれもご迷惑をかけない様に!」
そう言われて連れて来られたのは立派な屋敷
イッテツ「あれ,ここ…」
??「テツ〜!!!!!!」
イッテツ君が屋敷を見て驚いてると聞き覚えのある声が響いた
ルカ「いらっしゃい!会いたかった!
あ!コトカ!久しぶり!」
ルカはぶんぶんと手を振ってあたしを見た
コトカ「ルカじゃん!久しぶり!」
ルカ「POG!そういえばアイも椚ヶ丘だったよね?アイは居ないの?」
嗚呼,そうだった。ルカは知らないんだったか
コトカ「アイは仕事で参加出来なかったの」
ルカ「そっかぁ…あ!ル…タ…?」
ぴた,とルカはルタを見て止まった
ルタ「あ,ルカじゃん
どうしたの?私になんかついてる?」
ルカ「いやでもルタって…」
ルタ「私は何も変わってない。そうでしょうルカ」
じた,とルタはルカを見つめてるといつも通りの笑みを浮かべてルカは言った
ルカ「そっか,何も変わってなかった!
ごめんねルタ!」
何にもなかったみたいにルカはあたし達を部屋に案内した
荷物を置いて街を巡る
途中渚君達の班と被り,一緒に周り祇園の奥へと入る
コトカ「わ,ほんとにここ人も少なく暗殺に打って付けじゃん!」
シュリ「ピッタリだし,ここに決める?」
カエデ「さんせーい!」
ライ「うんうん!」
あ,なんだろう。なんだか嫌な予感がする
不良「ホントうってつけだ
なんでこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ」
大勢の不良がやって来た
カルマ「……何お兄さん等?」
カゲツ「観光が目的じゃないやろ」
不良「男に用はねー
女置いておうち帰んな」
カルマ君はそう言った不良の男の顔を掴み目潰しをして頭を電柱に思い切り当てた
カルマ「ホラね渚君
目撃者いないとこならケンカしても問題ないっしょ」
カルマ君の後ろに鉄パイプを持った不良が近付いた
イッテツ「カルマ君!!」
コトカ「危ない!!」
イッテツ君が走ってカルマ君を突き飛ばした
ゴッ,という音と共にイッテツ君が頭を抑えて倒れた
リト「テツ!!」
ウェン「くっ……」
マナ「駄目や!俺らは動けんっ…!」
あたし達はボコボコにされる男子を何にも出来ないまま見て体を縛られて車の中に入れられた
不良「うひゃひゃひゃ!!
チョロすぎんぞこいつら!!」
リュウキ「言ったべ?
普段計算ばっかしてるガキはよ
こういう力技にはまるっきり無力なのよ」
カエデ「…ッ犯罪ですよねコレ
男子達あんな目に遭わせといて」
あの時,ヒーロー達は動かなかった。仲間が殴られても
正しい判断だと思う。正当防衛としてもヒーローが高校生に攻撃するのは不味いだろうし
四季凪君達はあまり喧嘩は得意そうじゃないだろうし
不良「人聞き悪ィな〜
修学旅行なんてお互い退屈だろ?楽しくしてやろうって心遣いじゃん」
やだ〜…帰りたい
不良「な,まずはカラオケ行こーぜカラオケ」
ルタ「何故京都まで来てカラオケなの
旅行の時間が台無しでしょ」
ギリ,とルタが睨みながら言った
リュウキ「わかってねーな。 その台無し感が良いんじゃんか
そっちの彼女ならわかるだろ」
え,神崎さんのこと?
リュウキ「どっかで見たことあったのよ
目ぼしい女は報告する様いつも友達(ツレ)に言ってたよ」
そう言って不良は一枚の写真を見せる
その写真に写っているのはチャラい感じの,あたしみたいなギャルの女の子だった
リュウキ「去年の夏ごろの東京のゲーセン
これおまえだろ?」
なっ…?!あ,でも言われてみれば神崎さんだ!
神崎「……!!」
リュウキ「さらおうと計画してたら逃しちまった
ずいぶん入り浸ってたんだってなぁ
まさかあの椚ヶ丘の生徒とはね〜
でも俺にはわかるぜ
毛並みの良い奴等ほどよどこかで台無しになりたがってんだ
恥ずかしがる事ァねーよ楽しいぜ台無しは
堕ち方なら俺等全部知ってる
これから夜まで台無しの先生が何から何まで教えてやるよ」
くっ…最悪だ…!
〜同時刻の祇園,No視点〜
奥田「み,皆!!」
みさき「大丈夫?!」
隠れていた3人が影から出て来る
渚「…良かった
3人は無事で」
シュリ「思いっきり隠れてた…ごめん…
私なら,なんとか出来たはずなのに…」
イッテツ「ぐっ…」
カゲツ「テツ!無茶すんな!
頭鉄パイプでやられたんやから!」
カルマ「………車のナンバー隠してやがった
多分盗車だしどこにでもある車種だし
犯罪慣れしてやがるよあいつ等」
ウェン「通報してもすぐには解決しないだろうね 」
11人が考えているとしおりが風でページが捲れた
そのしおりをみさきが見る
みさき「これ…! なんとかなるかもしれない」
みさきに視線が集まる