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冷たい手錠に縛られ、もう身動きすらできない僕の身体を龍水が優しく撫でながら、じっと見つめている。「右京、声を殺すな。何度も言うが、俺は貴様の声すらも全て欲しい」その言葉に僕は小さく震えながらも、必死に声を抑える。
「んっ…んあっ♡…はずかしいけど…君が、そう望むなら…」
喉の奥で震える声を堪え、涙がぽろりとこぼれ落ちる。
龍水はそんな僕の様子を見て、唇を歪めて微笑んだ。
「言っていることと表情が一致していないぞ?」
面白そうにこっちを見る彼も、もはや冷静ではなかった。
「もっとだ、貴様の全てが欲しい」
そう言うと、龍水はゆっくりと腰を動かし始める。
「んっ…あっ…ああっ♡…龍水…」
僕は声を抑えるのがもう無理で、甘い喘ぎ声が漏れてしまう。
龍水は優しく、しかし力強く僕の身体を抱きしめ、熱い視線を注ぐ。
「泣くなよ、右京。貴様の声を聞かせてくれ」
僕はそれを聞いて、また涙が溢れる。
「んあっ♡…ねえっもっと、龍水が欲しい…」
言葉とともに身体が震え、僕の声は掠れていく。
龍水はそんな僕を抱きしめ、痛みも快感もすべて受け止めてくれていることを感じた。
僕はただ、甘えて、泣いて、喘いでいた。