俺の名前はりうら。もう、俺には
感情が無い。無くなったというより、何も感じない。
「ないくん!」「何?りうら」
「アイス奢ってくれてありがと!」「そりゃあ、彼女の頼みですから!」
ーその時、子供が道路に飛び出した。引かれる寸前にないくんがその子をかばって道路に出た。ー
グシャッ・・・その途端血が飛び散った
何が起こったか分からなくなって恐る恐るないくんに近寄った
「ないくん・・・・?」「ッり・・・うら。ごめんね・・・ポロポロ俺、駄目かもポロポロ」
「ないくん!約束したじゃん・・・離れないって。ねぇ!ポロポロ」「ごめんね。ごめんね。ポロポロ・・・」
「ないくん・・・ポロポロ」「今まで、ありがとう。」
その途端にないくんの目の色とハイライトが無くなった。
もう、間に合わないと思った
救急車に運ばれて、手術が始まった。手術は成功した。だけど、
もう、二度と目を覚まさないと言われた。その瞬間、何も感じなくなった。何も分からなくなった
「ないこっポロポロ」「ないちゃんっポロポロ」
「ないこぉポロポロ」「・・・ボーーーーーーーーーーーー」
「俺、もう出ます。りうらも来い。」「・・・・え?うん。」
「おまえッないこが危ないのに泣かないのかよッ」「・・・・」
「オイッ」「ッ泣けないのっ泣き方も全部っ分かんないのっ」
「!?・・・ごめん。責めたりして」「大丈夫。」