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投稿サボってて遅れてしまいました。
マジですみません。
自分の中では没作品だと思っているのですが、この作品の価値は皆さんが決めてください。
最近うまく書けないたすけて
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tt side
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「んねぇーurー、ジャケットかして〜」
「なんでだよ」
「urのやつが一番いいんだよね!」
「はぁ?自分のないのかよ、」
「urのやつだと、オーバーサイズでそれがかわいいから。じゃっ、urかりるねー」
「ちょ..おい!etさん?!…..ちゃんと返せよなー、あとお菓子奢りで。」
「なんでよー!」
「いつも俺の服かりる罰」
「けちー」
・
・
「..なぁ、jp。あいつらほんまに付き合うてへんのか⁇」
「なに〜tt。羨ましいの〜? 」
「ちゃうて。なんか最近距離近いやんか」
「まぁ、俺も思う」
「な。な〜んか距離が近いというか..。仲良くなったんやと思うんやけど、仲いいの度を超えてるというか..。そんなかんじやねん。」
最近やたら距離感がバグってる奴らがいる 。urとetさんや。もともとあそこは気が合うことがあって仲が良かったが、etさんがシェアハウスに加入してきてから、その仲良し度はグンと上がった。友達というか…幼馴染感をかんじる。でも、幼馴染とはまた違ったような…。なんなんやろ。
「いやわかる。この前見たんだけどさ、俺がリビングで作業してたら、玄関のドアが開いた音がして、誰かと思ったらコンビニ袋持ったurとerさんが帰って来てたんよね。すっごい楽しそうに話してるから、話しかけなかったんだけど…。」
「もしや…あいつら….付き合うてるんか⁇」
「..あの空気感からして…ワンチャンあるかもな」
「そやね..」
考えてみれば、グループ内で恋愛禁止とかそういうルールは無かったし、誰かがくっつくのも時間の問題だったってことか。付き合うてるなら言ってくれればええのに。
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「はぁ〜、編集終わったー。」
長時間の動画の編集が終わり、背伸びをして椅子の背もたれに寄りかかる。6時間以上ずっとパソコンと睨めっこしてたから、体を伸ばしたりするとゴキゴキ言うし、なにしろ腹が減った。腹を満たすついでに体も動かそうと、リビングへ向かう。部屋に引きこもって作業してたから、今何時かわからなかったが、窓の外は蜜柑のようなオレンジ色をしていて、西日が差し込んでいる。すっかり夕方になったようだ。長い廊下を渡り、リビングに着くと、そこには見覚えのある2人がいた。
「etさんの髪ってサラサラだよねー」
「そりゃね、urと違って毎日ドライヤーしてるもん」
「俺だってしてるしー」
「うちが乾かしてあげてるからでしょ」
「笑、いつもサンキュー。おかげで髪の毛サラサラだわー」
「小学生かよ、まったく..」
そこには、ソファに座ってetさんの髪をいじってるurと、そのurのすぐ下の床に座って喋ってるetさんがいた。西日に照らされてあったかそう。2人の距離は今までに見たことがないくらい近くて、俺らといる時よりもなにやら雰囲気が違うというか、特別な空気感が漂っている気がした。そんな考え事をしている俺に気づかず話をする2人。
「ねね、etさん。みてみて、三つ編み」
「おぉ〜。urうまいね」
「いつもドライヤーやってくれてるお礼」
「笑、ありがと」
「どーいたしまして」
「なんか眠くなってきたなー、、」
「あー、なんか髪の毛触られると眠くなるとかあるよね、それかも。」
「..ふぁ、それかぁ…。ur?ちょっと寝ていい?」
「いいよ」
「ありがとー…」
「..せっかくだから膝枕したげるよ」
「えぇ、いいよー」
「そんな遠慮しなくていいから、友達だろ?」
「…じゃあ、お言葉に甘えて..」
「ん、」
「(_ _).。o○」
「..寝んのはやぁ」
…なんやこのやりとり。カップル見てる気分なんやけど。でも、友達だろって言ってたよな..。俺の考えすぎだよな。ちょっと行くの気まずいけど、腹減りすぎてお腹と背中くっつきそうやしめっちゃ喉乾いたから行くか。
「おぉ、ttやん。やほー」
「やほー、」
「どしたの」
「いや、めっちゃ腹減ったんよ。早よなんか食べたいと思って。」
「あーね。そこにnaさんが作ったご飯あるよ」
「サンキュー。urこそ何してるん⁇」
「..んー、昼寝の延長かな」
「笑…etさんもおるけど、 」
「そーそー」
「..膝枕…して..」
「…」
「…….どういう関係なん?」
最初からやりとりは盗み聞きして恋愛感情は無いってわかってるけど、気になってしまう。今まで、自分やメンバーの考察の中でこいつらの関係を位置付けてきた。でも、真実は本人たちから聞かないとわからない。喉の奥で出かかっていた疑問が好奇心に押されて、ついに口に出た。しばらくの沈黙が続き、urが口を開いた。
「..俺の中では恋人に..する…予定」
は?今なんて?恋人言うた?
俺は驚きすぎて身動きが取れなかった。瞬きもできず、ただurを見る。urは恥ずかしいのか顔だけじゃなく耳と首の後ろを真っ赤にさせている。いや、顔真っ赤にさせたいのこっちなんやけど..。でも、正直こんな答えが返ってくると思っていなかった。どうせ”友達だよ〜”と言われて会話が終了すると思ってた。だから、urの答えが返ってきた時、嘘じゃ無いよなとか、いつから気になってたとか、現状どんなかんじなのかとか、色々な疑問が頭でぐるぐる駆け回ってて処理するのに時間がかかっていた。そんな状況整理している俺にurが話しかけてきた。
「..驚いた?」
「そりゃぁ、、な。」
「絶対落としたいって思ってるくらいに本気なんだよ俺。 」
「おぉ、気合い入りまくりやな..。」
「そ。etさんが彼女になったらって考えるだけで幸せな気分になれる。あぁ、早くetさん、俺に落ちてくれないかなー。」
貴重な宝石を撫でるみたいに寝ているetさんの顔の輪郭を撫でているur。子猫を見ているかのような甘い表情。urの目にはハートが浮かび上がっているようだった。
「..urってそんなかんじやったっけ..⁇」
「etさんのことになるとこーなるかもね..。」
意外とメンヘラ気質なんやな、urって。
「tt、この話は秘密にしてくれないかな。」
「..あぁ、」
「じゃないと、俺の計画が狂うからね」
「わかった。頑張れよur…」
「うん。今のところ順調だから……..このまま行ってくれれば…」
そういうurは、まるで赤ずきんの物語に出てくる計算高い狼のようだった。そしたら、etさんは赤ずきんか…。まぁ、etさん騙されやすいから、 狼の計算通りにいきそうやな…。なんて思いながら俺はリビングを後にした。