とある実況者グループの方々の名前をお借りしています。本人達は全く関係ありませんのでご迷惑になるような行動はおやめ下さい。
Kn🎤× Kr👓
・学パロ
・付き合ってます
・Rはありません
👓side
👓「あれ、まだ残ってたんだ」
「学級委員だから」と担任に押し付けられた仕事を終わらせ、荷物を取りに教室まで戻ると、そこには既に帰っているはずの彼氏──きんときがいた。
外から部活動に励んでいる生徒達の声が聞こえる。
どうやらきんときは窓辺の椅子に座ってその様子を眺めているらしく、俺が来たことには気づいていないようだ。
👓「(にしても、絵になるなぁ…)」
きんときはまるで絵画の中の人のようだった。
本人は普通だと言っているけれど、贔屓目なしに見ても女子ウケが良さそうな整った顔立ち。放課後の教室で窓の縁に両腕を置き外を眺めているその姿。風になびいてはためくカーテン。
これがコンクールで入賞した絵画です、と言われても納得してしまうほどに美しかった。
でも、きんときは俺のだからずっと綺麗な姿を遠くから眺めるのは嫌だ。
俺はそっときんときの隣まで歩み寄り、声をかけた。
👓「きんとき」
🎤「あ、きりやん。もう頼まれ事終わったの?」
👓「まぁね、意外と簡単だったよ」
🎤「そっかぁ」
👓「何見てたの?」
🎤「んー別に、暇だから眺めてただけだよ」
👓「先に帰ってても良かったのに…」
🎤「まぁ今日は急ぎの用事とかもなかったし、きりやんと帰りたかったし」
👓「…あっそ//」
そうやってサラッとかっこいいことを言ってのけてしまうきんときから目を逸らす。嬉しいのか恥ずかしいのか両方なのか、顔が熱くて仕方がない。
それを誤魔化すように視線を外に外す。珍しくバスケ部が外練らしく、ぶるーくとシャークんが息を切らしながら走っていた。
🎤「あれ、なんか見つけた?」
👓「ぶるーくとシャークんが走ってんの見てた」
🎤「あの2人が外練でサボんないの珍し〜」
普段ゲームばかりしているぶるーくとシャークんは意外にもバスケ部で、結構運動神経がいい。俺とほとんど変わらないと思ってたのに羨ましいな、おい。
窓から吹き込む風が顔の熱を下げていく。どこが心地よくて気持ちの良い風に俺は目を瞑った。
🎤「ねぇ、きりやん」
👓「ん?なn──」
──チュッ
呼ばれた方向に素直に顔を向ければ目の前に影が覆い被さる。口元の温もりとリップ音、目の前に広がる深海の瞳。
キス、された…?
👓「….ッ!!/////」
下がっていた顔の熱が先程とは比にならないほどにまで上昇する。ちょっとばかりの恥ずかしさと嬉しさと突然の行動に頭がパンクそうになる。
いくらなんでもキャパオーバーだ。
🎤「ふふっw顔真っ赤だね」
👓「ぃや、だ、だって/////き、きんときが…!//////」
👤「おーい、まだ誰かいるのか?」
顔を赤くしながら口を開こうとすると、教室の扉から担任が顔を覗かせる。
まずい、今見られるのはまずい…!こんな真っ赤になった顔、誰にも見られたくない。
👓「ぅぁ…」
🎤「あー先生じゃないですか!いや、まだ友達待っててw」
きんときは俺の気持ちを察したかのようにわざと大声で返事をしながらシヤッとカーテンを引っ張る。風にはためいていたカーテンは一瞬にして俺を覆い隠し、担任との間に壁を隔てる。
👤「そうか、早めに帰れよ〜」
🎤「はーい」
🎤「よかったね、真っ赤なのバレなくてw」
そう言いながらカーテンの裏に入ってくるきんとき。一つ一つの仕草がかっこよくて、その上数秒前に交わしたキスが嬉しいようで恥ずかしくて、思わず赤らめた顔を下に向けた。
🎤「こっち向いてよ」
👓「…ゃだ、///ここ学校じゃん、なにしてんの///」
🎤「大丈夫、これくらいならバレないよ」
👓「普通にバレるって!///」
🎤「カーテンに隠れて見えないって」
きんときはそう言いながらいたずらに笑う。少し角張った男らしい大きな手は俺の頬を優しく包む。優しく細められた瞳は俺の心を撃ち抜き、鼓動を早める。
微笑まれたら最後、俺はきんときに抗えず身を委ねてしまう。存外きんときに甘すぎる節があるのは自覚しているけれど、まさかこんなに絆されているなんて。
俺はゆっくりと顔を近づけるきんときを前に、静かに瞼を下ろしてその温もりを受け止めた。
めっちゃお久しぶりです!リアルが色々と忙しくて全然書き進められませんでした…頂いたリクエストは現在執筆中なので気ままに待っていてください!
カーテン裏でキスってなんかエモくないですか?
僕はそんなの全然知らないんですけど、こんな感じで甘々に過ごしてくれてたら嬉しいなっていう作品です。
因みに名前だけ出てきた部活中の2人には外からバッチリ見られて、後日いじられてますw
カーテンが遮ってくれるのは中だけでしたね。
それではまた次回作で会いましょー!
コメント
11件
最高です…!!!カーテンの裏でキスめっちゃ好きです!!!!!なんかもう本当に最高すぎました…🤦♀️🤦♀️🤦♀️