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メイン登場人物
アデルさん
美鈴さん
美鈴 「私達!ずっとず〜っと神友ですよ!」
そう笑うコイツは、何処か懐かしかった。
私には記憶が無い。
あるのは、支配したい思いだけ。
美鈴 「おはようございます♪アデルさん!」
私 「…」
それなのに何故かコイツは私に絡んでくる。
あの時私を許した理由も分からんしな。
私は気が付いたら森林に居た。
その前の事は本当に何も覚えてない。
でも私の心が支配したい欲に駆られている。
だから人間を従わせる為に脅した。
従わず私に反抗の目を向ける人間を殺そうとした時に
アイツらが来た。
美鈴 「アデルさん!!!!!!」
私 「…誰だお前は」
霊夢 「アデル?どうしたの?一緒に帰りましょう!」
あの女が何を言っているのか未だに理解出来ない。
まるで私がアイツらと関わっていた様な言い方だ。
私 「誰なんだと聞いているんだ。何故私の名を知っている」
魔理沙 「私達の事…覚えてないのか…?」
私 「貴様らの事を知っている訳ないだろ。さっさと要件を言え」
その時アイツの顔が絶望に満ちていたのを覚えている。
美鈴 「嘘…ですよね…?だって…私達…」
私 「何故今嘘を付く必要がある、もう良いだろ。さっさと退け。殺すぞ」
霊夢 「…貴方の目的は何?」
私 「支配、それだけだが?」
魔理沙 「何言ってんだよ…!お前はもう支配なんか…!」
魔理沙 「うおっ!」
私 「どうやら本当に死にたい様だな、私の目的を邪魔するな」
霊夢 「…戦うしかないのね…美鈴、大丈夫?」
美鈴 「あ…あ…」
アイツは私をと戦うことを拒んでいた。
戦闘が苦手なのか、それとも何か別の理由があるのかは分からんがな。
霊夢 「美鈴!」
美鈴 「は、はい!」
霊夢 「気持ちは分かる。でも今は止めるしかないの。協力して」
美鈴 「…」
私の予想を上回る力を持ったアイツらに、
私は太刀打ち出来なかった。
私 「ゲホッ…!」
口内が血の味で満たされている。
気持ちが悪い…意識が…
美鈴 「アデルさん…どうして…こんな事をするんですか?」
私 「…うるさい…私に構うな…さっさと殺せ…」
美鈴 「どうして…忘れちゃったんですか…?」
私 「は…?」
訳の分からない事を言われたが、そこで意識を失ってしまった。
美鈴さん視点
アデルさんはあの時、突然私達の前から姿を消した。
私とアデルさんは仲が良かった。
色々あったけど、いつの間にかアデルさんは優しくなっていた。
笑顔が優しくて、暖かい人だったのをはっきり覚えてる。
でもそれは突然変わった。
ある事をきっかけに。
アデルさんはエヌオーさんとルカーンさんの事を誰よりも大切に思っていた。
私は正直お二人が羨ましかったですね。
でもそんな考え、今は持つ事さえ出来ない。
だってお二人は、異変解決の時に亡くなってしまったから。
それからアデルさんは変わっていった。
私 「アデルさん…」
アデルさん 「…」
何も言わずにただ部屋で座っている。
そこには哀しみだけが溢れる目だった。
きっと、貴方は自分で記憶を消したんだろうなぁ。
辛くて、哀しくて、耐えられなかったんだよね。
でも、私との想い出は、要らなかったのかなぁ。
私は、アデルさんと一緒に居れて、嬉しかったのにな。
私 「アデルさーん!」
アデルさん 「何だ」
それでも、アデルさんと関わるのは辞められなかった。
私 「紅魔館には慣れましたか?」
アデルさん 「別に…」
私 「ふふふ、嫌じゃなければそれで良いんです!」
アデルさん 「何故だ?」
私 「えっ?」
アデルさん 「何故私に優しくする」
私 「…なんでだと思いますか?」
私はアデルさんに言われた事をしっかり覚えている。
アデルさん 「美鈴、私は美鈴のおかげで幸せだ。ありがとう。だから、これからも私と
一緒に居てくれないか?」
不安な顔をして、でも勇気を出して伝えてくれた。
私 「当たり前ですよ!だったら私達神友です!ずっとずっとアデルさんの事が
大好きです!!!!!!」
あの時、これ以上ないくらい嬉しそうな顔をしてくれてありがとう。
演技だったかもしれないけど、私は嬉しかったです。
私 「私とアデルさんは神友ですよ」
アデルさん 「…私は興味ないがな」
私 「分かってますよ♪でも私はアデルさんが大切です。あの時、勇気を出して伝えて
くれてありがとうございました。私は幸せです。だからアデルさん!」
アデルさん 「…!」
アデルさん視点
一瞬、懐かしい感覚がした。
…何も…覚えてないのに…
私 「美鈴…」
美鈴 「はい!」
私 「…私で…良いのか…?」
美鈴 「当たり前ですよ。アデルさん」
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レミリサ