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れい
28
ぱんだんこぱ
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コメント
2件
うさらんによる早朝大暴走めっちゃ気になるw
第6話、お泊まり会回か〜!めっちゃほっこりしたわ😊 すちの家に集まってワイワイカレー作るの、青春すぎる。うさらんが王様みたいに鎮座してるのとか、いるべあが怖い話ビビって震えてるのとか、小さな相棒たちの個性が生きてて可愛い。最後の「賑やかで」ってみことの一言が沁みたな。それぞれ違うけどちゃんと隣にいる、そういう関係性がじんわり伝わってくるいい話だった🔥
【小さな相棒】
episode6
金曜日。
最後の授業が終わった教室には、いつもより少し浮ついた空気が流れていた。
休日が近いから。
……というのもあるけれど。
「で、いつやる?」
らんが机に頬杖をつきながら言った。
「なにを。」
なつが聞き返す。
「お泊まり会。」
その瞬間。
教室の空気が変わった。
「やるの!?」
真っ先に食いついたのはこさめだった。
ここさめもぴょこんっと跳ねる。
「やるなら今週やりたい!」
みことも乗り気だ。
「みこりんも連れてってええんやろ?」
「当たり前でしょ。」
「やったぁ!」
みこりんが尻尾をぶんぶん振る。
「どこでやるん?」
いるまが聞いた。
少し考えて。
すちがぽつりと言う。
「……俺の家。」
「え?」
「親いないし、そこそこ広いし。」
「おけ、採用。」
らんが即決した。
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そして翌日。
昼過ぎ。
続々と集まる面々。
なつの隣にはつなまる。
こさめの肩にはここさめ。
いるまの足元にはいるべあ。
らんの腕にはうさらん。
みことはみこりんを抱いている。
「来たぞー。」
なつがインターホンを鳴らす。しばらくしてドアが開く。
「いらっしゃい。」
すちが笑う。
その直後。
みこりんが突撃した。
一直線にすちへ。
「うわっ。」
飛びつかれる。
「可愛いねえ……。」
すちが抱き上げる。
みことが誇らしげな顔をした。
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リビング。
六人と六匹。
思った以上に賑やかだった。
こさめはここさめを抱えて走り回るし。
みこりんは全員の膝を巡回するし。
つなまるは部屋を観察する。
いるべあはソファの隅。
すちもすはずっと眠っていた。
「俺家に来てからすちもす起きてるの見てないんだけど……。 」
らんが突っ込む。
「すちもすだし」
すちは納得していた。
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夕方。
みんなで夕飯を作ることになった。
「カレーでいい?」
すちが聞く。
「いい!」
全員一致だった。
そして。
案の定大変だった。
「こさめちゃん玉ねぎ切って欲しいな。」
「まっかせろ!」
「らんらんお皿出して〜」
「どこー?」
「そこ!」
「いや分からん!」
その横で。
うさらんが偉そうに椅子へ座っている。
「なんでこいつ王様みたいなんだよ」
らんが言う。
うさらんは堂々としていた。
まるで “当然ですが?” と言わんばかりに。
「うさらん、手伝え」
らんが言う。
うさらんはぷいっと顔を逸らした。
「腹立つな!?」
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その頃。
みこりんは全員の足元を巡回していた。
なつのところへ行き。
次はこさめ。
その次はいるま。
最後にはすち。
全員に甘える。
「人懐っこすぎるやろ」
みことが笑う。
「羨ましい〜」
こさめが言う。
ここさめは相変わらず自由だった。
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夕飯。
「いただきます!」
全員で声を揃える。
こうして食べるのは初めてだった。
学校とも違う。
家とも違う。
なんだか少しだけ特別だ。
「美味い」
なつが言う。
「ほんと?」
すちが嬉しそうに笑う。
つなまるも近くで座っている。
みこりんも。
ここさめも。
いるべあも。
うさらんも。
すちもすは——
食べる前に寝ていた。
「寝るの早ない?」
みことが言った。
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夜。
お風呂も終わり 布団を並べる。 修学旅行みたいだ。
「寝れる気しない」
こさめが言う。
「分かる」
らんも頷く。
実際 誰も寝る気配がなかった。
「怖い話する?」
みことが言った。
瞬間。
「却下」
いるまが即答した。
ものすごい速度だった。
「早」
なつが笑う。
すると 足元で いるべあがぴくっと震えた。
「……お前も怖いんか」
らんが呟く。
サングラス越しでも分かるくらい固まっている。
「似た者同士じゃん」
こさめが笑った。
「うるせぇ」
いるまが小さく返す。
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夜更け。
話し声も少しずつ減っていく。
最初に寝たのは やっぱりすちだった。
その隣にはすちもす。
本当にそっくりである。
「寝た」
「寝たな」
「早いなぁ」
くすくす笑いが広がる。
みこりんも。
ここさめも。
つなまるも。
うさらんも。
いるべあも。
それぞれ主の近くで丸くなっていた。
誰も離れない。
当たり前みたいに。
そこにいる。
「……なんかええな」
みことが小さく呟いた。
みんなが聞こえるか聞こえないかくらいの声で。
「ん?」
らんが聞く。
「いや」
みことは笑った。
「賑やかで」
その言葉に。
誰も否定しなかった。
窓の外には星空。
部屋の中には穏やかな寝息。
六人と六匹。
それぞれ違うけれど。
ちゃんと隣にいる。
そんな当たり前が、少しだけ特別に感じた夜だった。
そして翌朝——
うさらんによる早朝大暴走が始まるのだが。
それは、また別の話。