こんにちは
早速どうぞ
⚠注意
日帝受けです
不穏です
何でも許せる方のみどうぞ
ナチス「私は、ナチスと言う者だ…」
日帝「…」
パラオ「ナイチ…」
日帝「パラオ、私の後ろに隠れてなさい」
パラオ「う、うん…」
ナチス「…そんな警戒をするな」
ナチス「私は、君達には何もしない」
日帝「…」
(確かに、この人物はあの男から
私を庇ってくれたけど…でも…)
日帝「…すいません」
日帝「…少し、独りにさせて下さい」
ナチス「…分かった」
日帝「パラオ、怪我はないか?」
パラオ「う、うん…無いけど…」
日帝「良かった…」
日帝「…どうして、パラオは
彼処に居たんだ…?」
日帝「こんな夜更けに…」
パラオ「…何か嫌な予感がして…」
パラオ「家を飛び出したの…」
日帝「…そうか」
日帝「パラオ…家に帰れるか?」
パラオ「直ぐそこだから、帰れるよ!」
日帝「…なら、今日は一旦帰ってくれるか?」
パラオ「え…で、でもナイチ!怪我が…」
日帝「私は、大丈夫…」
日帝「…パラオを守れて良かった…」
パラオ「ナイチッ…」
ナチス「…」
日帝「…パラオ、もう帰りなさい」
日帝「怪我は後で自分で治すから…」
パラオ「…心配だよ…」
日帝「…大丈夫だ」
日帝「…今は、独りにさせて欲しい…」
パラオ「…分かった」
日帝「良い子だな。パラオは」(頭を撫でる
パラオ「…//」
日帝「…家まで送る」
パラオ「大丈夫だよ!パラオつおいから!」
パラオ「一人で家に帰れるよ!」
日帝「…寄り道したら駄目だぞ?」
パラオ「分かってるよ…ナイチ」
パラオ「…ありがとう」
日帝「…」
タッタッタ…
パラオを見送った後
日帝「…」
ナチス「…質問をしても良いか?」
日帝「…どうぞ」
ナチス「君の服についているその血は…」
ナチス「誰の血だ…?」
日帝「…弟と両親の血です」
ナチス「…詳しく説明を聞いても良いか?」
日帝「…」
ー数時間前ー
日帝「海!空!行くぞ!」
海「ま、待って…姉さん…」
空「は、早いよ…」
日帝「これくらいで、弱音を吐くとは
情けない!」
日帝「今日は、1年に一回の
“青い月”が見られる日だぞ!」
日帝「早く見たい…!!」
海「…可愛い」
空「それな」
母親「ふふっ…」
父親「走ると危ないぞー!」
日帝「分かってますよ!母さん!父さん!」
日帝「海、空!行こ!」(手を握る
海「ッ!?//」
空「あ、う、うん…//」
日帝「?どうした?」
海「いや…何でも無い…//」
日帝「そうか…?」
日帝「!!」
日帝「綺麗…」
海「うわ…凄…」
空「絶景だね…」
母親「そうね…」
父親「美しいな…」
日帝「母さん!父さん!」
日帝「青い月って凄いね!!」
海「いや…久し振りに見たな…」
空「語彙力無くなりそう…」
海「お前は、元から無い」
空「喧嘩する?兄さん」ニコッ
日帝「空、海!」
空・海「!」
日帝「今年は、何の日か知っているか?」
海「え…誰かの誕生日だっけ…?」
空「…まさか、日帝の誕生日!?」
日帝「正解は…」
日帝がとある箱を取り出す
海「箱…?」
日帝「今日は、私達が出会って
10年記念だろ?」
空「あ…」
日帝「…忘れてたのか…」
海「…うん」
空「ご、ごめん…」
日帝「良いんだ…それで…その」
海「?」
日帝「…お揃いのピアスを作ってみたんだが…」
海「ピアス…?」
空「えっ!?ピアスを作った!?」
日帝「あ、嗚呼…」
日帝「…初めて作ったから形が可笑しいが…」
空「嬉しいよ!!姉さん!!」
海「開けても良いか!?」
日帝「…勿論だ」
箱の中身を開けると
青いピアスと水色のピアス…そして
赤いピアスが入っていた
日帝「空は、水色が好きと聞いて
海は、青が好きと聞いてな…」
日帝「私は、赤が好きだから
赤のピアスだ!」
海「…」
空「ありがとう!!姉さん!!」
空「兄さんも嬉しいよね!?」
空「って…兄さん…?」
海「無理…姉さんが天使すぎる…」
海「優しくて可愛くて、何でも作れて
強いって…もう最強…」
空「に、兄さんの語彙力が消えた…」
日帝「そ、そこまで…?」
母親「日帝は良いお嫁さんになるわ」ニコッ
父親・海・空「!?」
父親「いや!母さん!ソレは
気が早い!」
空「母様!!姉さんを僕の
お嫁さんに!!」
海「いや、俺の妻に!!」
日帝「バカ!!何を言ってるんだ!!」
母親「あらあら〜♪」
母親「日帝は罪な女ね!」
日帝「母さんも!!」
日帝「大体…私をお嫁さんにしたい
物好きな奴なんて…」
海「居ます」
空「此処に居ます」
日帝「…」
父親「あー…日帝がお嫁…嫁…」
日帝「父さん…」
(相変わらず、変わらないな…)
母親「楽しそうね!」
日帝「母さんは能天気過ぎる…」
ー帰り道ー
日帝「…!」
海「?どうした?」
日帝「すまん…少し忘れ物をしたかも
知れない…」
空「僕が取りに行こうか?」
日帝「大丈夫だ。少し取りに行って来る」
母親「もう、日もくれたし…
危険だわ…」
日帝「母さんは心配し過ぎだよ」
日帝「家から、あの場所までは
近いし…」
日帝「…早く戻るよ」
父親「心配だ…」
日帝「先に家に帰ってて
後で追いかける」
タッタッタ…
母親「あ!日帝!」
海「姉さん!」
空「…行っちゃたね」
父親「全く…」
海「まぁ、姉さんはいざと言う時の為に
刀を持っているから大丈夫だと思うよ」
空「何で、刀を持ってるの??」
父親「日帝は可愛いから
危険な奴に拐われないようにと…
刀を持たせたんだが…」
母親「銃刀法違反で捕まりそうね…」
海「此処の世界には
そんな物はないから大丈夫だな!」
空「安心だね!」(?)
父親「…」
(良いのか…それで…)
日帝「!あった…」
(ハンカチを落としていたとは…)
日帝「良し…早く戻ろう…」
タッタッタ…
???「…」ニヤッ
ガチャ…
日帝「た、ただいま…」
日帝「?…母さん…?父さん…?」
コツコツ…
日帝「何処に居るの…?」
日帝「…!!」
母親?「…」
父親?「…」
日帝「母さん…?父さん…?」
コツッ…
バンッ!!
日帝「…え?」
銃弾が日帝の横をとうる
母親?「…」
日帝「母さん、父さん!?」
日帝「何で、拳銃を持ってるの…?」
日帝「どうしたの…?」
父親?「…」
バンッ!!
???「姉さん!!」
日帝「!?」
空「ッ…」(腕から血が出る
日帝「空!?」
海「逃げろ!!姉さん!!」
日帝「海!!」
日帝「なぁ!!何が、あったんだ!?」
日帝「何で、母さん達は拳銃を
持ってるんだ!?」
海「…”あいつ”に洗脳された!!」
日帝「あいつ…?」
空「姉さんは逃げて!!早く!!」
日帝「逃げれる訳が無いだろ!!
大事な家族がこんな事態になって!!」
海「うぐッ…」
(やばいッ…さっきのあいつの攻撃を
受けてッ…)
空「姉…さん…」
日帝「空、どうした!?」(空に近寄る
海「来て!!姉さん!!」(日帝の腕を掴む
日帝「海!?」
タッタッタ…
日帝「はぁッ…はぁッ…」
海「此処まで来れば…」
日帝「なぁ!!海!!」
日帝「私が、居ない間
何があった!?」
海「…俺も良く分からない…」
海「突然、知らない男が
家に来て…母さん達を洗脳したと
言った…」
日帝「はぁ!?」
(訳が分からない…!どういう事だ…!?)
日帝「…そいつの、格好は?」
海「…全てを見抜く様な、青い瞳…白髮で、
白いピアスをつけていた男だった…」
日帝「…」
(心当たりがない…となると面積が無い男の
仕業か…?)
(分からない…何故、私の家を…?
母さん達を洗脳したって…?
ソイツは、今何処に…?)
海「…姉さん」
海「俺もさ…ソイツの攻撃を受けたんだよ…」
日帝「…は?」
海「だからさ…今、抗ってるけど…
多分…もう時間が無い…」
海「俺…姉さんを殺したくない…」
海「だから…早く、逃げて…」
日帝「無理に決まってるだろ!?」
日帝「私が何とかする!!
母さんも父さんも空も私が、
何とかするから!!」
日帝「だからッ「姉さん」
海「…鬼ごっこをしよう」
海「俺が鬼で、姉さんが逃げる側ね…」
海「…そして…数時間後経ったら
俺達を殺しに来てくれ…」
海「もう…その時…俺達は…」
海「…」
日帝「嫌だ!!
海を置いて行ける訳が無いだろ!?」
日帝「まだ、考えれば時間が!!」
海「…ごめん…」
海「コレ…多分、無理だ…」
日帝「ッ…!!」
海「…逃げろ」
日帝「海!!」
海「逃げろ!!」
海「早く、逃げろ!!」
日帝「海…!!」
日帝を突き放す
海「…日帝」
海「生きてくれ…」ニコッ
日帝「か、い…」
海「…」
そのまま、海は走り去る
日帝「あッ…!!」
(待って!!海…!!)
日帝「…」
ナチス「…そうか」
ナチス「辛い事を思い出させてすまない」
日帝「…」
コツコツ…
ナチスの側から離れる
ナチス「…!!」
日帝「…」(ナイフを取り出す
ナチス「辞めろ!!」
日帝「…海…」
日帝「今、そっちに行くから…」
ガシッ!!
日帝「!?」
???「ま、間に合った…」
ナチス「!」
ナチス「イタ王!!」
日帝「…離せよ」
イタ王「…ソレは無理だね」
日帝「離せよ!!」
イタ王「…」
日帝「…私はッ…」
日帝「家族に、会いたいんだッ…!!」
日帝「もう、自分でも分からないよッ…!!」
日帝「何で…?…何で、
私の家族が襲われたの…?」
日帝「何で、海と空は
あんな死に方をしなければ
ならなかったの…?」
日帝「自分で殺した癖に…」
日帝「私に、
悲しむ資格なんて無いのに…!!」
日帝「なぁ…殺させてくれッ…!」
ナイフをイタ王が奪う
日帝「…」(座り込む
イタ王「…日帝ちゃん…だったよね?」
イタ王「…こんな結末を君の家族は
望んでいるの?」
日帝「…それは…」
ナチス「…」
コツコツ…
日帝にマントを被せる
日帝「!!」
ナチス「…沢山、泣いておけ」
ナチス「だが、自殺を、しようとするな」
ナチス「…まだ、やるべき事があるだろ?」
日帝「…」
イタ王「日帝ちゃん…」
日帝「あいつ…」
ナチス「?…」
日帝「あの男を、八つ裂きにしたい…!!」
日帝「良くも、私の家族を…!!」
ナチス「…そうか」
ナチス「なら、俺達に付いて来い」
ナチス「お前の、その恨み…痛み…悲しみ…
あいつにぶつけろ」
イタ王「…ナチ」
ナチス「…で?どうだ?」
日帝「…」
ナチス「…」
日帝「…あいつを…」
日帝「あの男を…殺せるのなら…」
日帝「貴方達に、ついて行きます…」
イタ王「…そう」
イタ王「後…」
イタ王「まずは、先に傷の手当をしても
良いかな…?」
ナチス「あ…」
イタ王「ナチ…日帝ちゃんが血塗れじゃん…」
イタ王「何で、気付かないの…」
ナチス「…言うな」
日帝「…」
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら