第二話
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gr side
やぁ
私が誰だが分かるかな?
分かる人は赤い紙が届くと思うから待ってておくんだゾ
……というのは冗談だから安心して欲しい、そう!俺の名前はグルッペン・フューラー!
さーて前回のおさらいでもするぞ☆
俺が軍学校へ入学できた!
以上。
それ以外に説明する必要はあるか?ないだろ?ならよし(自己完結)
てか俺誰に話しかけてんださっきから、勉強のし過ぎで頭ぶっ壊れてしまったんか??
os「 グルッペ〜ン! 」
gr「 んあ、どした? 」
os「 いや、食堂で新しいスイーツが追加されたらしいから一緒に行きたいな〜って思って… 」
gr「 スイーツだと?!?勿論行くぞ!!! 」
os「 んふw、じゃあレッツゴーめぅ♪ 」
食堂のスイーツが追加されたらしいので俺はそれを食べる目的が増えてしまったようだ。
流石甘味……戦争の次に魅了されるものだ…(?
あぁ、説明してなかったな
俺は軍学校に(勿論首席で)入って一ヶ月経つ。時間の進みとは早いものだな
ちなみにサボったり教師に討論を申し込んだりと色々好き勝手にやらせてもらって問題児扱いされているが
これでも成績は常に学年トップだ。
…やはりあの地獄のような実家で勉強しまくって良かったな…(小声)
ちなみに俺に話しかけてきたこの(自称)JKことバイのコイツはオスマンと言うらしい
俺と同じく甘党でよくお茶会をしたり色々遊んだりと仲良くさせてもらっている一人の同級生でもある。
同じ貴族であり、家系関係で宗教とはお友達の奴だ。
口喧嘩や討論とかしても大体コイツが勝つぐらい外交の才能がある人物でもある。JKじゃねーだろうが
まぁそんなこんなで色々ありながらも俺は楽しい学校生活を送っている。
教師であるあのハゲとの追いかけっこはまじで面倒くさいがな、彼奴まじで諦めてくれよ……
os「 グルッペーン?大丈夫めぅ? 」
gr「 あぁ、少し入学当初の頃を思い出していてな… 」
os「 あーね、あのときは大変やったよな〜……開始早々演説始めた首席が居るし 」
gr「 うぐ……それはつい演説がしたくなってな… 」
os「 ふふw、でもあの演説、俺は結構好きやけどなぁw 」
gr「 本当か?! 」
os「 おん、なんかグルッペンってカリスマ性があるし何処か引き寄せられるんだよなぁ 」
gr「 ……そうか、 」
そう言われて咄嗟に手で口元を隠す
os「 あれ?照れてるめぅ?w 」
gr「 照れてない 」
os「 えー?ほんとー?w 」
gr「 うるせぇな…/ 」
ほんまコイツ後でボコボコにしてやる……(怒
そんなこんなで暫く歩くと、食堂へ着いた
人が多いなぁと思ったが、壁に引っ付いているおしゃれな時計へ視線を向けると
今の時刻は……昼食丁度辺りか、ならこれぐらい人が多いのは納得が行く
それにスイーツとなれば甘味が好物の奴らが黙っては居ない、確実に食堂へ向かうだろう…
gr「 てか急いでスイーツ取っていかないとなくならないか? 」
os「 え、?!まじで?!ちょ、急がなきゃ!!! 」
オスマンは俺の腕を引っ張りながらバイキングの方へと急ぐ
…あぁ、言い忘れていたが、この学校の食堂はバイキング形式らしい。少食の自分にとっては嬉しいものだ。
たまに取りすぎて残すがな()
俺等は急いで飯を取っていき、新作のスイーツと前から好んで食べていたスイーツの2つを取って席についた
os「 ん〜おいし〜♪ 」
gr「 ……これ美味いな 」
os「 やんな?!あーもうハマっちゃうわこれ… 」
もぐもぐと飯とスイーツを口に頬張りながらその感想を述べていく
飯は相変わらず温かくて美味い、それにスイーツもいつも頼んでいる方の味は変わっていなくて安心した
新作の方は不思議な感じがした。これは東国発祥の……ワガシ?というものらしい。
これは上品でほんのり甘い味がするし、素材の味もしっかり引き出しておりかなり好みでもある
それに東国の特殊な環境?と言えばいいのだろうか…”四季”を表現していたりと遊び心もあってかなり面白い
ただこれは職人の手作りらしいので滅多に食べることも出来ないらしい、もっと食べたかったゾ…
gr「 もっと食べれたらな… 」
os「 ん?気に入ったの? 」
gr「 まぁ……、かなり好みではあるな 」
os「 んふw、そっかw 」
gr「 …なんだ 」
os「 いや?w、そんなに食べたかったら和菓子とか売ってるお店知ってるし行きたかったらどうかな〜って 」
gr「 行く、絶対行くぞ 」
os「 wwwww、じゃあまた今度休みの時に行こ! 」
gr「 !…あぁ!! 」
甘党仲間はやはり良いな……まぁ甘味で喧嘩したりは多少するがなw
だが、こうやって分かち合える人が出来て本当に心の底から嬉しいと思う
元々こんな感情を持つことは滅多に無かったのだが、改めて感じると…とても世界が色づいたような感じがする
自分の知らない世界がだんだんと広がっていって…色づいていって…そんな感じがするんだ。
本当に、自分のしたいことが出来て良かったなと思っている
父親の言うことをずっと聞いていれば、こんな感覚なんぞするはずもない
……家出してきてよかったなぁ、俺
そう一人で考え事をしていたら、いつの間にか食事も終わっており、授業がもうすぐ始まる時間になっていた
gr「 うわやっべ、授業始まるやんけ… 」
os「 え、ほんまや… 」
gr「 ……サボるか 」
os「 …俺も今日ぐらいはサボるか!サボっちゃえサボっちゃえ〜!!! 」
やはりサボるのは楽しいな(?
……いや、別にこの後の授業の担当の先生の話に興味ないとかそういうのではないぞ??(震え声)
いや、あのハゲの授業まじでダルいんだ…俺的には美大落ち(笑)した先生の授業を聞いてる方が楽しい
本当にあの先生の語る歴史は奥が深い……歴史は触れることも無かったからか興味は元々湧いている
それ以外は特に復習程度で興味ない(迫真)
まぁ……一応出席はしているがな
…あれ、今日って確かなんかあったよな…?
gr「 そういや今日ってなんかあった気がするが…気の所為か? 」
os「 いや……特にその覚えはな… 」
gr「 …?どした? 」
os「 ……今って何時間目だっけ? 」
gr「 昼食を取ったから…多分第5時限な気がするゾ 」
os「 …スゥー……サボってる場合じゃないって!!!やばいやばい遅刻してもうとるって… 」
gr「 …は、? 」
何故か焦るオスマン。今日は集会とか特に何も無い日では……って…あ、
gr「 …そういや今日って… 」
os「 グルッペン急がなアカンって!!!今日あれやで?! 」
os「 午後からは全学年全員で軍事演習があるんやで?! 」
gr「 演習……って 」
gr「 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ?! 」
授業が始まる鐘はまだ鳴っておらず、全速力で走ればなんとか間に合うかもしれない
(サボろうとしていた)我々は急いで走り出し、軍事演習をする場へ向かう
ただ途中であの俺が嫌いな教師にあって生徒指導室まで連行されてそのまま一時間ぐらい説教させられた。
くそが、彼奴まじで嫌いだゾ……
あ、ちゃんと軍事演習の方は参加出来たゾ☆
いい経験が出来たのでこれからはサボらないようにしようと心に誓った我々二名であった。
とりあえずあのハゲに一旦核ぶっこんでも良いと思うんだg(((
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