今日もこの森に凍てつく風が吹いてくる。そして誰かの大切なものをまたひとつ、またひとつと失っていく。
これ以上何をかっさらっていくのだろうか。
この素晴らしい『人外』の世界で。
これはそんな大切なものを失った人外たちの物語。
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あの時僕は混乱して何も分からなかった。
熱い。痛い。僕が覚えているのはただこれだけ。
それと,,,,父さんと母さんが,,,,!助けないと,,,,でも身体中痛くて動けないんだ。
ごめん,,,,父さん,,,,母さん,,,,!
そうだ。あれから20年たったんだ。
僕は種族が狼男の陽炎。僕の人生はあの日を境に変わった,,,,。
あの日、僕の人生を台無しにしたのは『狩(かり)』と呼ばれている組織。
あいつらが,,,,僕たちの街を殺そうと家に火を放って焼き殺そうとしたんだ。
両親は僕をかばって狩達に切り殺された。
だから,,,,僕は復讐の道を選んだ。絶対に両親の仇をうつんだと。
今日は僕が子供だった頃の話をしよう。
僕は小さい頃はある街に住んでいて近所に住んでいる『ゆあ』っていう女の子と仲良く話をしながら登下校をしていた。ゆあは妖狐なんだ。今どこにいるのかすら分からないけど。きっとどこかで会えるって信じてる。
そんなある日だった。せっかくの休日。僕は両親と三人で家でくつろいでいた。
その時。いきなり街が騒がしくなった。僕らはあわてて窓から外を見た。
するとそこにいたのは—黒いロングヴェールを被ったシスター達だったんだ!!
彼らのヴェールには共通のマークがついていた。窓際で父さんになんのマークか聞いたら『,,,,あれは狩達だ!なぜこんなところに,,,,!?』と言っていた。どうやら狩と呼ばれる組織は僕ら人外を殺すことが目的らしい。その言葉と同時に玄関を突き破るおとがした。はっとして玄関を見に行った。するとシスターが三人大きな鎌を振り上げ家にはいってきた。
その時僕は,,,,
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ということで第一話でした!
次回はいよいよゆあさんが登場します!
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