テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
一話のmcfwやっと続きおもいついたよぉぁ
「社長はどう思います?僕、ふわっちに甘いですかね?」
〈そうですねぇ……〉
社長は少し考えてから、ニコッと笑ってこう答えた。
〈僕から見ても、だいぶ甘いと思いますよ?でも、不破さんもそれに甘えてるように見えますし、いいんじゃないですか?〉
《うわ〜〜やっぱり!!!》
僕は笑ってごまかしながら、ふと隣で座ってスマホをいじってるふわっちの横顔を見る。さっきよりもちょっと眠気がとれて、ふにゃっとした顔で動画でも見てるんだろう。指先がぴこぴこ動いてる。
可愛い。てか、もう見られてもいいかな、ってちょっと思ってしまった。
みんなにもバレてきてるし……。
「ふわっち」
『ん〜?』
「ねぇ、今日、うち来る?」
『へっ!?!?』
ふわっと赤くなる頬。耳まで真っ赤。
こういうとこがもう可愛いんだよ。
『も、もちさん、い、いきなり……!』
「……いや、さっき思ったんだよね。別にもう隠さなくてもいいんじゃないかな、って」
『えっ……』
「もちろん、無理に言うつもりはないけど。ふわっちが恥ずかしいなら、僕は隠すよ。でも、どっちでもいいよ。だって——僕のこと、好きでいてくれてるでしょ?」
『……なっ、なにそれ……』
「顔、真っ赤だよ?」
『う、うっさい!こっちはいま心臓バクバクやねんからな……っ』
そのとき——
《え?なに?えっ????今のって!?!?》
甲斐田くんの驚きボイスが響いた。
うわ、やっば、聞こえてた?
社長は吹き出しながら、ふたりに手を振って部屋を出て行った。
〈はいはい、青春はいいですねぇ〜〉
「……ね、ふわっち。今夜、待ってるから」
『〜〜〜〜っ!……しょ、しょうがないから行ったるわ!!』
「ふふっ、ありがと」
——たぶん、僕が甘いんじゃなくて、
この子が可愛すぎるのが全部悪いんだと思う。
コメント
4件
(おほ声)