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耀聖(ようせい)
1,480
#一次創作
主
129
あきらが突然転校し、代わりに松野あきなという女が来た。
「あきなっち可愛すぎんだが?!ギャル同士仲良くしようぜ〜」
「マナちゃんよろしくね!アゲアゲでいこー!」
「松野さんめっちゃ可愛くね?俺めっちゃタイプなんだけど」
「もうすぐ体育祭だしな。俺騎馬戦のペアになりたいわー。」
…確かに松野あきなは綺麗だった。高めの位置に結ばれているポニーテール。紺のセーラー服がよく似合っていて、白い襟の下にのぞく首筋まで目を引いた。整った顔立ちはそれだけで綺麗なのに、ふと笑うとあきらに似ていてずるい。
でも、まだあきらだと決まった訳ではない。第一、あきらだとしてなぜ女の体になっているのか、なぜ俺の前から勝手に居なくなったのか、知りたいことは沢山あった。
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「今日は、騎馬戦のペアを決めようと思います。」
―俺騎馬戦のペアになりたいわー。
この言葉が俺の心に刺さる。松野あきなは松村あおいと決まった訳ではないが、なぜか誰にも取られたくないと思ってしまった。
「では、くじを引いてください。」
くじ引きとなると松野あきなは俺とペアになる可能性が低くなってしまう。
いや。俺は何を思っているのか。松野あきなと俺は無関係だ。
「あおいうちとペアじゃん?!マジか!!」
「マナかよ…」
「何ガッカリしてんの!?あおいこそうち落としたら承知しないかんね!絶対勝つ!!!!」
「はいはい。」
俺の騎馬戦のペアはマナだった。
「松野さん?よろしく〜」
「あっ、うんよろしく」
松野あきなのペアは学年一モテると言われている立花勇斗とペアだった。
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「ねぇ信じらんない!なんであいつが勇斗君のペアなの?!ちょっと可愛いからって調子乗んないでほしい」
「わかる。転校生だかってチヤホヤされてバカみたい。」
「立花くんを奪うようだったら思い知らせてやらなきゃね。」
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「あおい。」
「なんだよ。」
「あきなっちとペアになれなくて残念だったね。」
「は?、、」
「うわ、図星だったんだが」
「適当に言ったのかよ。」
「あきなっちってなんかあきらに似てるんだよねぇ」
ルナと俺と同じことを思っていたのだ。癖、行動、好んでいるものなど、とにかくあきらに似ている所が多かったのだ。
だが、それを確かめる事は不可能だ。ましてや話したこともない男に
「お前、松村あきら?」
など、口が裂けても言えない。
もし間違っていた時どうするのだ。考えろ、他に確かめられる方法があるはずだ。
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「あきなっちー!一緒帰ろ〜」
「ルナちゃん!いいよ〜」
「あきなっちて家どこらへん?」
「ルナちゃんの屋根裏かな―!」
「いや怖いわ!笑
え…マジでいんの?」
「違うよ!笑ギャルジョークだよー」
「ギャルになりきれとらんわ。
…あっ、」
「?どうしたの?」
「ううん、なんでもー?」
「そう?…ルナちゃん今日、テンション低くない?
じゃあ、私がパワーをあげよーう」
「マジ?あきなっちパワーくれんの?」
「うん!ルナちゃんにテンションアゲアゲMAXトルネードをあげます!」
「…ねぇ、あきなっち。」
「?どした?」
「あきなっちってさ、松野あきなじゃくて、、、松村あきら?」
コメント
3件
最後の言葉の続きが気になる! 今回も最高だったよ!これからもファイト!
あきらにそっくりなあきな、なんで突然女の体になって現れたんだろう…最後のルナの「松村あきら?」で心臓跳ねたよ。あおいが騎馬戦のペアで誰にも取られたくないって思う気持ち、すごく伝わった。続きが気になる〜🥀