「大好きですよ」
少し照れながら君はふわりと笑顔になる
大好きですよ…そんな言葉と君の柔らかい声が僕の頭の中で何度も繰り返される。
君という存在ができてしまってから、僕は君のことしか考えられなくなったんだ。寝ても醒めても君のことばかり…まるで僕の脳内に住み着いているみたいに。
最初は興味本位の付き合いだったんだ。
「どうせすぐに飽きるだろう」そう思っていた。それに、彼女のことを愛する気なんて微塵もなかった…はずなんだ。何故だろう…君と共に過ごす時間に幸せを感じるようになった。愛おしく想う気持ちなんかも湧いてきたんだ…
初めての感情に僕は酷く混乱した。しかもこの気持ちは日に日に増していく…この気持ちがなんなのか、気が付くのにかなりの時間が掛かってしまった。
僕は君に恋をしたんだ
「本当の愛し方なんてわからないのに何言ってんだろ…」
馬鹿馬鹿しい…心の中でそう思ったが、これを口に出すことは出来なかった。
だってもうこの気持ちを抑えられそうにない…それほど彼女を愛してしまったから。
一生僕だけを見ていて欲しい 。一生僕から離れないで欲しい。一生僕の傍で笑っていて欲しい…
彼女は僕にこれまでも…いや、これからもないはずだったものを教え、与えてくれた。まるで、僕の心の足りない1ピースをはめ込むように…
僕は、ふわりとまわりに花が咲くような笑顔も、ふてくされた横顔も…君の頬を伝う涙さえもが愛しく感じる。
その柔らかい髪も、薄く滑らかな肌も、程よく染まった唇も…全てに触れたい…
一人で歩く桜の咲き乱れる並木道。僕は相変わらず君のことを考える。
僕は君に依存しているんだ。
「いや、依存なんて言い方はなんか違うな…」
そうだ…
「僕は君に夢中だ」
ハバナビーチ
カクテル言葉 「夢中」
コメント
5件
いや天才
カクテル言葉とかめっちゃ好きです! フォロー失礼します! お互い頑張りましょう!