しばらくして私たちは帰ることにした
玲王「姉さん,今日すんごい楽しかった」
アンリ「うん,じゃあ1週間後に迎えに行くから!ありがとね!」
玲王「うん,また1週間後に!」
私は家に帰ると早速,準備を始めた
玲王「極力,少ない方が楽だよな…………………」
玲王「うーん……………」
ガサゴソガサゴソ…………
玲王「うわっ……物が多すぎて気づいたら足場がない……!」
玲王「どうしッ!?ってうわわッ!?」
玲王「いったぁ!?…………うへぇ………さっきより足場なくなった…………」
玲王「………って…………あ!懐かしいぃ!この本!こんなところにあったのか…!」
ペラッ…ペラッ
ペラッ…パサッ
玲王「ん……?なんか落ちた?これ…押し花………?四葉??」
玲王「こんなの……あったっけ?」
玲王「誰かに貰ったかな………?」
10年前___
??「本当なの…?”玲王”」
玲王「親の仕事の都合でね………ごめんね………」
??「……………」ギュッ…
玲王「へ……な、何して_」??「大丈夫!」
玲王「へ???」
??「私たちは離れても一緒!!ずっとずっと大好き!!」
玲王「あ………うん!私も大好き!!」
??「もう…行っちゃうんだね。」
玲王「うん………。」
??「玲王、渡したいものがあるんだ。」
玲王「渡したいもの…?なぁに?」
??「これ!」
玲王「これって………四葉のクローバー?」
??「そう!それを私だと思って、持ってて。」
??「きっと何処かで会えるから、何年後でも私は絶対に玲王を探し出すから。見つけ出すから。」
??「待っててね。」
玲王「…!!」
玲王「ありがとう!!!___!!!大好き!!!!」
玲王「なんでだろ…………名前だけ綺麗に思い出せない………」
玲王「でも、これは持っておかなきゃダメな気がする……」
玲王「……うん!持っていこう!」
コンコン
玲王「はーい!入っていいよ!」
ガチャ
ばぁや「お父様がお見えになりましたよ、お嬢様」
玲王「来たか………。ありがとう、ばぁや!行ってくるね!」
ばぁや「頑張ってください……玲王様。」
タッタッタッタッ!
母「あら!?どうしたの?玲王ちゃん」
父「なんだ………玲王。今、お母さんと話してて忙しいんだ。家の中を走ったりして、ノックもせずドアを開けるなん__」
玲王「お母様!!!!!!!!お父様!!!!!!!!!」
玲王「私!!!男の子やめる!!!!女の子として生きる!!!!」
父「なんだ、ようやくわかったの__」
玲王「でも!!!!サッカーは続ける!!!!!」
父「な、何を言ってるんだ!?」
玲王「私!!!お父様とお母様の言うこと聞くのやめる!!!!!」
父「なんだと!?ふざけるな!!!!!」
母「玲王ちゃん…!?どうしたの!?今までそんなこと言わなかったじゃない!」
玲王「ふざけてなんかないよ!!!今までずっと言おうと思ってた………だから!!!!!!」
玲王「今!ここでいう!私!!優等生はやめる!!!!!!」
玲王「あと!ブルーロックに誘われたの!私、行くから!!」
玲王「あ、今更何言っても遅いからね!じゃ!」
玲王(言ってやった!言ってやったぞ!!!)
玲王「ふふっ、1週間後が楽しみ!」
短かったからオマケ
(誰に需要あるのかわからん)
玲王が出てったあとの部屋の様子___
コンコン…………ガチャ…
ばぁや「お父様、お母様、紅茶をお持ちしました。」
父「あぁ…そこに置いといてくれ……」
父「なぁ、ばぁや…………」
ばぁや「はい、なんでしょうか」
父「玲王も………成長したんだなぁ…」
父「たった1人の娘だからしっかりさせなきゃと思って厳しくしてたが……もうとっくに玲王は自分1人で強くなってたんだな……………」
母「そうね…お父さん。」
母「私たちはあの子の夢を応援しましょ…。」
父「あぁ………」
ばぁや(玲王お嬢様…。あなたが思ってるより、あなたは親に大事に大切にされているんですよ………。)
【完】
(???)
コメント
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第1章的なのが~完~ってこと? ???が誰か気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク予想は潔世一かな…続きみたいなぁ…