各高の夏休み

２　#　３年達の会

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熱を大量に含んだ風が吹く

狸ヶ丘高校第二体育館

汗をかきながら誰かを待つ3年達

「　ねぇおっそいんだけど　あの変態　」

人が揃うまで個人個人で静かにしていた行動を止め

呆れた様子で言ったのは涙

狸ヶ丘女子排球部の部長である　。

「　あいつなぁ　、　遅いよな　」

「　しゃーない　あいつだから　」

「　しゃーなくねぇよ　甘えんな　」

いつも通りの遅刻　、

もはや当たり前と化している　。

「　遅れた　！！！　」

勢いよく体育館の扉を開け現れたのは

副部長の笑愛だった　。

「　遅せぇよ　変態　」

「　んな　、　変態じゃねぇし　。　」

やっとか　。　という表情の3年生達

「　行かねぇの　？　」

「「 　あ　、　行く　」」

來春の一言で　、　口論をしてた

２人は動きを止め体育館を出る準備をしていた　。

「　てか久しぶりだよね　坂ノ下商店　」

そう　、　狸ヶ丘3年生が向かっているのは坂ノ下商店　。

今日は坂ノ下商店で勉強の約束だったのだ　。

「「　お邪魔しまーす　」」

「　あ　…　、　」

「　お　〜　！　」

あ　、　と声を出したのは烏野高校男子排球部　、　澤村大地だった　。

鉢合わせたのは烏野高校男子排球部3年生達　、

澤村大地　、　菅原孝支　、　東峰旭　だった　。

「　涙達じゃん　！！　」

久しぶり〜　と声をかけてきたのは、

副部長　菅原孝支

「　久しぶり菅ちゃん　」

「　涙達は何しに来たの　？　」

「　勉強しに　、　」

そうなのか　と言い、去っていった菅原

あれは顔でわかる、アイスを奢らせようとしてるな、と　。

「　いーな　アイス　。　」

「　勉強してから言え　、　ばか　」

はぁ　？　とまた口論になる2人

結局勉強してからアイスを買い、

解散したのであった　。

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