メイの部屋…
メイ
「んで、話って?」
春夏
「えっと…」
春夏
「話しますね…」
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私達は、超人能力をもって生まれることが多い、リノ国出身なんです。
私は、そこのお姫様みたいなの。兄さんは王子様みたいな感じ
メイ)すごっ
まぁね…
でも…私はそこが大っきらいなんです。
メイ)なんで…?
…今から話します。
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リノ国…それは、表の明るさとは裏腹に
裏では、能力をもって生まれなかった子たちが
奴隷として働いている街なんです
メイ)?!
でも…
私達は、能力をもって生まれた。
でも…
春夏(当時、5歳)
「♪〜」
秋冬(当時、8歳)
「まってよ〜!」
春夏
「あっははw」
父
「…」
部下
「王様」
父
「なんだ」
部下
「秋冬様の能力は、凄まじく成長していっております」
父
「…春夏は」
部下
「特に…変わったことはありませんね…」
部下
「お兄様よりは、成長速度が遅いかと…」
父
「…春夏を呼べ」
部下
「…?承知いたしました…」
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春夏
「どうしたの?お父様!ニコッ」
父
「…笑うな」
春夏
「え…?」
ドゴッ!
春夏
「いだっ…!」
父
「なぜ…なぜお前だけ!」
父
「ここは、リノ国だぞ!」
父
「絶対に、国に恥のあるような成長では」
父
「生きて行けんのだッ!!」
ドゴッ!
春夏
「痛い…痛いよ…お父様…」
父
「喋るなッ!!!」
それから、私は笑わず、喋らず
ただの人形みたいに…
いや…”奴隷”みたいに使われていました。
兄は…それに気付いていない様子で
私と、よく遊んでくれました。
でも、お父様はそれを見ると
すぐに、暴力を振るってきます
…クソですよね
私は…あの頃5歳なのに…
父は…優れたものにしか興味がない
クズなんですよ
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春夏
「だから、あの国から逃げるため」
春夏
「兄さんを強制で」
春夏
「ここに来たわけが本当に理由ですね」
メイ
「…」
春夏
「…こんな奴の話聞いてくださってありがとうございます」
メイ
「春夏ちゃん」
春夏
「?どうしましたk」
ギュ
春夏
「え…」
メイ
「…もういい」
メイ
「辛いなら泣いても良い…」
メイ
「泣けないなら泣かなくても良い…」
メイ
「…お疲れ様」
メイ
「今まで辛かったでしょう…?」
春夏
「ッ…」
春夏
「アナタに何がッ!」
メイ
「確かに。私にはわからないことだってある」
メイ
「でも、暴力を振るわれる気持ちはわかるよ」
春夏
「え…」
メイ
「元々、マクア国に攫われたりしたことがあってね…」
春夏
「!?あの…!?」
メイ
「…まぁ、勝ったけど」
メイ
「でも、自分は大切にしなよ?」
メイ
「自分を傷つけちゃだめだしね」
メイ
「さ、皆の名前知らないでしょ」
春夏
「はい…」
メイ
「それ教えながらお茶会でもしましょうかw」
春夏
「!は、はい!(*^^*)ニコッ」
メイ
「!笑った…」
春夏
「え…?」
メイ
「今笑ったよ!!!」
メイ
「めっちゃ可愛かった!!!」
春夏
「…笑えた」
メイ
「少しづつ感情を取り戻していってるんだよ!!」
メイ
「よし!私も協力する!!」
春夏
「!あ、ありがとうございます…」
メイ
「んじゃ、その前に…」
メイ
「皆の名前教えるね…w(汗)」
春夏
「あ」
メイ
「www」
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コネシマ
「…(そんな理由が…)」
コネシマ
「(にしても…この感情はなんやろ…)」
コネシマ
「(なんか…春夏…やっけ…)」
コネシマ
「(アイツ見ると…胸がドキドキする…)」
コネシマ
「(一体…なんや…?)」
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コメント
2件
シッマ勇気を出して告白するんだ!
シッマそれはね恋と言うのだよ★ 叶うといいねぇ