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ブクマ失礼します!
最高でした👍 フォロー失礼しますっ
桃赤
キミと体を重ねる日。
赤side
夏の夜のある日。
俺たちは、初めて体を重ねる。
「優しくするからね。」
そう言って微笑んでくれる桃ちゃんは、
なんだかいつもより大人に見えて
俺は彼の目と合わせながら少し頷く。
こうなってしまったのは、ほんの些細な出来事がきっかけだった。
その日は桃ちゃんの家で2人で飲んでいた。
俺は3%のお酒を1缶だけ飲もうと思っていたのだが、
桃ちゃんに結構飲まされ、
2人ともだいぶ酔ってしまった
頭痛いなと、こめかみ部分を指でおさえていると、
横から桃ちゃんがいきなりこんなことを聞いてきた。
「…………赤ってさ、」
「付き合ったこと…あんの?」
「………なに、いきなり」
お互いそんなことを今まで話してきてなくて、
なぜそんなことを聞くのか疑問に思ったが、
考えることでも頭がより痛くなりそうになったから、
「……1人だけね。」
と、素直に答えた。
「……そっか、」
「俺も実は1人なんだよね」
「へぇ〜意外!」
「あ、あと俺ちゅーは本当に好きな人にしかしないんだよね。」
「wwwなにその謎のプライドw」
などといろいろ話していると、また桃ちゃんはおかしなことを言ってきた。
「その付き合った人とさ、エッチした?」
「…は、」
思ってもみなかったことを言われ、思わず声が出てしまった。
「……してないって言ったら、どう思う?」
なんて、俺らしくないことを口にする。
「いや、何とも思わないよ、」
「俺だってしたことねーもん」
意外だな、なんて思ってまたお酒を口にはこぶ。
「……ねえ、赤?」
「ん…?」
「…………」
「……してみね?」
「エッチ。」
彼はどれだけおかしなことを言うような人なのだろうか。
「……馬鹿じゃないの」
「俺たち、恋愛感情なんてないでしょ」
「じゃあ赤は、ずっと童貞でもいいの?」
「…ッ」
少しだけ、心が揺らいだ。
このまま一生童貞はいやだ。
でも、ずっと家族のように思っていた桃くんと体を重ねるなんて、考えたこともなかったから。
「ねぇ、ダメ?」
酔っているためか、少し上目遣いでこちらを見てくる。
いつもかっこいいのに、こういう時は可愛くなるのはずるすぎる。
「………」
「……桃…くん?」
「…ん?」
「……やってよ、」
「…え、」
「だから、ッ……
やってってば、2回も言わせんな、//」
俺は恥ずかしくなり、桃くんの胸元に飛びつく。
「……お前なぁ…」
「………俺以外にそんなことすんなよ?」
なんて言って、次の瞬間俺は桃ちゃんにお姫様抱っこをされていた。
「…もッ……桃ちゃん…?」
「やっぱ無理って言うなよ。」
「もうその気になっちまったから。」
完全に雄の目をしている彼。
俺は今日、この人に食べられるんだなと悟った。
「優しくするからね。」
そう言って微笑んでくれる桃ちゃんは、
なんだかいつもより大人に見えて
俺は彼と目を合わせながら少し頷く。
「……ッ…!?」
最初のときこそ凄く痛くて、やっぱりやめたら良かった、なんて後悔しかなかったけれど、
桃ちゃんがゆっくり動いてくれて、
段々と気持ちよくなっていき、
頭が回らなくなり、
いつしか、桃ちゃんのことしか考えられなくなった。
聞こえる音は、
2人の肌が当たる音と、
俺の喘ぎ声と、
彼の荒い息だけ。
「桃ッ…ちゃんッッ……!!//」
俺は、桃ちゃんにたくさん求める。
そして、桃ちゃんはそれに応えてくれる。
気づいた頃にはお互い疲れ果てていて、
余韻に浸っていた。
「赤…」
彼が俺の名前を呼び、彼を見た瞬間、
彼は俺の唇を奪った。
そこで初めて、彼の本当の気持ちがわかったような気がした。
end
なんか、こういうゴリゴリ18禁みたいな話って、書いたことがなかったのでまじで下手っぴだと思うんですけど、頑張って書いたので、暖かい目で「頑張ったね( *ˊᵕˋ* )」って思っていて欲しいです、、、w
最後までご覧頂きありがとうございました!