「暗殺ギルドについてです」
「暗殺ギルド?」
ジェイコブは自分に発せられた言葉を確かめるように言った。
ウォルトとサンズが驚いたように顔を見合わせる。
「ええ。……わたくしはまたきっと狙われるわ。だったら、わたくしが先に動けばいいわ!」
アンジェリカの言葉に熱がこもる。
彼女の熱気とは逆に、付き添いで来ていたウォルトとサンズは唖然として口を開いていた。
「先手必勝よ。向こうから狙われる前に、暗殺ギルドに乗り込むの!」
ジェイコブのひげがひくひくと動く。
愉快でたまらなかった。今にも立ち上がって感嘆の声を上げそうなほどに、彼女の力を感じていた。
この、ジェイコブにとっては“女の子”とも思えるほど小さくて華奢な相手が奮起し、まるで戦士のような言葉を発する。
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