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ピピピッ ピピピッ
アラームの音が聞こえて , 目が覚めた .
剣持「朝 …」
なんだかすごく悪い夢を見た気がする .
ひどく悲しい夢 .
まあ , どんな夢かは思い出せないけど .
剣持「うわ … 汗だく …」
これから学校だっていうのに …
剣持「シャワー浴びる時間あるかな … って」
時計を見た瞬間僕は青ざめた .
剣持「遅刻するっっ !!!!」
時計の針はいつも家を出る時間をとっくに過ぎていた .
剣母「刀也 ~ ? 朝ご飯食べないの ?」
剣持「ごめんお母さん ! 遅刻しそうだからいら ない !」
剣母「あらそお ~ ? わかったわ .」
母の声を背に玄関の扉を開ける .
剣持「じゃあ行ってきま …」
剣母「あ ! お弁当にプリン入れておいたからね ~ !」
剣持「わざわざ言わなくていいよ 笑」
改めていってきますと言って家を出る .
少しお昼が待ち遠しくなって , 自然と足取りが軽くなった .
思い出せない悪い夢なんて , 頭の中から消えてしまいそうだった .