杏耶side
いつもどおりの街道、そして、
町民1「杏ちゃん。こんな朝からえらいねぇ。」
町民2「杏耶兄ちゃん。頑張ってね。」
杏耶「おう。」
いつも通りの:こいつら:〈みんな〉
町民3「よう、杏耶。甘い飴あんぞ。食っていきな。」
杏耶「俺は、甘いもんは好かねんだよ。」
町民3「そうか。それならいいんだ。さっき、小せえ嬢ちゃんは目ぇ輝かせて食ってくれたんだがな。」
杏耶「そうなのか?。」
町民3「あぁ。すっげぇ可愛いニコニコ顔で食ってたぞ。」
杏耶「そうだったか。ありがとな。じいさん。」
町民3「いいってことよ。」
満面の笑みを浮かべて言ってくる。
望花、やっと好きなもの見つけたんだな。
そう思うと何故かニヤけてくる。
俺の心には2つの気持ちがある。
1つ目は、アイツが好きなもんを見つけたことへの喜びだ。
そしてもう1つは他にも大切なもん、好きなアモン、目指したいもの、そういったもんを自分で見つけてほしい。
そんなことを考えていた。
ま、今すぐにとは言わねぇ。時間をかけて、じっくりとやりたいこと、大切なもんを見つけてくれよ望花。
そんな、届くはずのない、気持ちを心にしまい。俺は空を見上げた。
望花side
今日はゆっくり橋等。時間はいつもどおり、腕につけてる時計が教えてくれる。
そうやっていろんなことを考えながら走るけど、
町民1「お、頑張ってるねぇ。」
みんなが喋りかけてくれるから、考えられる時間は少なさそうだ。
町民3「今度飴、やるよ。」
望花「やった。」
さっき食べた飴、すっごく美味しかったんだよね。
町民2「後で、こっちおいでよ。美味しいお菓子を上げるから。」
望花「は〜い。」
そうして、あっという間に時間は過ぎ、、、、
望花「もう、こんな時間…。」
いつの間にか1時間が過ぎていた
私は、走っているときにおやつをくれるっていていた子のことを思い出す。
システ今、その人のところへ向かっている。
しばらくすると、さっきの女の子がいた。
町民2「あ、きてくれた!!。」
望花「は〜い。来ましたよ〜。」
町民2「はい、入って、中にたい焼き用意してるから。」
そう言ってドアを開けてくれるけど、いきなり「はじめまして」っていうくらい初対面の人の家に入っていいのか迷っている。
町民2「あ、急に人ん家入れって言われてもおかしな話だよね。待ってて、今持ってくるから。」
そう言って中に入っていく。
しばらくすると、3個のたい焼きが入った、お皿を持ってきてくれた。
町民2「はい、これねさっき駄菓子屋のじいじが焼いてくれたから、出来立てだよ。」
そう言ってお皿を差し出してくれる。
私は恐る恐るそのたい焼きに手を伸ばし、口に運ぶ。
望花「!!。」
すっごく美味しい。外はふわふわしてる。そして、中のあんこのしっかりした甘さが口全体に広がって行くのがわかる。
望花「お、美味しい!!。」
町民2「でしょ!!。私もこのたいやき好きなんだぁ。」
町民2「あ、まだ、自己紹介してなかったよね。私の名前は塩貝 恵理〈しおがい えり〉小学五年生。よろしくね。」
望花「よろしくね。恵理さん。」
恵理「もぉ。さん付けやめてよぉ。なんか呼び捨てとか、あだ名とかそうゆう感じで仲良くしよ。」
望花「え、でも年上だよ?。」
恵理「もぉ、そうゆうのいらない。友達なんだから。」
友達、、、、、久しぶりに聞いたなぁ。波佐ちゃん…………また、会いたいなぁ。
そう思うと、眼の前が見えにくくなって、私の手に水が落ちてきた。
恵理「え、ちょ、泣いてる!?。ごめん。なんか傷つくこと言っちゃった?。大丈夫?。」
あ、わたし、泣いてた。
なんで、私、泣いてることに気づかないんだろ。
『大丈夫?。』かぁ……………。この涙は、波佐ちゃんを思い出したから、いや、違うな。この涙は……………
望花「大丈夫、友達ができて嬉しかっただけだから。」
恵理「そっか、良かった〜。そういえば、“あだ名”どうする?。」
あだ名かぁ。
望花「あだ名、、、、、、。恵理姉〈えりねぇ〉とか?。」
恵理「恵理姉!?。いいじゃん。馴染みやすい。」
望花「良かった。そういえばわたし、自己紹介してない!!。」
恵理「そういえば知らない。なんていうの?。」
望花「私の名前は福原 望花っていうんだ。」
恵理「う〜ん。望花かぁ。あだ名何にしよう。」
望花「別にいいよ。あだ名なんてつけなくて。」
恵理「ううん。つける。つけてくれたから。それなりのお返しはしないとでしょ。」
そっか、そこまで考えてくれてたんだ。
恵理「あ、そうだ。“のぞ”っていうのはどう?。のぞかのはじめの2文字取ってのぞいいんじゃない!?。」
望花「うん、それがいい。そういえば、あだ名つけてもらったの初めてだ。」
恵理「そっか、よろしくね。のぞ」
望花「うん。よろしく。恵理姉。」
そして、今日私は、友達ができた。
そういえば今何時だろう。
そう思い時計を見るともう8:15になっていた。
望花「あ。そろそろ帰らないと。じゃあね。」
恵理「バイバイ。」
そして、私は詰め所に向かって走り出した。
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(なんとか2000文字かけた。( ´ー`)フゥー...)
皆さん聞いて下さい。なんとフォロワーさんが10人達成しました。
「いやいや、10人程度で喜ぶなよ〜。」
っていう人もいるかも知れませんが、自分で一から作ったオリジナル小説、そして、だんだん目標に近づいてる。ということに感激できることなんですよ〜。フォローしてくれた皆さん本っ当にありがとうございます。
ちなみに私の目標は、ハート合計が100000、フォロワーさんが100人です。
今後も応援よろしくお願いします。
コメント
7件
めっちゃ面白かったです!次回楽しみに待ってます!!
あ、待って...俺これ1番好きかも! どうも!お久しぶりです!ヒロアカ推しです!