コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ざぶぅん 学パロです
久しぶりの投稿!
初心者なので暖かい目で見てください>_<
伊波『』
緋八「」
寒い冬の日。学校が終わり、靴箱前でクラスの違うアイツを待つ。
この間まで暑くて半袖だったのに、もうちゃっかりマフラーまでつけて暖かくしている。冬はマフラーが映えるからな!
待ってる姿もイケメンすぎて女の子困らせてんちゃう?
そんなことを思いながら息を吐いて手を温める。
「はよこんかなぁ…」
全然相手の姿が見えなくて心細い。
先生からの頼まれ事とかかな。
意外と女子から告白されてたりして。
もしそうやとしてその子と付き合ったらどーしよ。それは嫌やなぁ。
待つ時間が長くなれば長くなるほど、嫌な事ばかり考えてしまう。
俺の悪い癖。
『マナごめーーん!遅くなった!』
靴箱の奥から好きな声が聞こえてきた。
『ちょっと荷物運ぶの手伝っててさー。それが結構時間かかっちゃって』
「待ちくたびれたわ!肉まん奢りな!」
『えぇ〜?!まぁいいけど笑』
「ええんかい」
さっきまで考えていた嫌な事が一瞬で消し飛ばされた。ライの笑顔を見るだけで健康になれそう。 こんな他愛ない会話すらも幸せで、このまま時間が止まればいいのになんて思ったりもする。
午後5時半。暗くなった外を2人で歩いて帰る。
『暗くなんの早いね〜。もう真っ暗じゃん』
「足元見えへんくて溝とか落ちてしまいそうやわ」
『落ちてんの想像できる笑』
「やめてや恥ずかしい!緋八さんは溝なんか落ちません」
『とか言ってオレが落ちたら気まずいよね』
「そん時は笑ってあげるから安心しいや」
『あざす笑』
楽しいなぁ。ライと仲良くなってから毎日が楽しい。本当ライには感謝している。
それはそうとして、
マフラー映えとか話してたけど指先痛すぎて話にならない。冬なめとったわ。
はー、と一生懸命息を吐いて指を生き返らせる。が、全然蘇生できていない。
冷たすぎる。俺の手死んでもた?
『〜、』
『…ねーマナ聞いてる?』
「ぇ!ごめん!全く聞いて無かったわ」
『も〜。面白い話してたのに』
「ごめんってぇ〜」
手の蘇生に集中しすぎてライの話が聞けてなかった。俺としたことが。
『…手、冷たいの?』
「まぁちょっとな。死にかけ」
『ちょっとじゃないじゃん笑』
「やっぱ冬なめたらあかんな」
『オレが助けてあげよっか』
「ぇあ、」
そう言って俺の手を掴んで、指をからませながらライのポケットに押し込まれた。
ニコニコとこちらを見ながら
『あったかいでしょ』
と言う。
繋いだ手から体全体が温かくなってくる。 耳まで熱いのは余計だけど。
「それはずるいわ…」
ポツリと不満をたらしながら、今までで1番、このまま時が止まってしまえと願った。