テラーノベル
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私だけのキャンバスに今日も色付ける
お気に入りの猫の形をした筆で
自分の思いを乗せて描く
タイトルなんてない
強いて言うのなら「頑張った証」だろう
朝頑張って起きた証
勉強をした証
同時に自分なりの反省でもある
学校を休んでしまった
お母さんばかりに任せてしまった
そんな思いを乗せて描く
夏は嫌い
キャンバスに描いた大きな絵を
隠す方法がないから
冬は好き
キャンバスに描いた大きな絵を
上手に隠すことができるから
誰にも相談できない
どこにもぶつけられない
こんな自分の感情なんて
無ければよかったのに
そんな思いをぶつけられるのは
やっぱり
キャンバスしかない
自分だけが持っているキャンバス
誰にもあげないし
見せるつもりもない
私の避難場所
竜橋 はく🩷
1,955
#躁鬱
@裏
20
狐夜 月愛🩵🦊🌙
71
コメント
1件
うわあ、このエピソード、詩のように静かに刺さりました。キャンバスという「避難場所」を持つことの切実さと、夏と冬の対比——隠せるかどうかで季節を好き嫌いする感覚、すごくリアルで胸が苦しくなりました。タイトルがない絵に「頑張った証」と名付けるところも、自分を責めすぎずに認めようとする優しさが滲んでいて泣けます。続きが気になりますが、この1話だけで十分に世界が成立している、とても繊細な作品ですね。