視点ないこ
ないこ「、うあああ゛ぁん!!!!(泣)」
桃李「ハハ、泣くなよ笑」
あれから俺はすっごく泣いた。自分でも意味わかんないくらい泣いた。泣いて、泣いて、泣き叫んで、泣き止んだ。
それでも桃李は、…兄様…やっぱやめ!!////
は、俺の事を黙って受け入れて、拒絶することなんて無かった。
ないこ「…とぉり、」
長時間泣いたからだろう。心を救ってくれた人を呼ぶ声は、酷く掠れていた。
桃李「…どうした?ないこ。」
桃李が何を考えていようと、これから何をしようと、これだけは伝えなくちゃならない。
顔を上げ、オレンジ色の、優しい瞳を見つめ、感謝を述べる。
ないこ「ありがとう…!!」
本当に。
その後、泣き疲れた俺は、寝てしまったらしい。
翌朝の事だ。
妙にフカフカの寝床だと思って目を覚ますと、そこは…
ないこ「…は?」
大豪邸でした
ないこ「なんっ!?…えっ、はっ!?」
慌てて飛び起きる。
ぼふっ
わあこのマットレスびっくりするくらいふかふかだぁ~こんなの初めてぇ~
…じゃないっ!!!
きらびやかな天井!!びっくりするくらいおっきいふすま!!広すぎる間取り!!
少し頭を冷やす為に格子窓(すっごい高そう。)を開き外に目をやれば…
庭まで付いてんの!?
美しい木花に囲まれた美しい庭園が広がっていた。
その花々に木桶で水をやる長髪の男、?おんな、??が一人。
??「お!目ぇ覚めたか!!」
この笑顔が嫌いな奴は居ないだろうとでも思わせる様なニカッ!っとした笑みでこちらを振り返った。
とりあえず寝間着(俺のじゃない。これまたすっごい高そう。)のまま外に繋がるふすまを開け庭に出た。置いてあった草履を使ってしまったが、まあ良いだろう。
知らない人だからと警戒していたが、どうにもコイツの笑顔は気が緩む。
ないこ「ぇ、ぁ、おはようございます、?」
何も考えずにとにかく出てきてしまったから、自分でも良くわからない事を言ってしまった。
声からして男性だろう。こうして真正面から見てみると右側に盛り上げた横髪が男を主張していて格好良い。
(いれいす結成初期のニキを想像してください!!ちなみにこの小説での今のアニキ、つまり回想じゃないアニキは現在のアニキ(前髪がある、?)スタイルですので頭の片隅に!!)
悠佑「おお!おはようさん!!俺の名前は悠佑!!好きな様に呼んでや!」
ちょっと待ってや、という一言と共に、目の前の男は深く深呼吸をした。
スゥウウウウウウ……
え、何するつもり??
悠佑「とおおおおおおおおりぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
キーン!!
耳鳴りがする。
うるっさ!?何!?声デカ!!!!
……
……
桃李「…ふぁぁああ、、、。なんだよ悠佑ぇ、朝からうるせぇなぁ。」
俺の寝ていた部屋からちょうど隣の部屋から、酷く着崩れて乱れた薄藍色の寝間着を着た桃李が出てくる。おそらく寝相が絶望的なのだろう。
そう。隣の部屋だ。この声量だ。
………え、普通飛び起きない、???
ゆっくりとした足取りであくびを交えながら庭に出て、俺達の元へ来る。
桃李「おっ!!ないこぉ!おはよう!!!」
あの声量で寝ぼけてるって、寝起き悪すぎないか…??
そんな俺の疑問を無視して寝癖いっぱいの頭で朝の挨拶をしてくる。
全く、呆れた人だ、笑
ないこ「おはよう桃李。まずはその頭直してきたら?笑」
桃李「だから兄様って呼べって…はっ!!おにいちゃんのが良かったか!?もしくはにいに!?!?」
ないこ「○ねっ!!!!!!!!!!」
俺は桃李の股間に、おもいっきり蹴りを入れた。
桃李「いい゛いっっっっっ゛てぇぇぇええええええ゛゛ええええ!!!(涙)!」
コメント
4件
最高でしたぁ!!✨✨💕 もしや🍣さんのシスコンっぷりは桃李さん譲りなのでは!?!?✨ ぜったい桃李さんの寝起きイケメンだぁ、、
うわ可愛……てか🦁桃李って呼び捨てだけどタメ?いや、でも🦁ならみんな呼び捨てで呼ぶ可能性あるし桃李なら呼び捨てを許してそうですよね てか、着崩れたパジャマで寝癖あるって…しかも、寝相悪いってもう🤪くんそっくりですねwww多分兄弟設定とかじゃないと思うんですけど本当にリアル🤪くんに似てる気がしてwww それにしても🍣くん容赦ないですね…そんな所も可愛いですけど😊