疼く

もらっている、合鍵で家に入る。ちょっと散らかってる部屋を片付け、でも、料理が出来ないから、コーヒーを飲んで目黒を待つ。

朝から身体の疼きが治らない。

家主はまだ帰ってこない。ダイニングの椅子に座り手がそっと下腹を撫でる。いけないのに、こんなところで、人の家で。

でも手はベルトを外す。そっと手を入れる。

目黒は、阿部が来てるだろうから、驚かせようと、静かに入って来た。奥から、色っぽい声が聞こえてくる。

そっと近く。阿部が1人遊びしている。壁にもたれ、後ろから見ていた。気が付かない。

阿部ーはぁはぁ・・めめ・・。

目黒は、身体の熱が上がった。

それでも、阿部をずっと見ていた。

気が付かない阿部は、どんどん大胆になっていく。

阿部ーあぁ・・めめをちょうだい。

ズボンと下着を膝まで下ろして、テーブルに突っ伏している。

片手が後ろに回ってきた。

阿部ーんっ・・挿れて・・。

そう言いながら指を挿れる。

いやらしい音と、阿部の荒い息遣いだけが聞こえる。

阿部ーあっ・・いい・・めめ。

目黒ー指でいいの？

阿部ーめめ！

その場に座り込んで泣き出した。

慌てて服を着ようとする手を、目黒が止めた。

泣いてる阿部にキスをする。

目黒ー可愛かったのに。

阿部ー呆れたでしょ！

目黒ー聞いた？可愛かった。

阿部ー朝から身体が疼くの。

目黒ー1日頑張ったんだ。

阿部ー我慢できなくて。ごめんなさい。

目黒ー続きはソファでしようか？ここがいい？

阿部ーここでいい・・。

泣きながら阿部は目黒に抱きつく。

目黒は、何度も「可愛い」と言いながら暖房で暖まっている部屋で阿部の服を脱がしていく。

目黒ー阿部ちゃん、テーブルに手付いて？

阿部ーやだ、何するの？

目黒ー挿れてあげる。

阿部ーんっ・・。

阿部は、テーブルに肘を付き、身体を曲げ、お尻を突き出す格好をした。

目黒ーどこで覚えたの⁈

阿部ーめめが教えてくれたんじゃん。

目黒ー可愛いんだけど・・。

阿部ーんっ・・はやく・・ちょうだい。

目黒ーふふふ、えっち。

阿部ーんっ・・いい・・もっとして・・ついて・・。

阿部は、自分で、自分の物を握って扱いてる。

阿部ーいい・・いい・・めめ・・たまんない・・。

目黒ーふふふ。

阿部ーあっ・・あっ・・だめ・・くる・・くる・・んっ・・んっ・・。

目黒ー凄い締め付け。負けそう。

阿部ーばか・・っ・・はぁはぁ・・い・・く・・イ・・ク。

ガクンと身体中の力が抜けた阿部。

目黒が抱きしめて、ゆっくりソファまで歩く。

阿部ー嫌い！見てたんでしょ？

目黒ーん、可愛いから、見てた。

阿部ー可愛いって言ったらいいと思ってる？

目黒ーだって可愛いかったもん。

阿部ー恥ずかしい。めめの家で勝手にして。

目黒ーいいもの見ちゃったし。コーヒーでも。

赤い顔して、でも、疼きがなくなった阿部は目黒とコーヒーを飲む。

完