こんにちは!
冴凛初がきです!
凛がキャラ崩壊します
記憶喪失ネタなので苦手な方は逃げて!
大丈夫な方は楽しんでくれると嬉しいです!
それではどーぞ!
クッソ反吐が出るぜ。もう二度と俺を理由にサッカーなんかすんじゃねぇよ
だいたいお前にとって俺は特別かもしんねぇが俺にとっちゃお前はもうただの目障りで面倒臭い弟だ
サッカーのできないお前に価値なんかねぇんだよ
…「サッカーしないと…」
俺はあの日の夜完全に兄ちゃんに捨てられた。もうサッカーをする理由なんてないから辞めようと思った。
でも後から兄ちゃんに復讐したいというバカみたいな気持ちが芽生えてまた俺はサッカーを続ける。
高校1年生。『強化指定選手に選出されました』という内容の封筒が家に来た。ブルーロックという名の施設だった。300人の中の1人のストライカーを育成する。そんなプロジェクト。そんなこと簡単だと思っていた。
最初は順調だった。でも2次選考あたりからで潔とかいうやつが俺の計画をことごとく邪魔してきた。
U20との試合で一瞬だったけど兄ちゃんに勝った。これで認めてもらえる!そう思った。でも兄ちゃんに認められたのは俺じゃなかった。潔だった。
…なんで?
俺頑張ったよ?欠陥品なりに努力してさぁ。俺を認めてよ。あの頃みたいに「頑張ったな」って言ってよ。ねぇ褒めてよ。いらないなんて言わないでよ。捨てないでよ。次こそホントにサッカーできなくなっちゃう…。サッカーやってない俺なんてダメ人間じゃん。苦しいよ。助けて。
今俺は兄ちゃんと同じクラブチームで練習している。兄ちゃんが言うから今は同居してる。だから前よりほんの少しだけ話せるようになった。でも、ほとんど会話がない。強いて言うなら練習中の罵声と喧嘩くらい。俺のミスプレーに腹を立てた兄ちゃんが説教してくる。練習が終わり家に帰る。そしてご飯の支度したり洗濯したり家のことはほとんど俺がやってる。もうあの人に呆れられたくないから。でも体力作りもしたいから筋トレとロードワーク。毎日がギリギリの状態。
朝起きる。朝のロードワークをする。飯作って食って練習に行く。ろくに睡眠も取ってないからミスが増える。兄ちゃんに怒られる。呆れられる。昼飯は手短に済ませシュート練習。午後の練習が終わる。帰る。洗濯物とか取り込んで飯を作る。食べる。片付ける。兄ちゃんが風呂に入ってる間に少しトレーニング。兄ちゃんが上がってくる。俺が風呂に入る。風呂掃除して最後にヨガ。余裕はないがまぁ24時すぎくらいに眠る。そしてまた朝5時起き。これの繰り返し。悪循環じゃん。
そんなことわかってる。でもやらなきゃ…兄ちゃんが手伝うって来てくれるけどそんなんじゃダメだ。欠陥品なりにできるだけのことはしないと…。それに優しくされるともう捨てられるのが怖くてしょうがない。また捨てられたら俺の心は持たない。だから俺は自分で自分の首を絞める。
ピピピッピピ
…今日もあさが来た…。
朝のやることを済ませて練習場に向かう。練習する。兄ちゃんに今日も怒られる。最近クマ増えてきたかな…周りが俺を心配する。やめて欲しい。こっちに視線を向けないでくれ…やめて…
余計なことを考えていたら相手にボールをとられた。やべっ…!
振り返って走る。でももう限界だったんだ。俺はその場に倒れ込んだ。
目を開けて…!走らなきゃ…!
目の前に人が集まる。視界がぼやけて誰が誰が分からない。でも1人だけ俺の名を大きな声で「凛…!凛!」と呼んでいる。
俺はそのまま意識を手放した。
今回はここまで!
♡100→next
コメント待ってます!
ではまた次回!バイバイ
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