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🍣(♀)さん
研究員
💎さん
ロボット…?
珍しく💎🍣です
しむね様地雷だったらごめんなさい
見れることを祈ります
しむねのコンテスト
他メンも出てきます
大人組(♀)です(珍し
あまりカプ表現はありませんが
一応🐤🦁、🐇🤪のつもりです
直接的な表現はありませんが
少しグロって言うか、戦闘シーンがあります
2万文字以上あって
多分めちゃ長いので時間がある時に
読むことをオススメします
実験体No.204
✕月✕日
「ある程度話せるようになり、
意味も理解できるようになってきたので
文字の書き方を覚えさせました。
平仮名、カタカナは完璧にマスターしましたが
漢字は量が多すぎて今の状態で
全て覚えるのは不可能なようです。
そのため、
ある程度必要な読み書きを覚えさせました。
まだまだ覚えられるよう改善していきます。
No.204は人間の感情が
少し理解できるようになっている上、
その感情をNo.204が持ってしまっています。
特に面倒臭いという感情が大きいので、
そろそろ勉強以外のことをさせないと
言うことを聞かなくなると思います。
そのため
明日は勉強ではなく、前回の続きとして
立ち回りなどの動きを覚えさせようと
考えております。
No.204の感情整理等も改善できるよう
勤めさせていただきます。
それでは、
本日もよろしくお願い致します。」
内藤 奈良子
「No.204、
今日は戦闘時の立ち回りについてです
そのため場所を移動します、
ついでにスピードも測っておきましょうか」
「今日は勉強じゃないんだ♪」
「勉強ばかりだと、貴方飽きるでしょう?」
「そうだね、すっぽかしちゃうかも」
「てかさ一、番号で呼んだり
貴方って言ったりするのやめてくれない?」
「僕にはほとけって名前があるんだよ?」
「…その名前は
ご自身でつけられた名前ですよね」
「こちらから正式につけられていない限り、
私は上の命令で
その呼び方をすることができません」
「えー、ないちゃんけち…」
「貴方もそのないちゃんという呼び方、
やめていただいても?」
「上にバレたら私が怒られます」
「ないちゃんが怒られてるところ
一回見てみたいかもw」
「…限度がすぎると、
貴方最悪処分されますよ」
「えー、上の人って酷いね」
「…凄いですね、しばらく体を
動かすことはしていなかったはずなのに、
この前よりずっと記録が伸びてます」
「ふふ、僕ないさんに褒められるために
誰もいないとき練習してたんだ~♪」
「…記録測定も終わりましたし、
次は立ち回りの仕方を説明しましょうか」
「お願いしまーす!」
「まぁ、ざっとこんな感じです…
わかりましたか?」
「うーん… まーまー?」
「…少し待っていてください」
「…はーい」
「よいしょ…、戦闘時、敵が
どんな動きをするのかの予想を
プログラムさせたロボットを
持ってきました」
「試しに、
先ほど教えた立ち回りを活かして
このロボットらを倒してみてください」
「わかりましたぁ…」
正直言って、この訓練?とか、
戦闘ってヤつはあんま好きじゃないし、
僕はこんなことしたくない。
ダッて人間が好きだから。
なんで人間が好きなのかはわからないし、
なんのタめに
人間を殺めるのかもわからない。
しかも殺めた人間の数が多ければ多いほど
褒められる。
このロボット倒スのだっていやだ。
僕自身もロボットだし、
こんなの実質仲間割れみたいなもんじゃんね。
…にんゲんも同じことをしてるのか。
やっぱり僕は機械として人間の言うことを
真面目に聞くことしかデきないのかな。
「ないさん、
このロボットのレベルはなんですか?」
「レベルは5段階中、3にしています」
「ふーん…」
「弱かったですか?」
「….ぶっちゃけ言っちゃうと
ちょっと弱かったかも」
「次からは4に設定しておきますね
あとロボットの数も少し増やしておきます」
「はーい」
… いやだなぁ
「こんなもんですかね」
「ちなみに明日からは
村を襲撃しに行くそうですので」
「……」
「204?」
「あ、は、はいっ!」
「もー、しっかりしとかないと殺されちゃいますよ?」
「ふふ、大丈夫ですw」
「それじゃあ今日は
この辺にしておきましょうか」
「ありがとうございました」
「私は明日からいないので、
しっかり上の人の命令を聞くように」
「じゃあ、私はこれで」
「はーい!さようなら!」
「村を襲撃するの、これで何回目だろ」
僕以外のロボットも
こんなことしたくないとか思ってるのかな。
でも感情を理解するのはできるけど、
これだけ感情があるのは珍しいって
ないちゃんに言われたんだよな…。
「… ロボットなんてやめちゃいたい。」
実験体No.204
✕月○日
「ある程度感情の制御などができるように
改善しておきました。
今日は戦闘時の立ち回り、
仲間がいるときの動き方、
敵が多い時の動き方などを覚えさせました。
ついでにスピード計測も行いましたが、
前回の記録と比にならないほど
成長していました。
明日からの襲撃も、
No.204と他のロボットたちがいるなら
すぐに終わるのではないかと思われます。
明日から襲撃が終わるまで、
私はお休みをいただきます。
その間、No.204をよろしくお願い致します。」
追記
「冒頭で述べていたように、
ある程度感情の制御が
できるようにはしましたが、
明日からの襲撃中、
感情のコントロールができなくなりましたら
ご連絡ください。」
内藤 奈良子
「や、やめてくれ… 俺には家族がいるんだ!!」 「まだここで死ぬわけには…」
「…ごめんね、僕の仕事なの。
やんなきゃ怒られちゃう。」
「そ、んな…」
「…ごめんね….」
「こんなことやりたくないんだけどなぁ…」
おいお前、ここの人間と話すな
「すみません。」
わかったならさっさと次に行け
「はい。」
「… なんなのまじであの人!
あんなに怒るなら自分で行ってこいよ!」
「死にたくないからって
全部機械に任せっきりかよ!」
「はぁ…」
「…君もこんなことしたくないんだ?」
「わ、!?え、誰…?」
「君と同じロボットだよwてか隙ありすぎね?
この村がもうちょい強いとこだったら
とっくに死んでんじゃない?w」
「いや、ついぼーっとしてただけで…」
「休憩だからって気抜いちゃだめだよw」
「ま、まぁそれはそうだけど…
てか君もって…」
「ふふ、そうだよ
僕だってこんなこと、ほんとはしたくない」
「でも知ってるでしょ?上の人には逆らえない、
逆らったら最悪処分される
僕たちはそうプログラムされてる」
「…なんか君、会ったことある気がするなぁ」
「お、偶然だね 僕も同じこと思ってた」
「…名前教えてよ」
「なまえ~?ないよそんなのw
番号ならあるけど」
「じゃあ番号教えて!」
「No.611」
「611か… 結構あとだね?」
「じゃあ君の番号はなんなの?」
「僕は204だよ」
「そんな早くないじゃん」
「えー? むいちゃんよりかは早いよ!」
「むいちゃん…?」
「あー、僕がつけた君のあだ名だよ
61だからさ! いやだった?」
「なるほどね…
別にイヤじゃないよ、好きに呼んで」
「やったw」
「てか、君は名前あるの?」
「あるよー? ほとけって言うんだ!」
「…それは自分でつけた名前?」
「うん! なんかこの言葉知ったときに
ビビッときてさw」
「んー、じゃあほとけっちね?」
「あだ名? いいじゃんw」
「ふふ、でしょー?W」
「あー、そろそろ休憩終わるね」
「え、やば 僕まだオイルさしてない!」
「なにしてんのw
まだちょっとなら時間あるし行ってきな?」
「行ってくるわーw」
「ふー、これセーフ?」
「ギリギリねw」
「おー、僕天才!」
「…変なロボットだな〜…」
「え、僕?w」
「ほとけっち以外に居ないよw」
「それもそっかw」
「てか話変わるんだけどさ、
僕人間の食べ物食べてみたいんだよね!」
「人間の食べ物…?」
「白ご飯とかそういうの?」
「そうそう!!美味しそうじゃない?」
「まぁ美味しそうだとは思うけど…
僕たちロボットだよ?食べれるの?」
「なんかねー?
僕のことを担当してくれてる
ないちゃんって人がいるんだけど、
ないちゃんいわく食べれるらしい!」
「へ〜…食べれるなら食べてみたいなぁ」
「じゃあ今度一緒に食べてみようよ!」
「どうやってだよw」
「上の人にお願いでもするつもり?w」
「うーん…なんとかするよ!!」
「…ほんと変わったロボットだね」
「なんかもっと親近感湧いたかもw」
「えぇ、そうかな?w」
「…あ、そろそろ僕
持ち場に戻らなきゃだから」
「そっか」
「…そうだ、もし次どこかで会えたら
僕の友達紹介してあげる」
「友達…?」
「そ、前の襲撃で
ほとけっちと同じ感じで会った子」
「連れて来れるかはわかんないけどw」
「わかった、約束ね、絶対だよ!」
「はいはいwじゃあ僕もう行くね」
「うん…. またね」
「はーい、またね!」
驚いたな、
僕と同じ考えのロボットがいるなんて
あのどこか懐かしい感じ… なんなんだろ
「はぁー… やっとだなぁ」
「えっと1週間後までに言われた村
全部潰さなきゃいけないんだっけ?」
「…あとひとつだけじゃん
こんな早くに村潰さなくてもよかったのか…」
「… 申し訳ないな」
「ま、さっさと終わらせた方が楽だよね」
「明日で全部終わらせちゃお」
「ここかな…」
やりたくないけど… やっていk
トンッ
「あ、すみません…!💦」
「…綺麗」
「へっ!?」
「え…あ、あぁごめんなさい!
お怪我はございませんか?」
「いえ、大丈夫です…
こちらこそすみません…では、失礼します….」
「…っ、待ってください!」
「はい…?」
「あの、僕ここに来たばかりで、
どんなとこか全く知らなくて」
「もし時間があれば
案内とか、してくれませんか?」
「え、えぇ… いいですけど」
「ほんとですか!?」
「はい…W」
なんか勢いで
すごいこと言っちゃった気がする…
人間ってこんな感じ?
あってるこれ?
僕もしかして変人になってたりしないよね??
「そして、ここが○○です」
「すごい立派だぁ…」
「ふふ、あまりこういうところには
来ないのですか?」
「来ないっていうか、来れないっていうか…
でも、他の村と比べたら
全体的に盛んな村ですよね」
「そうですね、
私生まれた時からここの村にいるのですが
とてもいいところですよ」
「優しい方ばかりですし」
なんだろう… この人の笑顔見ると、
僕まで笑顔になる
「…ですが最近、
この辺りの村が
襲撃されていると聞きました」
「っ、!」
「ここもそろそろ
襲撃でなくなってしまうのですかね…」
「そうはさせません!」
「…え?」
「あ、いやえっと…」
「僕仕事で兵隊的な仕事をしていて…w」
やばいやばい引かれてないこれ?!
僕大丈夫そ!? ほんとにどうした自分!?
瞬発的に言っちゃったんだけど!?
てか僕がここ襲撃しに来てるんですけど
何言っちゃってんの!?
自分が自分じゃないみたいなんですけどー?!!
「なるほど、だから固かったんですね」
「…???」
「あぁ、えっと…
さっきぶつかってしまったとき…」
「あ~…ま、まぁ鍛えてますからねw」
「なるほど、
あまり人と関わる機会すらないので
少し驚いてしまいましたw」
「そうなんですねw」
「あと、___ に似てた気が…」
「…なにか言いました?」
「… いえ、なんでもありません!
さ、次へ行きましょ!」
「え、ちょ、待ってくださーい!💦」
「とまぁ全体的にこんな感じです」
「なるほど… ありがとうございました!」
「いえいえ、いい機会になりましたw」
「じゃあ、私はこれで」
「…あ、あの!」
「僕明日も来る予定なんですけど…
また明日も会えますか?」
「… えぇ、いいですよ」
「どうせここ1週間は暇なのでねw」
「…!じゃあまた明日!」
「はい、また明日w」
「…やっぱあの子、__」
どうしたNo.204
今日はどこも
襲撃していないらしいじゃないか
「しばらくずっと同じことをしていて
期間もあと1週間はあるので、
たまには気分転換もいいかと思いまして。」
…まぁお前は他と比べ仕事ができるし、
仕事のやり方にあまり口は出さんが
人間と仲良くなったりなどするのではないぞ
「承知しております。」
あと1週間、どう過ごそう
しかも今のところロボット僕しか居ないけど
他のロボット達が仕事終わらして来たら
大変だよな…どうしよほんとに…、
「…どーしよ」
来たはいいけど…
待ち合わせ場所とか決めてないよー!
これは失態だぁ…
もー、いっつもこんな失態起こさないのに!!
「…ばぁ!!」
「わぁっ!?」
「え、あ、びっくりした…w」
「全然気づきませんでしたね?w」
「ほんとに兵隊さんですか?w」
「ちょ、ちょっと
ぼーっとしてただけですから!」
「まぁ今はプライベートですもんねw」
「今日はどうします?
昨日予定決めてないような気がしますけど…」
「えっと、そうだなぁ…
僕美味しいものが食べてみたくて…」
「おいしいものですか… そうですね
ここら辺なら、お蕎麦とか有名ですよ?」
「お蕎麦かぁ…! 食べてみたいです!」
「じゃあ行きましょうか」
「…あ、待ってください、
僕今お金持ってないです…」
「え、そうなんですか?」
「はい、すいません
行きたいとか言ったくせに…」
「別にいいですよそれぐらいw」
「奢りますよ、行きましょ?」
「え、でも悪いし…」
「いいですってばw 遠慮しないでください?」
「ええ…」
「じゃーまた今度、
会ったときにご馳走してくれますか?」
「…! もちろんです!」
「じゃあこれでおあいこです♪行きますよ!」
「は、はい!」
「んー!おいひいれふ!」
「それはよかったw」
「…そういえば、名前なんて言うんですか?」
「あぁ、まだ言ってませんでしたっけw」
「内藤奈良子です♪」
「ないこさん…!」
「気軽にないちゃんとかでもいいですよw」
「ないちゃん….?」
「なんで疑問系なんですかw」
「… いやーなんでもないです!w」
「そうですか…? WJ
「あ、私貴方の名前も聞いてないです!」
「ほんとだ、自己紹介してなかったのかw」
「僕はほとけって言います」
「っ… ほとけくんか…
なかなかすごい名前してますね…?w」
「そうですよねw
でも結構気に入ってるんですよw」
「なんて呼んだらいいですか?」
「そうだなぁ…」
「あ、ほとけっち、とか?」
「ほとけっち…?」
「僕の友達がそう呼ぶんですw」
「いいあだ名ですね、そうします!」
「あ、苗字は…?」
「みょ、みょうじですか…?」
「えっと… 稲垣です!」
「いながきか…! あまり聞かないですね?」
「え、そうですか?
内藤も聞かない気がします…」
「内藤はそこらじゅうにいますよ!w」
「今日はどうします?」
「えー、どうしましょ…」
「…私服を見に行きたいんですけど、
いいですか?」
「あ、はい!いいですよ」
「…でもここの辺りって
洋服屋さんとかあるんですか?」
「それがあるんですよね〜、」
「少し離れちゃいますけどw」
「そうなんですか!すごいですね… ✨」
「結構田舎っぽいですけど、充実はしてますw」
「…そうだ、
私ほとけっちが作った料理食べたいです!」
「え、えぇ?
したことないんですけど… できるかなw」
「したことないは嘘でしょw」
「下手でもいいので作ってみてください!
私も一緒に作りますw」
「どう、ですか…?」
「なんか…
しょっぱいけど美味しいですね!」
「よ、よかったです…?w」
「私、あまり味の濃いものは
食べないのですが、結構いけますね」
「体に悪いですよ…w」
「あとなんか… サビみたいな味がします!」
「さび…? 錆びついてるのサビですか?」
「はい!」
「えぇ、美味しいですかそれ…」
「とっても美味しいです!」
「変わってますね…w」
「あ、ないちゃ…」
「…なんかいっぱいいるんですけどぉ….?!」
「お、ほとけくんや言うたっけ?」
「はじめまして~」
「ふふん、私の友達!連れてきちゃったw」
「…あれ、人とは関わりないとか
言ってませんでした…?」
「い、いやこの子達は
仕事関わりの子達だから!」
「は、はぁ…」
「てかてか、敬語やめへん?
初対面で失礼やとは思うけどw」
「い、や、僕は
敬語の方が話しやすいので…w」
「ね、言ったでしょ?」
「いくら言っても
敬語外してくれないんだよ〜」
「えー、初めて聞いたわ、
敬語の方が話しやすいとかw」
「実家が立派とかなんちゃうん!w」
「いえ、全然そんなんでは…w」
えー友達いるとか聞いてないんですけど!
てか気まずいんですけど!
大丈夫これ僕省かれたりしない???
「……」
「んでなー?○○が△△…」
「えー! それめっちゃー××!! ww」
ほらー!! 僕省かれてるよ!?
並びは真ん中に居らされてるけど?
気まずいってば!!
てか居らされてるって日本語あってる!?
なんでこんなに日本語難しいの!?
漢字もありすぎてわかんないしさ!!もう!!
(なぜか日本語に八つ当たりするほとけくん)
「どちらかといえば□□な気するけど?w」
「あーそれもあるなぁw」
「ほとけくんはどう思う?」
「ふえ!?」
「ぶっ、wwなんやその間抜け声www」
「え、いやこれはぁ… ぼーっとしてて…」
「ほとけっちいっつもぼーっとしてるじゃんw」
「そうかなぁ…w」
なに怖い×2
急に話しかけてくるじゃんなんなんですか!!
No.204
「はい、なんでしょうか。」
明日から他の奴らもその村へ向かう予定だ
他の奴らと言っても2体なんだがな
「…承知致しました。」
その2体も
お前に劣らないぐらいの優れモノだから
すぐに終わるだろう
他の奴らはもう少しかかりそうだから、
あと4日以内にお前ら3体でなんとかしてくれよ
「はい。」
「…あの、ひとついいですか。」
なんだ
「その2人の番号、教えて頂けますか。」
なぜお前に教える必要がある
「僕含め3人しかいないですし、
番号ぐらい知っておいたほうが
礼儀的に正しいと思いまして。」
…No.350とNo.611だ
「…ありがとうございます。」
マジかむいちゃんじゃんキタコレ
でももう1人がNo.350?だっけ…
むいちゃんがこの前言ってた
友達かも知れないけど
んな都合のいいことある訳ないもんなぁ
多分僕しかいないって知ったら
むいちゃんは襲撃とか
しないでくれそうだけど
もう1人はわかんないよな…
説得させるか最悪拘束しちゃうか…
でもそれで上に言われても面倒だな
「…明日どうしよう」
「夜遅くにすまないな」
「いえ、どうかなさいましたか?」
「No.204が少し危ないかもしれんくてな」
「一応少し感情を制御させておいてくれ」
「了解しました」
「とりあえずむいちゃん探さなきゃ…」
「…あ、居た!」
「…! ほとけっち!!」
「むいちゃん!」
「…と、その子が350って子…?」
「おー、なんや僕のこと知っとるん?」
「か、関西弁…w」
「昨日上の人から
新しい人が2人来るって聞いて、
番号聞いただけだよw」
「そう言うことかw」
「ところで、
2人も僕のこと探してたっぽいけど…
なんで知ってるの?」
「僕らもほとけっちみたいに
昨日上の人から1人いることは
聞かされてたんだけどねー?」
「その1人が
襲撃全くしない人とか言っててw
もしかしたらーって思って」
「僕はその話をむいちゃんから聞いてなw」
「村も全然綺麗なままやったし」
「なるほどね…」
「あ、てかてか、ほとけくんのこと
いむくんって呼んでもええか?」
「いむくん…? いいけどー、原型なくない?」
「ほら、ほとけって漢字で書いたら
カタカナのいむになるやん?」
「…あーそゆこと! 350くん頭いいね!?」
「せやろーwあとさ、
僕のことうーちゃんって呼んでくれん?」
「うーちゃん…?」
「兎が好きなんだよねw
それでうーちゃんって言って一みたいな」
「多分ほとけっちとうーちゃん相性いいよw」
「せやんな!僕も気合う気するわ!」
「んー、よくわかんないけど…w」
「まぁ、まだ村は安全ってことだよね」
「そうだね、他のロボット達は
まだ他のところに居るみたいだし」
「なんか上の人に3人でなんとかしてなー
とか言われたで?」
「それ僕も言われたw」
「ヘー、そのないちゃんといふちゃんと
ゆうちゃんって子らが仲良いんだ?」
「仲良いっていうか、
まぁ…うん、そんな感じ」
「そんな感じw」
「…あ、あとね、名前聞かれるだろうから
一応フルネーム考えておいたほうがいいよ」
「フルネームか…」
「あ、いた」
「お、ほとけっち~、…と、お友達… かな?」
「初めまして!」
「いむくんから話は大体聞きました!」
「そうかそうか!名前だけ聞いてもええか?」
「赤木むいって言います」
「城井はるうです!
うーちゃんって呼んでください!」
もうフルネーム思いついたのか…
てか名前癖強くない?
しかもむいちゃんに関しては
僕が言ったの使ってるじゃん
「むいくんにはるうくんな!」
「なんか女の子みたいな名前やなw」
「よく言われますw」
「うーん、今日はどこ行く?」
「あ、そうそう、行ってみたい場所あるんよ!」
「え、どこどこ?」
「なんか○○なとこでさぁ?」
「ふー、やっぱ人数多いと楽しいね!」
「せやなーw君たち明日も来るんか?」
「来る予定です、ね!」
「うん!」
「じゃあ明日も一緒にどっか行こなー!」
「行きましょー!」
「………」
「、どうしたいむくん? なんか元気ないな?」
「そんなことないよ」
「そうか…?」
「今日6人で居る時も
静かだったよね… 大丈夫?」
「大丈夫だよ」
「ふーん、あんま無理したあかんで」
「うん」
「ねぇ、あの子たちさ__」
「___しかもそろそろやんな」
「__、やってみるか」
おい、そろそろ襲撃を始めろ
流石に休みすぎだ
「申し訳ございません、かしこまりました。」
「これをこうして…」
「明日どうなるかだなぁ…」
「…ねぇ、昨日上の人に
襲撃始めろって言われちゃったんだけど…」
「あ、僕も言われた」
「僕もー」
「どうする?」
「うーん、思ったんだけどさ」
「うん?」
「上の人って人間なわけじゃん?」
「つまり上の人より僕らの方が
上の人よりダントツで強いわけ」
「そうだね…?」
「上の人の場所さえわかれば
こんなことしなくて済むんじゃないの?」
「この足輪はどうするんよ」
「問題がそれなんだって」
「一瞬で壊せればなんとかなりそうだけど
実際に一瞬で壊せるかと言われると
うーんって感じだよね」
「そうそう、
壊せなかったら僕ら最悪死んじゃうしさ」
「壊せても足ごと無くなりそうw」
「場所はわかりそうよな、
上の人たちって あの施設の中におるやろ?」
「多分ね、 スピーカーとかが繋げれる位置が
施設内までだと思うし」
「あ、もう居るw」
「こんにちは!」
「おまたせー!」
「来るの早いなー?」
「えぇ?そんなことないですよw」
「今日はどこ行くんですか?」
「ごめん、ちょっとだけ
ほとけっちと席外してもいい?」
「え、僕ですか?」
「告られんちゃうんw」
「違うよーw
ちょっと話したいことあってさ」
「んじゃうちら○○におるなー」
「終わったら来てやー?」
「はいはーい」
人気のない場所…
「それでえっと、話って…」
「…No.204」
「っ…!?」
「どう、あってる?」
「…なんで知ってるんですか」
「わかんない?w」
「もしかしてですけど… ないさん?」
「そうだよ、乾無」
「内藤奈良子が本名だけどねw」
「一昨日上の人に言われて
感情の制限を結構大幅にしてみたの」
「そしたら貴方、
昨日全然喋んなくなっててね」
「もしかしたらーって思って
昨日の夜直したら
めっちゃ喋るようになってたからさw」
「… 僕をどうするつもりですか」
「別にどうもしないよ?」
「でも協力して欲しくて」
「協力…?」
「こんなことしたくないんでしょ?
君も、あの子たちも」
「…そうですね、」
「私たちもこの村を潰してほしくない」
「あのね、多分だけど
うーちゃんとむいちゃんの担当、
悠とまろだと思う」
「え、?」
「私たちは担当のロボットの感情とか
その他もろもろをプログラムできる」
「その足輪は上の人につけられてるけど、
ハッキングできたら解除できるかもしれない」
「あと、私の周りにもう何人か
他のロボットを担当して居る人たちが
居るんだけどね」
「その子たちも
こんなことしたくないって思ってるの」
「…それってつまり…、」
「…そう言うこと、理解が早くて助かります」
「今から言うこと、お願いできますね?」
「… はい」
ないさんから聞いた説明によると
とりあえず僕らの足輪を担当の人たちが
ハッキングして外してくれるらしい
悠さんといふさんがハッキング得意だから
無理そうだったら2人がやってくれるって
それでハッキングが終わったら
僕らのプログラムをいじって
感情制限をなくしてもらう
なんかないさん曰くそうした方が 強くなる…
みたいな?
ちょっとよくわかんないけど…
あと、ないさんたちのやることが終わったら
僕らがつけてる通信機?
みたいなやつを通して
ないさんたちが指示とか出してくれるみたい
あとは… まぁ大人しく見といてよ
先にネタバレしちゃったら つまんないでしょ?
「…施設内の地図貰ったけど…、」
「うん、ごっちゃごちゃやな!」
「てかなにこれ…げ、見張りいるの?」
「っぽいなぁ」
「まぁまぁ強いって言ってた」
「でもここのセンサーは
ないさんたちが解除してくれてるらしいし、
監視カメラも偽造映像
流してくれてるらしいから
だいぶ楽になってるとは思うよ?」
「そうだとしてもめんどくさい…、」
「普通に行かせろよ」
「上の人もそうは行かないでしょうよw」
「んー、あんま音大きいとバレるよな…」
「まぁ上の人たち最上階にいるんだったら
ここら辺はまだ大丈夫だよ」
「そうだね、とりあえず下から片付けてこ」
「こっからは流石にバレるなぁ…」
「…誰かが囮でロボット引き寄せて
その間に最上階まで行くとか?」
「…その囮は誰やねん」
「「うーちゃん任せた!!」」
「なんで僕やねん…」
「いやーうーちゃんが
この中で一番速いからさ…」
「それにうーちゃん強いし!」
「… しゃーないなぁ、
やってきたる代わりに
ちゃんと上の人ら捕まえろよ?」
「はーい!」
「うーちゃんありがとう!」
「やばかったら最悪戻ってくるわw」
「おっけー」
「あ、終わっても戻ってきてね?」
「はいはいw」
「…行くで、」
「うん」
「っぶね…」
「うーちゃん、
ちゃんとやってくれてるかな?」
「まー、大丈夫じゃない?」
「プログラムでそれなりに
強くしてもらってるし」
「そっか~」
「…待ってストップ」
「おぁ、なに急に止まって…」
「まだ見張りいるっぽい…」
「えぇ、嘘だろぉ?」
「ほら一見てみなよ」
「げ、まじじゃん… しかも見た目強そう」
「それなぁ…」
「… どーする、
流石に上の人1人で捕まえるんはきついし
あいつ見た目はバカ強そうだよ?」
「うーん…」
「うーちゃん連れてくる?」
「え、疲れてるんじゃ…?」
「僕たちロボットだよ?w
疲れないってw」
「確かに…」
でもなんか、 階段登って少しだけだけど、
疲れた感覚があるような…
… なんで疲れたって感覚わかるんだ…?
じゃあ気のせいか…
「… てか
僕たち3人であの見張りたち誘き寄せて
遠いところで倒せばよかったね」
「… ほんとじゃん」
「うーちゃんに申し訳ないことしたなぁ」
「ぶっちゃけあんまりロボットは
倒したくないんだけどな…」
「まぁ、仕方ないよ、
あのロボットたちは
感情がプログラムされてないからね」
「え、そうなの?初めて知った~…」
「知らなかったの?w
訓練の時とかに使われる
ロボットたちもそうだよ」
「あー、そう思えば
躊躇なかったなあのロボット…」
「この辺だと思うんだけど…」
「…あ、!上の人たち捕えたん!?」
「うーちゃん!」
「いやぁ、実は…」
「はぁ!?
じゃあ僕がこのロボットたちを
頑張って倒した意味ってなんなん!!?」
「ほんとごめん…w」
「もうちょっと
早くに気づけばよかったんだけど…w」
「ちっ… もーしゃーないなぁ!!」
「はよ行くで!」
「うわぁいいやつすぎるようーちゃん…」
「しゃーなしやからな!?
わかっとるかお前ら?!」
「わかってるよ!!」
「うわぁマジやん、バカ強そう」
「でしょー?どうする?」
「どうするもなにも… やるしかなくね?」
「ですよねー…w」
「さぁ、そうとなれば突撃一!!」
「え、ちょ、うーちゃん!?」
「いや倒せたよ?… 倒せたけど!!」
「えへ、あかんかった?w」
「別にダメではないけどさぁあ…w」
「最上階だよ?バレてたらどうしたのw」
「まぁまぁ!
バレんかったんやからええやん!」
「もー…w」
多分ないさんたちが
音聞こえないようにしてくれてるんだろうな…
「…緊張してきた…w」
「なんでだよw」
「じゃあむいちゃん開ける?」
「いや遠慮しとく」
「ほらー、いやなんじゃん」
「もーええから早くあけーやw」
「そうそう!準備万端だしさ!」
「はぁ、…w」
「じゃあ行くよ…?」
「うん…」
「…あれ、まだっぽい…」
「えぇ?んなことある?」
「地図にはここって書いてあるよ?」
「でも誰もいないよ?」
「うーん、
作動してないロボットしかないなぁ…」
「なんなんやろここ」
「僕たちが来るってわかって
逃げたんじゃない?」
「…確かにそう言われれば
なんか人が使ってそうな機械いっぱいあるな」
「…ねぇ、嫌な予感する」
「僕も思った」
「とりあえずここは爆破しといて
早くみなさんのところ行こ」
「「「ないさん!・いふさん!・ゆうさん!」」」
「…いない……」
「…ほとけっち後ろ!!」
「え…?」
「っぶないなぁ!」
「ちっ、逃したか…」
「ごめ、うーちゃんありがと…」
「なんやお前… あの人たちどこやってん!」
「あの人たち…?」
「あー、あいつらか?」
「あいつらは今頃
地下牢にでもいるんじゃないか?w」
「は、地下牢?」
「上の人の言いつけを守らなかった挙句
こんなことまでされたらなぁ…?」
「もうすぐあいつらは処刑されるだろw」
「っ…!」
「おーっと、危ないなぁw」
「この壁破壊するぐらいの力あるの?」
「速い…」
「多分この体、
君たちに劣らないくらいの能力を持ってるよ」
「この体…
お前を壊してもなにもならないってことか」
「ふは、やっぱり理解できちゃうんだ」
「うちにもあいつらみたいにできるやつ
1人ぐらい配置しとけばよかったなぁ」
「… まだ他におるやろ、仲間」
「そりゃあいるに決まってるだろw」
「あの施設を破壊されたのは想定外だったがな」
「とりあえず… お前は殺す」
「ふ、やれるもんならやってみろよ」
「なんだ、普通に弱いじゃん」
「こいつのカードだけ抜いとけば
大体の情報はわかるよね…」
「よし、」
「早く皆さんのとこ行k__」
「っ゙…?!」
「うーちゃん!?」
「い゛…って」
「なんだ、上の人に呼ばれたから
もっと強いと思ってたのに」
「なんだお前…」
「私はNo.01」
「一番最初に作られたロボットです」
「No.01って… あのNo.01…?」
「もういなくなったんじゃ…」
「いいえ、私はいなくなったのではなく
出なくなっただけです」
「その間施設で特訓をしたり
プログラムしてもらったりしていました」
「なにそれ…」
「まぁこの話を知っている人は
上の方々しかいませんしw」
「史上最強のロボットとも言われましたねw」
「っ…僕らのことどうするつもり?」
「そりゃあ」
「始末するまでです」
「はぁ…っ、はぁ…」
「あーあ、ロボットなのに
息上がってみっともないですねぇ」
「しかも3体1なのに負けてるとかw」
なんなのこいつ… 強すぎる….
「…さ、久しぶりに楽しめましたし…」
「私もそろそろお暇しないと
上の人に呼ばれちゃうので、」
やば… 僕の方来てる
どうしよう、体が動かない…
動け、動け動け…!!
「っ゛……!」
「… ロボットなのに
仲間意識あるとか… きっしょ、」
「ゔっ、」
「むいちゃん…!」
「お前… こんなことして楽しいか?」
「別に楽しくはないですよ」
「でも命令ですから、
従わないと自分が始末されますし」
始末… そうだ
「ねぇ、2人とも…」
「… なるほど…!」
「…そろそろ本気で終わらせていいですか?」
「時間がないのですg__」
「…っと、危ないですね、
不意撃ちしないでくれます?」
「っ、速い…」
「さっきの戦闘で
もう気づいているはずでしょう?」
「貴方阿呆ですか?」
「… 気づいてないのはどっちでしょうかw」
「…は…、?」
「ぅ゙っ、なんですかこれ、
いつ仕掛けて…!」
「一点集中しすぎですよ、01さん」
「足が動かなきゃ
どうしようもないですよね〜」
とりあえず拘束したけど…
「なんなんですか!
足輪刺激して足使えなくするとか!」
「てかほんとにいつ足輪に
あんなミニ爆弾仕掛けたんですか!?」
「そもそも3体1なのがおかしいです!!
卑怯じゃないですかぁ!!」
このザマである
いやあんなに強くて本性これ…? w
普通に面白いんだけどw
そりゃ上の人たちに好かれるわ…
「…ねぇ、君こんなことしたくないでしょ?」
「はぁ?なんですか急に…」
「上の人に言われて
やってるだけなんでしょ?」
「なんか楽しめたとか言っとったけど
楽しくないとか言って矛盾しとったしな」
「……」
「… そりゃあこんなこと…っ、
したくないに決まってるじゃないですかぁ!!」
「なのに、なんか勝手に上の人に
色々弄られて強くされて期待されてさぁ!」
「いやに決まってますよぉ!」
「え、いや泣かすつもりなかったんだけど…」
「う゛るさいです!!」
「私だって普通に人間みたいな暮らし
したかったですよ!!」
「… どーするこの子…」
「いやー、どうするもなにも…
こんなことしたくない言うとるしなぁ…w」
「それに早く行かないと
みなさん危ないよ…?」
「そうよな…」
「ねぇ、」
「な゙んですかぁ…」
「僕らに協力… してくれる?」
「なにが目的ですか…」
「僕らの目的は上の人たちをぶっ倒して
人間たちへの襲撃をなくすこと」
「…それができたら
人間みたいな暮らしできますか…?」
「うん、できるよ」
「…!やります!
上の人たちこてんぱんにします!」
「いや多分01さんの力だと
一瞬で上の人たち死んじゃうと思う…w」
「地下牢、ですか?」
「そう、場所わかる?」
「…絶対そことは言い切れませんが
ここだろうなという場所はあります」
「あと、処刑される…
とか言われたんでしたっけ?」
「そうなんだよね…
もう始まってたらどうしよう…」
「… いや、恐らくまだ大丈夫かと」
「なんで?」
「上の人たちは
決め事を守らなかった人は地下牢に入れる、
拷問する、処刑するで分けているのですが
拷問、処刑されている人、
なんなら地下牢に入れられている人すら
見たことがありません」
「それって…」
「はい、恐らく今まで
決め事を破る人がいなかったのでしょうね」
「なので拷問器具や処刑台なんて
持っていないと思われます」
「そうなんだ… よかった」
「…大丈夫とは言いましたが
まだ安心しないでください」
「処刑と言っても、
どのようにして処刑するのかはわかりません」
「もしかしたら
ロボットが処刑を行う可能性も
十分にありえます」
「え、それやばいんじゃ…」
「あそこには
レベル1程度のロボットしかいませんが
人間からすると
頑張ってなんとかできるぐらいの強さです」
「起動するのに時間がかかるので
まだ大丈夫だとは思いますが、…」
「… 急いだほうがいいかな」
「体力削られてしまいますよ」
「大丈夫、僕エネルギー持ってきた!」
「準備万端ですね… てかどこから出して…?」
「とりあえず状況確認だけでもしに行こーや」
「そうだね、早く行こ!」
「この辺りだと思うのですが…」
「広いなぁ…」
「あまり大きい音は出さないでくださいね」
「…せっま…、」
「仕方ないでしょう、
バレないように通るには
ここぐらいしかないのです」
「だからって通気口から…w」
「ここぐらいしかないんですよ!」
「うーんここは… 実験室っぽいですね」
「うわ、いろんなロボットいる…」
「なにあれ、羽生えとんで?」
「飛行用のロボットでしょうか…?」
「ジェットパックでよくない…?w
羽とか絶対邪魔じゃん」
「ボロクソ言うなぁw」
「…あ、ここっぽいですかね…?」
「ほんとだ、地下牢っぽい」
「出てみましょうか」
「誰もおらんな…」
「確か地下牢は3つあるはずなので
おそらくあと2つのどちらかにいるかと」
「じゃあ早くそっち行かないと…」
「…あ、ここ人いるよ」
「担当の方々は居ますか?」
「…いや、おらんな…」
「僕もいない…」
「…どうします、あの人たちも救出します?」
「したいところだけど… 人数多いから
あとでの方がいいかも…」
「流石にこの人数外に出すのはなぁ…」
「それもそうですね」
「でもここの人から
処刑始まったらどうする…?」
「…あ、僕通信機持ってる…!」
「これあの人たちの誰かに渡したら
大丈夫なんじゃないかな!」
「おぉ!でかしたいむくん!」
「なんで持ってんの…」
「なんかないさんに一応って言って
渡された〜」
「すいません…」
「えっ、あ、何者ですか!!」
「そんな警戒しないでください」
「僕らは貴方たちを助けに来ました」
「ほんとですか…!」
「はい、でも___」
「これをつけて何かあれば
呼んだらいいんですね…?」
「そゆことです」
「ありがとうございます…!」
「…あの人たちですか?」
「あ、そうです!」
「なんであの3人だけあんなに頑丈に
縛られているのですか?」
「…なんででしょうね?」
「えぇ…w」
「しかも3人しかいないですし…」
「皆さんが強すぎて
拘束されてしまったんじゃ…?」
「あ〜、それはあるなぁ」
「そんなに強いんですか…?」
「よく遊んでたんだけど
ロボットの僕でも馬鹿力やばかったよ…w」
「そんなに…」
「「「ないさん・いふさん・ゆうさん」」」
「…!え、なんでここに…!?」
「それに…No.01…?」
「説明は後でします、
とりあえずここから逃げましょう」
「ここまで来れば
もう上の人は来ないはずです」
「ありがとう…」
「てかめっちゃ
傷だらけじゃないですか…!」
「いやー実はね…w」
「ロボットが処刑しに来たんだけど
弱点わかってたからすぐ倒せちゃって…w」
「それで拘束されとったんやw」
「いや普通に危ないですよ…」
「死んでないから大丈夫!」
「しかも拘束されたけど
ロボット倒したおかげで
全然出てこうへんくなったしな!」
「てかそっちの話聞かせてよ」
「えー?ないさんたちから貰った
地図を頼りに上の人を探しに行ったけど
誰もいなくて
村に戻ったら01さんがいて
やられそうになって
まぁ色々あってここにきた!!!」
「…うーんよくわからんかった」
「えぇ…」
「01はなんでここにいるの?」
「上の人からの命令で
3人を始末してこいと言われたので
村へ行きました」
「そしてあともう少しで始末できる、
というところでやられてしまって、
そこで彼らが上の人を潰そうと
提案してきまして、
ぶっちゃけ私も
こんなことはしたくなかったので
彼らの提案に乗りました!」
「なるほど…?」
「どうします?みなさん」
「えー、ここにおってもすることないし
行くしかないやろw」
「危ないですよ…?」
「あそこって
レベル1以上のロボットいるの?」
「いいえ、あの施設にはいましたが
彼らが爆破させたのであそこにはいません」
「え、あの羽生えてたやつは?」
「あれはまだ実験中のロボットですので
起動することはないかと」
「なるほど、…」
「まぁ私たちは誘導係でもやるよw」
「…こちらほとけです、今から行きます
どうぞ」
「…ほとけさん!了解しました!どうぞ」
「なんで使い方知っとるん?」
「ないさんに教えてもらった〜」
「準備万端やな ないこw」
「いやー、なにがあるかわからないからね」
「役に立ってるみたいでよかったよw」
「ここです」
「え、めっちゃ人いる…」
「村の人達やんな…」
「処刑が始まる前に急ぎましょう」
「本当にありがとうございました!」
「あなた達は命の恩人です…!」
「いえいえ、そんな…w」
「まだ安全とは言い切れませんので、
もっと遠くに避難しておいて下さい」
「はい…!」
「…いふさんたちはどうします?」
「うーん…このあと君らはどーするんや?」
「私たちは上の人たちを潰しに行きます」
「…じゃあ私達も村の人達と一緒に行こうか」
「せやね、みんな任せたで!」
「はい!」
「早く上の人たち潰しに行きましょー!」
「なんやかんや
01さんが1番ノリノリやな…w」
「…ここです、」
「…上の人って何人ぐらいいるの…?」
「少ないですよ?
10人いるかぐらいです」
「そうなんだ」
「…じゃあ、開けますよ」
「…はい、」
そこからのことは、
ぶっちゃあんまり覚えてない
辺り1面火の海だったかなぁ…
唯一覚えていることと言えば、
上の人のリーダーの正体が…
01さんの本当のお父さんだったってこと
「…懐かしいなぁ…」
「懐かしいねぇ…」
「01さん元気かなぁ… 」
「結構遠くに行ったんだっけ?」
「そうそう」
「あの性格ならどこでも元気な気するけどなw」
「わかるw」
前の村は上の人たちによって
壊されてしまったけれど、
避難用?の村があったらしくて、
今はそこでないちゃんたちと
一緒に暮らしてる
避難用とは言っても、前の村に
劣らないほど凄いんだよねぇ…!
それでね?僕らってロボットじゃん
でもほんとは僕ら…
「お前らー!」
「おぉ、なんやなんやw」
「落ち着いて聞いてね…?」
「う、うん…?」
「…人間に戻れる薬ができた…」
「「「……えぇぇぇぇ!!??」」」
「ほんとに!?」
「ほんとほんと!」
「やった〜!!」
「でもな、副作用があって…」
「副作用…?眠くなるとかそういうのやろ?」
「それが…」
ロボットの時の記憶がなくなるの
「…え…、?」
「それって、大人組たちの記憶も
なくなっちゃうの?」
「いや、ロボットになる前の
記憶は復活するから、私たちのことは
覚えてるはずだよ」
「でもこの村のこととか、01のことは
忘れてまうんちゃうかな…、」
「どーする…?」
「どーする…、って…」
「…僕は戻りたいよ、人間に」
「ほとけっち…」
「…いむくんが戻るんやったら、僕も戻る」
「うん、りうらも」
「じゃあ、飲む?」
「あ、待って!1週間だけ待って欲しい…」
「1週間…?なにするんや?」
「えっと…今の間に
みんなでこの村まわったり、
遊んだりして…思い出残したい…」
「…いいんじゃない…?!w行こ行こ!」
「え、ちょ 今から!?」
「善は急げって言うやろ〜!」
「…ほんま、相変わらずやなw」
「ねー、昔と全然変わってないw」
「それがあいつらのいいところでも
あるけどな…w」
「じゃあ、せーのでいくで…?」
「うん…」
「せーの…!」
「…どう?」
「…特に…、?」
「えぇ?おかしいなぁ…」
「っ…、まって頭痛い…」
「効果出てきたか…?」
「んー…目の前真っ暗になってきた…」
「えーよ、そのまま寝とき
起きたら多分人間に戻っとるわ」
「…ん…、」
「みんな、ロボットの間…今までありがと…」
「…ほんま、こいつら…」
「最後に泣かしにきやがって…w」
「…こちらこそありがとう…、」
「…いむくんわかりやすすぎwこっちや!」
「ぁぁぁぁ!!負けた!!」
「なんでわかんの!?」
「ババ抜きやるとき
ほとけっち絶対顔に出てるんだってw」
「ほらなー!w」
「初兎もやぞw」
「あれぇ…?おかしいなぁ??」
「じゃあほとけは黒歴史公開やな!」
「最悪〜w」
「はいこれ、」
「…なにこれ?」
「なんかこの前部屋漁ってたら出てきたー」
「分厚いな…?w」
「…っ、なにこれww」
「僕も覚えてないんだよねぇw
いつ書いたんだろw」
「厨二病発揮してる時に
書いたんじゃない?w」
「かもしれないw」
「……」
「…大人組泣いとる…?」
「え、ちょ僕なんかしちゃった!?」
「いや…、大丈夫だよ…w」
「ほとけっちの成長凄すぎて
感動したんじゃない?」
「僕なんだと思われてんの!?」
「んははw」
最初のページ
これを読んでる僕は
なんにも覚えてないと思うけど
とりあえず今まであったことを
ここに簡単にまとめとくね!
僕らは今人間だけど、
元々人間で悪い人に捕まって
ロボットにされたんだよ!
今人間になってるのは
大人組のおかげだから、感謝の気持ちを
忘れないように!!
普通に村で過ごしてたら、
村の人達みんな捕まっちゃって
使える男の人はロボット、
女の人は研究員?にされちゃったらしくて
記憶はない状態にされたんだって
でもね、研究員の方は記憶がある人が
ちらほらいたらしいの
それの1部の人が大人組
なんか奇跡的に
僕らの担当?になれたらしい!
まぁその時点では
僕らの見た目は完全にロボットだったから
わかんなかったらしいけどね(笑)
ちなみに僕らのことをロボットにしたのは
上の人って(呼ばれてる)やつで、
世界征服をするために
こんなことをしたらしい
僕らは村にしか襲撃に行かなかったけど、
他のロボットたちは
他の国にも行ってたって聞いたよ
だから僕らの村も襲撃されたんだって
まぁ正確には襲撃される前に
大人組たちと作戦をたててなんとかしたから
襲撃はされてないけどね(笑)
まぁ結局村は破壊されちゃったから
今は避難用?の村で過ごしてる!
01さん元気かなぁ…
まぁこんな感じ!
分かりにくかったかな?(笑)
分かりにくかったら
他のページに詳しく書いてるから
そっち見て見て!
最後のページには
6人で撮った写真が沢山貼ってあった
ロボットだった僕
👤 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 🤖